定刻より約1時間50分も遅れる事9:50にアルゴ・ドゥイパンガ号(Argo Dwipangga)は、ようやくガンビアを発車しました。
ガンビアGambirからソロSolobalapanへ向かうには他にも3本の列車があります。
① ARGO DWIPANGGA 08:00⇒16:35(所要;8時間35分)
② BIMA 16:45⇒01:53(所要;9時間15分)
③ GAJAYANA 17:45⇒02:46(所要;9時間01分)
④ ARGO LAWU 20:15⇒04:45(所要;8時間30分)
今回は車窓を見てみたいので昼間に走行する①を選んだわけです。
※ 参考:インドネシア鉄道 Kereta Apino公式HP http://kereta-api.co.id/
▲ 私が乗ったエクセクティフ(Exsekutif)、日本でいえば1等車の車内です。空調の効きもよく、シートピッチも十分でリクライニングできる厚いシートの座り心地は快適です。これで8時間35分も乗ってRp304,000(約2,393円)とは格安です。トイレも余裕のスペースでホテルにもある手動ウォシュレットが備わっています。
▲ 11:46 チカンペック(Cikampek)駅構内に並べられたディーゼル機関車の数々です。
本線に直角に置いてありますので静態保存展示されているように見えましたが、相当腐食しているようです。屋根の下に入れるかしないとダメですね。
CC300形3両、BB306形2両、BB304形4両、BB
300形2両、BB303型1両が置かれていました。
▲ 11:51 発車して約2時間、ようやく周囲は水田地帯になっていきました。
▲ 時折、水田の中に養魚池らしきものもありました。ウナギ、それとも鯉系の魚なのでしょうか。
▲ 12:08 今度は電車たちですが、こちらは静態保存ではなく墓場です。この中には日本ではまだ走っている車両もあるのではないでしょうか? ミャンマーと同じく使い捨て感もありそうです。
12:18 列車乗務員が昼食のオーダーを聞いて回ります。初めて乗車した2012年8月ではこんな具合で、食堂車で調理したものを陶器のお皿に入れて提供されていましたので楽しみでした。
あれから4年経ちました。提供されたのは、こちらです。⇒
中国高速鉄道、トルコ高速鉄道の電子レンジの弁当を食べてきましたが、質・量・味から見て3位ですね。
どうしてもっとマシなものを考え付かないかと不思議に思えました。
やはり日本の駅弁は種類も多彩で最高です。
▲ 食堂車にも行ってみましたが年季の入った調理人は消えて料理を運ぶ若い乗務員だけになっていました。
▲ 13:12 車内検札があったのは、この時の1回きりでした。私の乗った車両では途中での乗車はなく、停車する度に少しづつ乗客が少なくなってくる状態でした。
▲ 13:37 列車は山間部に入っていきます。それほどのカーブとは思われませんが、軽快に上がっていきます。
▲ 14:58 2番目の停車駅、Purwokertoに到着。駅舎側に屋根のあるインドネシア鉄道を象徴する駅です。約2時間遅延は回復できずで走行しています。
▲ 2つ目の停車駅ですが、下車される方が多く空席が出てきました。列車は快調に走り続けます。
▲ 17:45 列車が遅延しなければ1時間前にソロについているのですが、ソロまで約1時間を残して日没です。すぐに車窓は見えなくなりました。
▲ 18:23 1時間50分の遅れは取り戻せず暗闇の中、ソロに到着です。インドネシア鉄道の駅は同じタイプの駅が多く、駅名板がないと、どこだけ分りませんね。
▲ 駅舎内に掲示されていたローカル線の時刻表です。早速、切符売り場に行って明日のきっぷを求めましたが、「明日朝3時以降に発売しますので、その頃に来てください。」です。
明日は1駅戻って下車、ソロ市内の道路併用軌道線に乗ってローカル線の乗り鉄です。インドネシア鉄道の師範「落花生」さんのプログではきっぷが満席で取れないことがあったとの記事がありましたので、ちょっと心配です。明日は早くに駅に参ろうと決めました。
▲ 19:19 今日の宿は駅から徒歩8分のLoji Hotelです。宿泊料は何とRp225,000(1,781円)と激安です。昨夜よりひどいかもとチェックインしましたが、これが中々、フロントのお嬢さんの対応は良くて、部屋の広さもまずまずで大きな窓があって快適です。ほっとしました。
夕食は駅からの途中にコンビニがあってバーガーやらを買い込めました。食後シャワーをして早めの就寝としました。 Part7へ続く