下関駅(韓国の観光列車番外編)

 

こだま752号 小倉駅 2019.5.2

釜山からは日本籍のはまゆうに乗り、5月2日木曜日の朝、下関まで戻ってきました。帰りは、こだま752号で小倉を16時47分に出て、新大阪には21時14分に着きます。5時間もかかりますが、もはや急ぐ旅ではありません。レールスター700系の2列シートは快適で、一般的な新幹線の5列シートとの差は歴然です。ゴールデンウィークですが、JR西日本の50歳以上限定のおとナビパスですと、小倉-新大阪で5730円です。時間がかかることさえ許容すれば、かなりお得感があると思います。 下関は今、優等列車は超豪華列車「トワイライト瑞風」くらいしかなく、かつて関門トンネルをくぐる「しおじ」「日向」「玄海」「つくし」などの昼行特急や急行が発着したのも、新幹線博多開業の昭和50年、1975年までですのでもう44年前になります。九州へ向かうブルートレインも平成の20年、21年くらいには、「なは・あかつき」「富士・はなぶさ」が無くなってしまい寂しい限りですが、ローカル列車は、115系の3000番台が集結しており、切妻改造の115系や105系、クモハ123の他、キハ47、九州からも415系が乗り入れるなど、なかなか国鉄車のバリエーションが豊富で楽しいのです。JR西日本のたくあん色への賛否はありますが、国鉄車を狙うのなら今、下関が熱い!といえる状況です。

下関にはJR九州の415系も乗り入れます。 2019.5.2

山陰線下関口の回送列車。迫力のキハ47系5連。
2019.5.2

小野田線から乗り入れる105系の3両目はクモハ123。旧型国電顔負けの百鬼夜行状態。
2019.5.2

クモハ123 下関駅 2019.5.2

これも立派な115系 下関駅 2019.5.2

115系3000番台 下関駅 2019.5.2

ひとしきり下関で駅撮りしていると、JR西日本のジョイフルトレイン「○○のはなし」が入ってきました。ラッキーなことに、指定も取れましたので、下関-小串とわずかな区間ですが、折角ですので乗ってみることにしました。かつて山陰本線下関口のジョイフルトレインとして、平成19年(2007年)から平成29年(2017年)までの間、キハ47の7000番台の2連を改造した「みすず潮騒」号が走っていましたが、この車両を改造し、平成29年(2017年)から「○○のはなし」として再デビューしたものです。この列車は、土日祝日に新下関を9時59分に出発し、下関、川棚温泉、小串、滝部、長門市を経て終点の東萩に12時57分に到着、戻りは東萩14時13分発新下関着は17時50分となっています。2両全席指定ですが、快速列車扱いで普通乗車券以外にはどこまで乗っても520円の座席指定料金だけというのは好感が持てます。キハ47系は全国で、ジョイフルトレインの改造種車となっており、各地で出会うのも楽しみですが、快速列車から特急やグリーン車扱いになっているものもあり、何でもあり状態となっています。この「○○のはなし」は、1号車のキハ477004が和風、2号車のキハ477003が洋風の内装になっており、JR西日本のウェブサイトによると『本州最西端の山口県(萩、長門、下関)は、日本と西洋をひき合わせるきっかけとなった歴史が息づくことから、内装は「西洋に憧れた日本(洋)、西洋が憧れる日本(和)」をコンセプトに、2両別々のデザインに。また外装には「洋と和をつないだ海」が2両にまたがり、この地の歴史を見守ってきた花として、「夏みかんの花」、「ハマユウ」をあしらいました。』と紹介されていました。今回の旅行では、韓国だけでなく帰国後もジョフルトレインに乗ることになりました。これからも機会があれば、こうした観光列車、ジョフルトレインも出来るだけ意識していきたいと思いました。

○○のはなし 下関駅 2019.5.2

○○のはなし 下関駅 2019.5.2

○○のはなし 和風の車内
2019.5.2

○○のはなし 下関駅ホームでの歓迎 力入っています 2019.5.2

下関駅(韓国の観光列車番外編)」への3件のフィードバック

  1. ブギウギさま
    釜山から戻られた際の下関駅の賑わい、楽しませてもらいました。“国鉄色撮るなら下関”ですね。私も高校二年生の時、初めて夜行急行に乗って降りたのが下関で、格別の思いがあります。キハ47の長大編成、クモハ123と105系の混結など、現在でも見どころいっぱいですね。不評のタクアン色も、順光できれいです。私は京都地域色の抹茶よりよほど好きです。ところで「○○のはなし」ですが、○○は伏せ字ではなく、これが愛称名なのですね。“まるまる”と読むのでしょうか、どうもJR西のジョイフル愛称名は、考え過ぎなのか、珍奇なものが多いです。

    • 総本家青信号特派員様
      コメントをいただきありがとうございます。〇〇のはなしは、構内ではまるまるのはなしとアナウンスしていました。変な名前と、とれなくもないですが、区間ごとに沿線自治体などが車内でクイズ、謎解きを披露するのが、〇〇のはなし、なのだそうです。クイズタイム迄に下車してしまったので言及しませんでしたが、また機会があれば終点まで乗り通して見たい列車であります。山陽路の国鉄電車は、タクアン色も慣れてきました。これでもよいのですが、いっそ全部湘南色に塗り替えたら、JR西の増収に寄与するのでは、と思っています。

      • ブキウギさま
        ご返答、ありがとうございます。やはり「まるまる」とアナウンスするのですか。たしか以前に「みすゞ潮騒」という観光列車が走っていましたが、この車両を再改造したのが、「○○のはなし」なのですね。さらに調べますと「はなし」にも落ちがあって、経由地の萩の「は」、長門市の「な」、下関の「し」をとって、「はなし」にしたとか。やっと納得しました。JR西の地域色、更新後は絶対「湘南色」で決まり!ですね。岡山の湘南115系も大人気だとか、さらに下関にもファンを呼び込んでもらいたいものです。

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