写真展「鉄路輝く」 滞りなく終了

5月3日から開かれていた第7回クローバー会写真展「鉄路輝く」は、86さんから報告のように、5月9日、千秋楽を迎えました。この日も朝から熱心な来場客があり、会員とともに、あの話この話に盛り上がりを見せていました。そして午後4時、この日はこれで終了、即撤収で、つぎの設営が待ち受けているため、許された時間は30分、そこは結束力で鳴らしたクローバー会、某責任者の号令一下のもと、逆らう者もなく、てきぱきと作業をすすめ、30分後にぴったり作業を完了、“立鳥跡を濁さず”のごとく、10分後には写真展会場を出て現役生の新町ボックスへ額を戻し、ゲストの写真・額は私宅へ運び込み、午後6時には、撤収作業を完了しました。お世話になりました会員の皆さんに厚く御礼申し上げます。

黙々と、しかし効率的に作業を進める会員たち。静岡県や三重県から遠路駆け付けた会員もいて、一糸乱れぬ作業ぶりで、予定どおりに終了した。


では7日間を通して見た、写真展の“まとめサイト”で写真展報告としましょう。
〈参加会員25人〉メインの単写真・テーマ展示は、クローバー会員25人から57点87枚の写真を展示した。最年少の2012年入学から、最長老の1952年入学まで、その差60年、それこそ孫の世代まで一緒に活動できるのもクローバー会の魅力、幅広い世代から応募があった。初参加は2人、写真は基本的には自薦だが、来場者は地元の方が多いことも考慮して、意識的に京都周辺の写真を多く載せるようにした。一方では“この10年はカメラさえ触ったことがない”と嘆く老人がいることも事実で、そこで過去のカビ付いた写真を発掘展示する「テーマ展示」を設け、7人から組み写真を展示した。来場者は高齢者も多く興味深く見ていただき、図らずも、来年には創立60周年を迎える当会の歴史的な厚みを感じさせることとなったタイトルのつぎには「特別展示」として、鉄道画家として名高いKさんの京都にゆかりの絵を展示。
〈成果大きい「ゲスト展示」〉会場が広く、会員の写真だけでは充足できないと、いわば苦肉の策として企画した「ゲスト展示」、会員の知り合いを通じて、写真・額も用意してもらう身勝手な条件で始めた。快く応じていただいた19人から33点が寄せられた。結果的には大成功だった。何よりも一点一点に熱意があふれる写真が寄せられたことで、写真展全体の印象が向上したこと、そして、人の輪が広がったことも大きい。直接ゲストがお見えになったり、ゲストのお知り合いが来場されれたりと、対話の輪がどんどん広がって行った。こちらゲスト展示、サイズ・額が様々なことも、逆に会場の見付けに変化をもたらした。
〈入場者総数は想定外?〉会期中、カウンターを“カチカチ”して正確な入場者をカウントしていた。それによると、7日間の入場者総数は254人、いちばん多かったのが5日の46人、少なかったのが最終日の23人。正直、もう少し入場者はあるかなと思っていたが、そのぶん、一人ひとりの来場者とは、ゆっくり応対をすることができた。7日間のうち、土休日が実に5日ある、まさにゴールデンウィーク、1年を通じて最も恵まれた設定日だったが、天気も良く絶好の行楽日和となり、写真好きの人は、写真展鑑賞より撮影に出かけたようだ。
〈祇園ブランドでPR〉ギャラリーの前の四条通は、東山・祇園へ向かう観光客で、連日ものすごい混雑、ギャラリーからコンビニへ食糧を買いに出ると、その混雑ぶりにクラクラするほど。付近は“祇園”と名が付くだけで、食事代が倍になるほどのブランド地帯となった。写真展の会場名を表示する際も「京都・祇園」と冠を付けて、ブランドイメージに乗っかった。ところが、店の前には小さなポスターが貼ってあるだけで、その混雑で、歩行者が写真展を見つけることは、まず不可能た。さらに店舗の奥深いエレベーターを利用しないことには会場へたどり着けず、通りすがりの入場者はほとんど見られなかったようだ。またこの時期、四条通は約半分がインバウンド観光客、ポスターにも3か国語対応にする必要があると関係者と半分真剣、半分冗談交じりに語っていた。「テーマ展示」は、柱のデッドスペースを利用して、特注のマットで柱幅いっぱいの組み写真で。
〈遠来の来場客〉いちばん遠くからは、札幌市から来場のHさん、何ヵ所も撮影に立ち寄って、最後に写真展へ来場された。熱烈な阪神ファンで、タイガースのTシャツを着てご来場、札幌では抵抗があって着ることができず、関西では大手を振って着ましたとご満悦だった。首都圏からも、会員も含めて多数来場され、いつもデジ青にコメントをいただいているお馴染みの皆さまも来場され、話題で盛り上がっていた。また、西からは、ベテランの鉄道写真家、Uさんが広島県からご来場、たまたま当会の人間国宝もおられ、初対面ながらも、親しく話が弾んでいるのが印象的だった。遠来と言えば、外国人もひと組み来場、ところフロアを間違えたらしく、アッと言う間に去って行った。あと、トイレだけの利用客も少々と、さまざまな目的を持った来場客で賑わいを見せた7日間だった。受付の赤いバラは、そのUさんが目の前で折っていただいてプレゼントされた。旅行先や小学校・老人施設で、折り紙親善をされているとのこと。

 写真展「鉄路輝く」 滞りなく終了」への6件のフィードバック

  1. 聡本家青信号特派員様

    何はともあれ成功裡に終了し、おめでとうございます。
    中心となって動かれた貴殿に、お世話になった身として感謝申し上げます。

    これからは、この写真展が恒例となる由、もう今から来年が期待されます。

    京都の『桜』と『祇園祭』にこだわる身にはタイミングが合わず、失礼してしまった事を反省する事しきりです。

    • 河さま
      さっそくのコメントを頂戴し、ありがとうございます。今回は、河様をはじめ、会員外の皆様にもお願いし、快く協力していただきました19人の皆様の写真を展示しました。ご本人や、河様のように、ご友人が来場いただき、そのご友人から懐かしい写真を提供いただいたり、人の輪、対話の輪が広がったこと、何よりの収穫でした。お世話になりましたこと、改めて御礼申し上げます。つぎの写真展はまだ未定ですが、今回のような雰囲気づくりを反映したものをしたいと思っています。「桜」と「祇園祭」の開催も、ぜひ目標にしますよ。

  2.  クローバー会の大きなイベントの一つ写真展「鉄路輝く」を、大型連休の京都祇園で開催しましたところ、会員はもちろんゲストの方々からのご出展を頂戴出来、無事終了出来ましたことに、心より厚く御礼を申し上げます。ゲストの皆様のご協力は本当に有り難いものでした。

     今回は、じっくり時間をかけて作品を制作して頂き、交通至便で大型のギャラリーで実のある内容で開催しようと云うことで取りかかりました。
     会場にお運び頂いた皆様と様々なコミュニケーションの輪が広がりましたこと等所期の目的を達成出来たかと思いますが、周知方法等再検討すべき課題もいろいろ見つかりました。これらを次の開催に生かして参りたく思います。

     改めて、写真展にご支援ご協力を頂きました皆様に御礼を申し上げますと共に、次の開催に際してもどうか変わらぬ支援を賜りますよう、そして、クローバー会の諸活動にご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

     末尾に、写真展開催に渾身の力を振り絞って取り組んでくれた総合プロデューサー始め関係者の皆さんお疲れ様でした。
     次は6月3日「福知山線廃線跡ハイク」ですね。皆さん11時生瀬駅集合ですよ!

    • 会長さま
      出展・準備・受付・撤収と、写真展運営に理解・協力いただきました、会長さまはじめ、会員の皆さんには、御礼申し上げます。会場で、来場の皆さんと楽しそうに話をされている場面を見て、写真展を開催して良かった、と思いましたよ。写真展は、クローバー会の行事のなかで、外部の皆さんと触れ合うことのできる唯一の行事だと思います。これからも、写真展だけでなく、クローバー会の名を、積極的に外部へ発信していく企画を考えたいと思っています。

  3. すっかり出遅れてしまいましたが,私などまで拙い写真でご一緒させてくださり,ほんとうにありがとうございました.会場へも伺いたかったのですが,叶わずでした.これからも,おつきあいいただけますよう,お願い申し上げます.

  4. 前里様
    わざわざコメントをいただき、ありがとうございます。こちらこそ御礼が遅れてしまい、たいへん失礼しました。写真展は、著名な鉄道ファンにも来場いただき、連日にぎわいを見せていました。今回の成果は、前にも書きましたが、前里さまはじめゲスト19名の皆さんのご協力の賜物と思っています。改めて御礼申し上げます。ぜひぜひ“誌上作品展”をやりたいです。

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