まだまだ続くよ、台湾鉄路への遠征その4

玉里客城1號橋 莒光602次

自強306次 DR3100型

瑞穂からは、7時19分の自強306次で玉里まで乗る。この列車は、ディーゼルカーのDR3100型、日本車両製である。まだまだ新しい車だが、全幹線電化完成後はどうなることだろうか、と思う。玉里では、赤い客城橋梁をバックに、荷物客車を3両連ねた花蓮発台東行きの莒光602次を撮る。その後は、慌ただしく玉里8時43分発の自強411次のプユマで新城まで1時間ほど。プユマ号のTEMU2000型は、台鉄最新鋭の特急電車で日本車両製。TEMU2000型は、東部幹線台東電化から就役し、新幹線N700系と同じく空気ばね台車による車体傾斜式車両で高速を誇る。西武幹線にも投入され、最速の列車では台北―高雄371.5キロを3時間33分、評定速度104.6キロで走破する。JRと同様、狭軌なのでかなり速いといえるだろう。新城では、レンタサイクルで10分ほど走り、南寄りの跨線橋から列車を撮る。新城のレンタサイクルは、ごく普通の貸自転車屋なので、無人のクレジットカード読み取り機よりも安心感がある。雨が降ってきたので合羽も貸してくれたのはありがたかった。

新城付近 貨物列車

新城付近 E1000型自強号

昼の牛肉麺

跨線橋では、貨物や復興号、自強号など飽きることなく多くの列車を撮る。終わりころになってやっと晴れてきた。昼ご飯は、新城駅近くで牛肉麺を食べる。固めの縮れ麺に醤油味ふうのスープがなかなかいける。新城から崇徳までは区間車の電車列車で行く。この区間は、本数が少なく2時間に1本しかない。崇徳から歩いて15分ほど、和仁寄りに海の見える絶景ポイントがある。13時33分に着いてから次の列車の16時3分までの間、撮影をする。この間、貨物列車、自強のタロコ号、莒光号などを撮る。荷物列車3両を後ろに繋いだ莒光653次も北上していく。

崇徳―和仁 復興号

崇徳―和仁 貨物列車

崇徳―和仁 TEMU1000型タロコ号

崇徳―和仁 莒光653次

礁渓温泉の夜

この場所は、南下列車しか撮ることが出来ないので、北上する莒光号は先頭の機関車側は撮れない。崇徳から区間車で南澳まで乗り、17時6分発の自強229次、タロコ号で礁渓まで35分である。タロコ号はTEMU1000型電車で、日立製作所製である。このTEMU1000型は、JR九州の885系がベースになっているのはよく知られているところで、同様に強制振り子の車体傾斜式を採用している。受け止め方の違いかもしれないが、885系かもめの方が内外装は尖っているというか個性的で、タロコ号の方がオーソドックスな万人受けするデザインであるように思う。礁渓温泉は、台湾有数の大きな温泉観光地である。ホテルも多く、食事をする店の他温泉のスパ施設、プールやマッサージ屋など歓楽街の様相を呈しており賑わっていた。宿は古びているが、落ち着いた渋いホテルで、客が少なく温泉は貸し切り状態であった。デカンショまつり号さんと最後の夜の宴会を楽しむ。

台湾は海に囲まれ魚介類も多く、食べ物は美味しいと思う

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まだまだ続くよ、台湾鉄路への遠征その4」への4件のフィードバック

  1. 崇徳はクモハ73106さんに教えて頂いた場所ですね。国道のガードレールを越えて、けもの道のようなところを通ってあの場所に行くわけですが、よく見つけられたものと思います。山が海に迫っていて本当にいい場所ですが、夏に行った時は虫が多く閉口しました。駅から歩けば15分くらいかかるのでこれも夏はつらいものがあります。

  2. 大津の86様
    コメントありがとうございます。仰せの通りよくあの行き方を開拓されたと感心しました。全くけもの道同然ですが、地元の方はよく出入りされているので、よく知られた撮影地なのでしょうね。夏にも撮ったことがありますが、あまりの暑さで影がないので倒れそうになりました。

  3. 3月の中旬から家内と共に三十年ぶりに台湾の旅を楽しみにしていましたがキャンセルになり、やむなく国内旅行に変えて信州・別所温泉へ切り替えました。すると上田電鉄別所線の鉄橋が落ちて運休とのことでトコトンついてない三月でした。
    この投稿で行った気になりました。

  4. 米手作市様
    コメントを頂き有難うございます。3月の台湾行がコロナで無くなったのはさぞ大変残念な思いをなさったことと痛み入ります。また行くことが出来る日が一日も早く来ることを願うばかりです。

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