まだまだ続くよ、台湾鉄路への遠征その5

礁渓駅前の小籠包 なかなかいける

最終日の14日火曜日は、早朝に出て6時13分発の区間快速で八堵をめざす。その前に腹ごしらえだが、早朝6時から開いている小籠包の店でそそくさと朝食。65元にしてなかなか美味しい。

礁渓からは6時13分の区間快で1時間ほど乗り八堵まで乗る。区間快は、区間と控えめな名称ながら、莒光号なみに駅を通過し、めっぽう速い。台北には7時52分に着くので約1時間40分。客車列車の莒光号でもだいたい1時間50分かかるので、やはり電車は速いといえる。八堵では、またまたホーム端で八堵橋を抜けてきたEMU300型の自強号109次を撮り、乗り込む。

崎頂駅

莒光号 崎頂

莒光513次 崎頂

その後は、竹南の一つ手前の無人駅の崎頂で降り、風車をバックにE1000型の自強号や莒光号などを撮る。ラッキーなことに潮州へ向かう莒光513次の機関車は、日台友好の象徴ともいえる藍武士E212だった。関西空港行きのMM023便は桃園出発が18時55分なので、最終日であっても午後遅くまで使えるのは有り難い。台北に戻ってからは、桃園空港MRT(桃園国際機場聯外捷運)で空港まで35分。出発が遅い分、大阪では慌ただしい動きとなる。22時半に関西空港に到着後、あたふたと何とか南海電車の空港急行に間に合い、御堂筋線の千里中央行きの最終電車に乗ることが出来た。

終わりに、今回の撮影ではなく過去のものだが、文中で紹介した撮影地の写真を一部掲載しておく。

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龍港付近の好望角から EMU300の12連

烏樹林糖廠で保存されているディーゼルカー イベント等で曳かれて動くこともある

達信 今は架線柱が立ち、このような写真は撮れないという

達信

太麻里 ここも何度通ったことか

太麻里

まだまだ続くよ、台湾鉄路への遠征その5」への3件のフィードバック

  1. ブギウギ様
     台湾の鉄道情勢は大きく変わるんですね。
     私は以前新幹線が出来た後に一回きり台湾へ行っただけです。その時は台北から高雄へ新幹線で、帰りは自強号で台中へ、新烏口へ普快車でそこから再度新幹線で台北へと戻っただけで、機会があれば東側を巡ってみたいと思っていました。今は架線が張られているんですね。これからは見られない思い出の写真の数々を有り難うございました。
     ところで、私は急行である呂光号(草冠が付いていない、ごめん)
    に乗ったことがありません。客車急行での旅情は如何ばかりかと思います。お願いですが、車内の写真や乗り心地そして雰囲気などをお教えいただけませんか?よろしくお願いします。

  2. マルーン様
    畏れ多くもコメントを頂戴し有難うございます。厳密には日本と全く同様のものはありません。源流は1970年頃の観光號からのようで、ごく初期は日本製造だったようです。車体は、同じ頃の14系座席車同様、空調付きの大型の固定窓ですが、14系は、張り上げ屋根で車体の裾をすぼめ、屋上に分散型クーラーを載せる分天井も低くスタイリッシュですが、台湾の莒光号客車は、屋根が深く、クーラーも床下にあり(後年のものは違う)もう少し雑型客車に近い形状に見えます。製造年が長期に渡り、初期の台車は枕ばねが金属バネ、少し時代が進むと空気ばねに進化しています。1990年代後半の10000台を名乗る形式からはもっと近代化され、自動扉化とクーラーも天井に載せるなど近代化が図られています。さて、乗り心地ですが、雑型客車のように、発車時に連結器を引き出す衝撃も無く、静かで乗り心地も良好です。制動時の空気ブレーキや停車時の静寂は、まさに客車の世界といえます。

  3. ブギウギ様
     早速に有り難うございました。
     まだこの列車が走り続けるならば、架線柱があったとしても、是非乗ってみて旅情を味わいたいと思いました。

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