2021年最初の鉄旅 新快速のAシートに乗る

2020年暮れに上越、奥三河と久しぶりの鉄旅を楽しみました。移動には青春18きっぷを使いましたが 、”トホホ”になりました。買って2回分しか使用していない18きっぷを宴会場で紛失していました。
翌日まで紛失を全く分からず、たまたまW田さんと今日の予定を話している途中で判明しました。しかし幸運なことに拾得された方がおられ手元に戻るはずだったのですが、預かっておられた方があろうことか紛失されるという二重の紛失事件になりました。

 

その方からは申し訳ないと未使用分相当額を返却頂きましたが、青春18きっぷの旅を確定していた私は、新たに購入せざるをえなくなってしまいました。当初は次の予定もあって1回分だけ残るはずだったのに新たに買ったので3回分が残ってしまう結果となりました。
コロナ感染状況が拡大化してきた中、ステイホームに心掛けないといけません。いつもなら未使用きっぷを買ってでも行くところですが、今回はまだ使用できる期間も長いので売れるだろうと市内中心の四条烏丸にあるチケットショップに電話しますと、今日なら6,620円で買い取らせていただきますと提示されましたので早速車を飛ばして行きましたら、店員の方より「すみません、間違っていました。コロナ騒動できっぷの需要が低くなって格安になっていました。先ほど提示させていただいた買取価格は通常価格で、今は半値以下です。私の勘違いで申し訳ありません。」と謝罪されました。
電話で聞いた段階で商談は成立しています。それはおかしいとするところですが若い人がミスを正直に詫びているのを追求するのは人生の先輩としては出来ません。間違いは誰しもありますと言い残して売らずに引き上げました。
しかし、3回分残、使用期間残3週間もあるが価値のなくなったきっぷをどうするかです。捨ててしまうのももったいないが、使用するには感染拡大化の現在、リスクが大きいと思案を重ねました。

検討を重ねた結果は、空いていて3密にならなくソーシャルディスタンスは保てる乗車方法としては、2019年3月16日から運用されていますがまだ乗っていない新快速のAシート車両初乗車でした。


▲ 先ずはJR西日本のHPから運行されている列車ダイヤを見ますと、網干始発で1日2往復が確認できました。7:22 の始発は、長岡京からでは間に合いませんので選択できるのは折り返し運用の野洲 10:59 です。ラッシュを避けられますのでこれならコロナ対応にも良いと決めました。

 

1月6日
① 長岡京 9:55⇒10:43 野洲

② 野洲 10:59(新快速)⇒13:02 姫路

10:43 ちょっと早めに野洲に到着。Aシート用に設置された特別な表示がないかと探索です。
▲ ホームの9号車乗車口にはAシートの案内表示がありました。片側3扉の車両ですが真ん中ドアは封鎖されていますので乗車口はありませんとの表示です。

▲ 座席は46席(着席料 500円)ですがですが、うち12席は指定席(840円)とされ、ネットe5489予約(600円)もできます。

▲ 発車直前の車内の様子です。多分鉄ちゃんらしき若者が4名乗りこみました。大阪寄りの3列が指定席になっていますが利用者はありません。

車内を見て異質に感じたのは中吊広告がない事です。随分すっきりとしています。昔、阪急が2800系特急の頃も中吊広告はなかったので高級感が出るのを感じました。

▲ 真ん中ドアは小浜線を走る125系同様に封鎖されていて、座席シートが設置されました。Aシートが無駄となればいつでも他の車両たちと同様にできる改造準備は万端です。

▲ 設置されたリクライニングシートは幅450mm、そしてリクライニング角度が結構あり、特急並みの座席ピッチ 970mmと足も延ばせて、とても快適です。飲み鉄旅が多い私にとっては日本酒を置けるテーブルがあるのは大歓迎ですね。早く敦賀行きにも投入してもらいたいものです。

▲ Wi-Fiがあるのも良いですね。ただ、タブレットで接続してみましたが遅く、切れる事も多く不安定です。改良を望みたいところです。

各シートの肘置きには100Vのコンセントが付いていました。これも便利ですが、どうせならUSBポートも欲しいですね。どちらかというと、こちらの方が喜ばれますよね。

 

▲ 京都寄りの乗降ドア近くには大型スーツケースが置けるスペースが設置されています。

カレチは若い女性と思っていましたが残念ながら男性です。野洲始発から乗務されていてすぐにAシート乗車整理券の発券に来られました。
停車してお客が乗車されるたびに発券されておられました。
こういった業務内容なら津軽鉄道、えちぜん鉄道や、丹後鉄道におられるアテンダントの方が適していると思いますがいかがでしょうか。

 

乗客は京都から10人があり、15名になりました。大阪で半数が下車されて4名が乗車されましたが三ノ宮でまた半数が降りられました。以降、乗車客はなくそのまま終着の姫路まで向かいました。

 

カレチさんにお聞きしますと朝の上りと、夜の下りの乗車率が良く、満席になった事もあったそうです。満員の列車でしたら快適に座れるAシートは魅力です。仕事後の帰宅の際もビールでも飲みながら乗車できるのは癖になりそうに思えます。
まずまず快適だった乗車でしたが、私的にはできればJR東日本から2階建てのグリーン車を借りてもらいたいと思いました。何度か乗車しましたが乗り鉄としては高めから見る車窓がいつもとは違って新鮮に感じました。評判は2階建ての方がいいと思いますよ。新製するのでしたらどうせ近畿車両になるでしょうから製造ノーハフはビスタカー製造で十二分にあるはずです。以前から新快速に2階建て車両が欲しいと願っていましたのでお願いしたいと思います。

▲ 13:02 姫路に到着です。下車してすぐに食べるのは、姫路駅名物の「まねきの駅そば」です。直江津で食べた和風中華そばとは麺が違って中細のストレート麺です。もう一度食べ比べてみないと分かりませんが直江津のちじれ細麺の方が好きかも・・。

 

③ 姫路 13:57(新快速)⇒14:20 明石
三ノ宮に勤務している時は仕事でよく来た姫路ですが久しぶりです。駅前の商店街を少し散策してから明石へと戻りました。

▲ 14:35 明石に来たなら食べなきゃいけないのは玉子焼き(明石焼き)です。いつも行くのは海に近い「きむらや」です。昼はとっくに過ぎているのに各テーブルには客がおられて大繁盛です。食べ終わってもすぐに次の客が入ってきます。
20個で900円は安くはありませんが出汁に入れてトロっとした味わいは癖になっています。自宅には明石で買った銅板手造りの明石焼き器があります。よく飲んで帰った時に自宅で〆に作ったりしました。今もいつでも食べれるようにと小麦粉と一緒に入れる「でん粉」と冷凍にしたタコは冷凍庫に保存してあります。出汁はうどん出汁で代用できますが香りで入れる「セリ」は季節ものでいつもスーパーにはないのが残念です。

 

④ 明石 15:20(新快速)⇒16:16 高槻 16:20⇒16:31 長岡京

15:20 明石の海鮮市場街の「魚の棚」では仕事帰りによく新鮮な魚を買って、直帰で帰宅しましたが今日はお正月とあって店も全部開いていません。昼網で採れた魚も少なく食指は動きませんでした。

 

今日はこれで終了です。3密、ソーシャルディスタンスも守れての乗り鉄旅でした。
まだ青春18きっぷは2回分あります。明日はどこへ行けるだろうかとタブレットを広げて思案の帰宅でした。

2021年最初の鉄旅 新快速のAシートに乗る」への2件のフィードバック

  1. 片道100km通勤者です。このシート設定によって着席機会が喪失された方も多いと思います。
    JR東のように増結対応であれば認容できます。
    この試行はどうかと思います。
    とあれ、夕刻、時間が合うと乗ってしまいます。大阪からの担当車掌さんが、石*さんと*科さんのコンビが多いのも何かのシャレかと。
    いずれにしても、増やして欲しくないですね。

    • 12両編成の車両が1両抜けたということですね。通勤時間帯で編成数が突然減少して昨日まで着席できたのに立たざるを得なくなったのは私も経験しています。
      12両編成が10両編成になっていました。仕方なく前後の列車を体験して着席できるかどうかを試したものです。
      もっと昔では、快速にグリーン車が廃止された時にはこれで着席できるようになるのかと期待しましたが当時はその程度では混雑率が減少するような状況ではなく期待は裏切られました。
      鉄ちゃんとしては新しい車両が増えることは魅力的ではありますが、実際に乗車している方にとっては毎日のことです。魅力的ではすみませんね。

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