鉄道にゆかりの深い寺院のこと

現在 特派員殿の京都市電の写真展が京阪七条近くのギャラリーで開催されていますが、その開場を待つあいだ 早朝に祇園から高台寺、かつて暮らしていた五条坂界隈を散策しました。我々の現役時代のコンパは円山公園内の円山観光会館(通称 マルカン)で行われることが多く、少ない肉の争奪戦のスキヤキコンパのあとは祗園の石段上での万歳三唱が恒例でした。今回 石段を登ってふりむくと少し左手にカーブした四条通の雰囲気は少し残っていました。八坂神社を抜けて円山公園に入り マルカンを探してみましたが どこにあったかわかりませんでした。そして観光客気分で高台寺あたりを歩いていると「月真院」というお寺の前に「鉄道先覚者 谷暘卿(たにようけい)先生墓所」という小さな石碑があるのを見つけました。恥ずかしながら 谷暘卿なる人物のことを全く知らず、月真院の門もくぐらず、石碑の写真だけを写してその場を去りました。

月真院門前

月真院門前

谷暘卿先生 墓所を示す石碑

谷暘卿先生 墓所を示す石碑

帰宅して「谷暘卿」なる人物のことを調べてみました。 文化14年(1817年)10月5日、丹波船井郡の郷士の子として生まれ 後に京都で産科・眼科を開業。明治維新後は、新橋-横浜間の鉄道建設建白書を提出したことで 鉄道先覚者と呼ばれるようになったことを知りました。明治18年7月15日享年69才で亡くなられ 高台寺塔頭のこの月真院に埋葬されたそうです。そんな関係なのか 国鉄時代にはこの月真院で安全祈願祭が行われていたそうで、鉄道にゆかりの深いお寺とも言われているそうです。更に「リニアを京都へ」という誘致活動に高台寺執事長さんが関わっておられるとか。それはともかく 鉄道を趣味に永年過ごしてきた者として そのルーツについての浅学を反省させられた東山散策となりました。

鉄道にゆかりの深い寺院のこと」への4件のフィードバック

  1. 管理人さま
    いつもお世話になります。先の準特急殿の投稿もそうなのですが、今まで通り写真を挿入したところ縦伸びの画像になってしまいました。写真のデータ容量が大きいためなのか、やり方がマズいのか、写真の正しい貼り付け方を教えて下さい。

  2. 管理人Jrです。Wordpressのアップデート時に投稿画像の縦解像度が最大700pxに変更になったためだと思われます。とりあえず上記設定を最大600pxに下げさせて頂きました。

    ちなみに以下の方法で手動で縦解像度を変更できます。
    1.投稿画面で画像をクリック、左上の鉛筆アイコンをクリック。
    2.サイズからカスタムサイズを選択。
    3.指定の縦解像度を入力する。例:600px、500pxなど
    4.更新ボタン/公開ボタンをクリックして記事を反映させる。

  3. 西村さま
    昨日は遠路お越しいただき、ありがとうございました。連日、パラパラですが、さまざまな方がお越しになり、私も皆さんとの対話を楽しんでいます。今日も、乙訓老人に連れ回され?数時間掛かって会場から帰ってきました。
    高台寺の石碑のことは、京都に65年住んでいる私でも全く知りませんでした。たいへん興味深い発見ですね。西村さんが信条とされるフィールドワークの重要性を再認識しました。車両や撮影と言った、狭い範囲の鉄道趣味活動ではなく、もっと広範な立場で鉄道を楽しむ、これぞ“大人の鉄道趣味”だと感じました。

  4. 特派員殿 うれしいコメントありがとうございます。有名な撮影ポイントにわざわざ出かけて だれが写しても同じアングルの写真を撮るより、近場で自分のフィールドを持って 四季のうつろい、人々の生活に溶け込んだ鉄道風景を記録することに充実感を感じるとの特派員殿の思いに全く同感です。また たとえ来客がパラパラでも熱心に見て下さるお客さんとの会話も かけがえのない時間であることを会場で改めて感じました。「発信」に対するご褒美なのでしょう。

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