イヤというほど伊予鉄道し


ぶんしゅう旅日記で盛り沢山伊予鉄道の路面電車が披露された。坊ちゃん列車(のダミイ)が健在なのは嬉しいが、ディーゼルエンジンをボイラー(もどき)の内部に隠し持っているから、本来丸いはずのボイラーの裾が広がっているのは仕方がないか。

ところで拙老も松山は確か2回行っているから、電車の写真もあるはずと、すっかり乏しくなった記憶を基にネガを探すと、自分でも吃驚するほど出てきた。どうしてそれだけの時間とエネルギーを、非電化線=横河原線、森松線に投じなかったのか、今頃になって悔しく思っても後の祭り。

で、折角だからというより、自分でもすっかり忘れていた路面電車を「イヤ」というほどご高覧に供する。うんざりする? そう、年寄りは、嫌がらせが大好きなんじゃよ。

説明は乙訓老人にお任せしよう。8は秋保電鉄に同型車がいたのを以前ご覧頂いた。また2軸車末尾の20代は、食パン屋根で、しかもでっかいグローブベンチレーター(ロクサン並み?)が載っている。元来グロベンは雨宮が大好きで、小型のグロベンを花巻の2軸サハに載せていたし、ガソリンカーにも採用していた。撮影は1955年3月17日と1957年3月10日。


















イヤというほど伊予鉄道し」への4件のフィードバック

  1. 私が、まだ小学校に入った頃の写真とは、びっくりです。ありがとうございます。
    7号車が、旧大阪市電401型ですね。呉市電から譲渡された3号車の写真は、ありませんか。掲載いただいた51,54,58は、改造されていますが、まだ健在です。
    土佐電も行って来ましたので、只今編集中です。投稿を予定しております。

  2. 22と24が最高に面白い。
    あの体躯で切妻とは。
    熊本電鉄のサハにも木造テンプラの切妻車がありました。
    応急車とはいえ、こういう余裕のなかったデザインが
    昭和40年代の終わり頃まで地方で生き残っていました。
    あと京成の戦災復旧車の貫通ドア、激狭の車両とか
    それから富山地方鉄道で1960年代に入って作った103系似のクハとかありました。

    こんなことを書く気になったのも113や115の短編成化で片面を“ぶった切った”
    ようなMcやTcが昨今急に見られるようになったからです。
    あれは何かと言うと廃車まで余命もしれてるけど、長い編成で走らせてると
    「上の方から文句が出る」というのでああいう工作をしてご都合主義の
    産物ができたことに他ならないからです。
    それと労働の現場に対する軽視、運転士の聖域もあったもんじゃない。
    いまの時代の労働観が如実に現れていますよね。

    戦後間もない頃の混乱期と、今の時代は似ている、いやそれ以上に
    仕事の内容状況は悪いかもしれない。
    国鉄の時代にはちょっと考えられませんですね。まあそのまま長い編成で
    空気を運んでいてくれたので旅をのんびり楽しめたのですが。

  3. 出て来い出て来い池の鯉ならぬ「竹薮に埋もれたる老人」は多忙極めており、大人の誘いに即座に対応できなくて申し訳ない。まずニュース、一昨年から噂に上った阪急6300系、
    昨年暮にお披露目あったが、予定通り4月に入り嵐山線で3本が軽量編成で走り出した。西向日駅構内、西京極周辺の築堤の桜は未だ3分咲き位だが、4/4は晴天との天気予報。一気に満開となりそうだが、4/5日曜は雨天らしい。ならば6300系4連の出動もあるかも……。花見日和となると朝夕以外は6連が嵐山線の定番。4/4も人出によっては6連のお出ましになるかも……。いよいよ2300系の終焉迫る。寂しいなぁー。
    伊予鉄4号車は元呉なり。3号車も同じ。元大阪市電は箱だけ。走行装置は全て戦災車のものを再利用した。いずれ和歌山の蒲鉾をご覧に入れよう。今週末は東上する。4/5、うまくいけば哲男君と飛鳥山をバックに都電8800系が拝める、となってほしい。

  4. TVの天気予報では、土日が雨と出ました。聞いた瞬間には、また旅支度をしていました。リベンジの四国ですが、まだ桜前線は、止まったままです。乙訓の老人からの問い合わせですが、伊予電の郊外線には、京王帝都の3000系は、入線していません、現場では、まだ公表していないふりです。いつ来るか、現場では不明と、言います。30両ともなると、まず1年では、無理ではないでしょうか。超低床式のLRTも、1年に1~2両の購入です。まだまだと思います。

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