2009年 北の大地へ Part4 上湧別町鉄道資料館

第5日目 10月26日

道の駅『かみゆうべつ温泉チューリップの湯』4:00→4:40湧別港5:00→5:20湧別川河口海岸6:00→6:30→上湧別鉄道資料館
6:50→7:30湧別町計呂地交通公園8:30→9:20佐呂間町交通公園9:45→12:00網走市鉄道記念館12:25→13:30北浜駅13:50→15:00止別駅15:05→19:00網走鉄道記念館

昨夜は、風が強かったのですが、車内温度6度で、何とか熟睡できました。オホーツクの朝は早い。約40年前に宿泊した国鉄の寮で、3:30に朝日を見て、びっくりしました。4:00、今日朝は、何としてもオホーツク海に上る朝日を見たい、撮りたいと早起きしました。道の駅『かみゆうべつ温泉チューリップの湯』から。湧別港までは、直ぐです。

朝の湧別港では、漁船が出港準備をしていました。
朝日を見える場所は、どこが良いのか、分りませんので、海岸沿いに車を走らせました。
ようやく、湧別川を越える辺りで、撮影に邪魔だった防波堤が消え、砂浜が見えました。外気温は、2度。晴れた朝方は、気温が下がってきます。あかね雲が広がって、朝日を上がるのを知らせています。

三脚を砂浜に用意して、じっと待ちます。その頃から、ぶんしゅう7号だけだった堤防の道には、車が1台1台と止まって、竿を持った釣人が、砂浜に下りてきました。旬の秋アジ(鮭)を求めて、ここは格好の魚場だったのです。


5:55、オホーツク海からの朝日が上がるショーの始まりです。寒さも忘れて、うっとりと幻想的光景に見入りました。これで、フェリーで見そこなった、朝日のリベンジは、果たせました。

納得して、来た道を戻り、『かみゆうべつ温泉チューリップの湯』に隣接する湧別鉄道資料館の見学です。途中でコンビニに立ち寄り、朝食の購入をしました。かつて近くにあった湧別駅を見たいと、コンビニの店長に聞きましたが、もう跡形もなく、別の建物が建っているそうです。訪れるのが、遅すぎたようです。
思えば、SL淘汰によるブームが過熱し始めると、今まで珍しい趣味を持っていますねと、熱烈歓迎された機関区や駅構内への立ち入りは禁止され、迷惑顔をされるようになるとともに、鉄道への情熱は薄れて、カメラは、子供達を写すだけとなりました。

情熱が復活したのは、中国です。鉄道は、国防上の機密とみなされ、誰も写そう、写せずの中での反発からか、自然と、目覚めが始まりました。
かといって、熱心な鉄ちゃんでもありません。専門的な鉄道に関する知識は、希薄です。こうやって、気ままに思うがままに、国内外を問わず、あえて予定をガチガチに組まず、気楽に鉄道に乗ったり、撮影したり、温泉に入ったり、地方のB級グルメを食しながら、時には地元の人と話し込んだりして、ぶらぶらと、一人旅をする事が、好きなだけです。決め付けは、最も嫌いますので、いつまでも、旅する自由人でいたいと思っています。



1989年、名寄本線廃線に伴い、廃駅となった中湧別駅に鉄道資料館ができました。


1969年(昭和44年)当時の道内時刻表です。

上湧別鉄道資料館に戻りました。ここは、かつて、名寄本線から網走への湧網線が分岐した駅でした。1日あたり42本ものDCが発着し、急行『天都』、『オホーツク』もありました。その他、9600型が牽引する貨物列車の発着もあって、中湧別駅は、この地区の交通の要所でした。

残念ながら、今は鉄道がなくなりましたが、綺麗に保存されている駅を見て、ほっとしました。
そして、次の目的地『湧別町計呂地交通公園』へと、向かいました。 Part5 へ続く