復活予定C6120撮影失敗記

 ロギング太郎氏からボイラーを焼いてしまったD51498と交代でC6120が復活するとの報に接し、早速、同機の保存場所である伊勢崎市華蔵寺公園を訪問した。同機現役時代の撮影失敗記録と伊勢崎で保存中の姿を報告する。C61はご存知D51のボイラーを使って新製した旅客用機関車でD52のボイラーを使って新製したC62と考え方は同じと思われる。従台車が2軸のハドソンで自動給炭装置を持っている点も共通。東海道、山陽の特急牽引で華々しい活躍のC62に対して、C61は東北が主体で一部九州での活躍は特急も牽引したとは言え、やや影が薄かったことは否めない。しかし、人によって好みは異なる。特にC61のサイドビューは限界一杯のC62に比べバランスがよくスマートに見える。C6120はD511094のボイラーで1949年三菱重工製で、丁度総本家青信号特派員氏と同世代。同機を最初にキャッチしたのは1965年9月1日、現在廃線となった浅虫海岸で一ノ関発531列車牽引の姿。所属は仙台区。編成主体で機関車が小さくて何号機かよくわからないので割愛。この日の午後青森機関区に立ち寄ると同機が休息中であったが、光線具合が悪く、影が出来て、前半分のみ。青森から夜行で花巻に出て釜石に向かい、D50を撮影。宮古でラサ工業C108に乗り撮り。盛岡宿泊後9月3日盛岡始発の臨時急行「ひめかみ」に一ノ関まで乗車。この時の牽引機がC6120。言い訳ばかりになるが、この時のフィルムは湿気等でひどいもの。しかし、古い昔なので敢えて掲載する。一ノ関で下車して機関区と峠の撮影に向かうが、この列車、7分停車なので走れば発車のシーンに間に合うと思い懸命に走る。汽笛が鳴り、適当な所で妥協せざるを得ない。お見苦しい出発シーンであるが、鉄橋の工作物で足回りが見えず、おまけに電信柱ばっちり。同機はその後、宮崎に転属した。1972年4月30日、佐土原にて再度、旅客列車牽引の姿をばっちり撮影。ところが、何と馬鹿なことをしてしまった。そのフィルムで野上の元阪神車を撮影して二重写しの大失敗。この時、同行したロギング太郎氏、千葉県在住のボイラーK氏は撮れているはず。最後に、静態保存車には興味が無かったが、そいつの現役時代と対比すると面白いなと感じるようになってきたので今後はそれをやるつもり。元大洋、巨人の屋敷要氏も保存機を撮り歩いているようだ。最後に伊勢崎市華蔵寺公園の同機はヘッドライトが不細工であるが、保存状態は良好に見えた。最近脚光を浴びているブルートレインの「北陸」「あけぼの」の撮影後に訪問したが、この公園は9時開園なので早朝到着は要注意。イベント列車は嫌いだが、この機関車のサイドビューの流し撮りはやってみたい。

”]

1965.9.1 青森機関区に休むC6120[仙台]

 

”]

2009.4.13 伊勢崎市華蔵寺公園に保存中のC6120 ライトがみっともない

2009.6.13 後方から見たC6120区名札は「宮」の表示 復活できそうな姿

2 thoughts on “復活予定C6120撮影失敗記

  1. 準特急さま、いつも時宜を得た投稿、楽しく拝見しています。団塊世代の二、三歩先を行く終戦直後派の戦闘的鉄道写真家にも、こんな隠れた失敗談があったのですね。私も数々の失敗を重ね続けて、先ごろ目出たく還暦を迎えました。
    それにしてもC6120が復帰するという噂は聞いていたものの、こんなところに保存されていたとは知りませんでしたし、すぐに撮りに行かれる準特急さまの行動力には毎度のことながら感服いたします。整備状態は良好のようですね。私も同機は、青森機関区所属時代に、奥羽線碇ヶ関などで撮った記憶があります。その後、宮崎転属後もたぶん撮ってはいると思いますが、どうも記憶が薄い機関車に映ります。同じハドソンでも、C62は別格、C60は、C59に馴染みの薄かった私にはC59の姿に重ねて追いかけたものです。その間のC61は、どうもスタイルも中途半端で、印象が弱く、しかもいちばん華やかだった東北本線時代をほとんど知らないことにも起因しているかもしれません。
    蒸機になると、お互いに留まるところを知りませんから、今日はこの辺にして、またお会いできる日を楽しみにしております。

  2. 総本家青信号特派員様
     蒸機撮影が本流の特派員様より早速のコメント有難うございます。C61は「はやぶさ
    」で有名でしたが、東北本線では「はつかり」のC60との重連が趣味誌に載り、この重連にあこがれのようなものを持っていましたが、後年これがDRFCの大先輩Sさんの作品であることがわかり驚きとともにさすがと思いました。蒸機の世界ではNさん、Uさんに続く方です。しかし、Sさんの好みは意外でしてD50とD52の戦時設計とのこと。DRFC-OBではC56がお好きな方が多い中で、特派員さんは多分旅客用C59、C57あるいはC62がお好きだと推察いたします。C61はD51のボイラーを使っている分、横から見るとスマートで、と言うことはD51もそれなりにスマートだということですが、C57の最終戦後型にも少し似てハンサムボーイだと思います。イベント列車は嫌いですが、若し、復活したなら、そして小生の足腰が耐えられるなら、罵声の飛ばない場所でサイドビューの流し撮りでもやろうかなと考えています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください