中国版新幹線の最新情報

お読みになられた方も多いかと思いますが、今日朝の朝日新聞に「最速鉄道 中国ブレーキ」の掲載がありました。これはすでに4月21日にデジ青に掲載させていただいた中国版新幹線のスピードダウンとVIP個室(コンパーメントの誤り記事)取りやめについてですが、大朝日新聞がこれほど遅いニュースを取り上げたのか不思議でなりません。

北京南~上海虹橋間を結ぶ1,318キロの京滬高速鉄道についての最新情報は、

①開業日は、更迭なった劉鉄道大臣が昨年12月に発表した6月中旬予定が、南京南駅工事遅延のため未発表状態になっています。

②しかし、7月1日に時刻大改正があるため 中国鉄道局としては何としても6月末での開業に持ちこみたいようです。

③豪華で高額運賃(1500元=約18,750円)が予想されているVIP車はコンパーメントを外して、フルフラットシートはそのままに1+2列で配置され運用になるようです。既に現地情報があります。また実際に見てきました。

④運用される車両は、16両編成のCRH380AとCRH380BLの2種です。最高速度300km/hで、約5時間で結ばれる予定です。

最速350km/h高速鉄道について、北京南~天津間の京津城際鉄道と杭州~上海虹桥間の滬杭高速鉄道は、そのまま高速走行を継続する予定です。

▲ 6月1日、上海虹桥駅で発車を待つCRH380BL。既に滬杭高速鉄道で運用についています。但しVIPフルフラットシート車(商務車)は、カーテンを下ろしたままで乗客を乗せていません。左上は、運転席真後ろにある展望車。5席のみの鉄ちゃん専用席です。開業時は両方とも是非に乗車したいものです。

また6月1日より切符を購入する際は、飛行機と同様に人民は身分証明書、 外国人はパスポートが必要となりました。これにより外国人は切符自動販売機では購入できず、窓口に並ばなければならなくなっています。
これは、横行するダフ屋撲滅を目的にしておりますが、反政府分子の鉄路乗車移動を規制する目的にもなっているといわれています。

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