凍える大地への旅 2016年 Part13 札幌市電を撮る その4 西線16条~中央図書館前

第9日目 12月17日 その4 西線16条~中央図書館前

16:52 路上に積まれた除雪の壁が続いて撮影ポイントが見つからず次のロープウェイ入口に着いてしまいました。
▲ 16:53 ロープウェイ入口 細雪がドッと振り出して良い感じになってきました。248号車です。
【DATA】 NikonD500 AF-SNIKOR 24-70㎜ F2.8、ズーム31㎜、1/40秒、F2.8、ISO1400 レンズ性能を信じて、絞りはF2.8に固定して絞り優先のISO感度はオートで挑みました。

▲ 昭和46年9月5日、すすきのを走る248号車です。正面の外観は車体更新を受けたために大きく変わっています。

▲ 248号車はこの日、何度も撮っていました。

▲ 16:53 雪を表現したいのでフラッシュを焚きたいところなのですが正面からはマナー違反です。こらえました。着いたのは、8502号車です。

▲ 17:03 もいわ山ロープウェイの営業時間は冬季は、11:00~22:00 (上り最終21:30)と、これからです。観光客が多いようで多くの乗降客で盛況なようです。
乗降に時間のかかる253号車、後に珍しく次の電車8521号車が追いついていました。

▲ 17:07 先ほど16:29に西線14条~西線16条で会った貸切電車3304号車がまた来ました。逆算すると約40分で一周して来たようです。ちなみに貸切料金は一周18,000円だそうです。

▲ 17:08 続いて雪ミク号が来ました。雪はますます降り続きます。

▲ 17:22 電車事業所前に着きました。丁度、A1201編成が車庫から出て仕業に出てきました。次の中央図書館前の渡り線で外回り線に移動してきました。

▲ 17:23 ラッピング広告「アイプラン」の247号車です。

▲ 車庫には夜間は入れませんので道路から覗いてみました。左は242号車ですが、右は同型車のようですがラッピング広告で車両番号が見えません。

▲ まだ現役で動いているのかとびっくりしたM101号車。札幌市電最盛期の1961年(昭和36年)7月、輸送力増強のために日本車輌で試作投入された欧州ではよく見られる「親子電車」の片割れです。親はM101号車でラッシュ時には子であるTⅽ(片軸は40kw×1の動力車)を連結して走り、、閑散時はM101の単行運用の計画で製造されましたが、朝夕の連結・開放に手間がかかるため、常時連結状態で運用されていました。そのため試作車にとどまり量産されることはありませんでした。

▲ ササラ電車の正式名称は「ロータリーブルーム式電動除雪車。4両が在籍しています。札幌の冬の訪れの便りとして知られています。線路とレールの間に雪がつまり圧雪路になると電車が脱線するため頻繁に除雪が行われるようです。早朝4時からの出勤という事で挑戦はしてみましたがさすが4時前起きは無理でした。

▲ 17:36 8512号車が到着、この電車も今日はよく会います。

▲ 17:37 90度のカーブを曲がってくる212号車です。この210形も単車110形・120形の主要機器を流用して製造されました。215・216号車は既に廃車されて4両が現役として残るのみです。A1200形が増車していくと廃車の運命となります。

▲ 昭和46年9月に撮りました兄弟車214号です。1988年(昭和63年)からの車体更新により、前照灯の2灯化、正面の換気口と方向幕が一体化されて外観が変わりました。

17:40 飽きてきたので繁華街に戻ることにしました。車事業所前から電車に乗って移動です。

 

▲ 17:48 貸切電車3304号車がまたまた来ました。

▲ 17:51 すすきのへと向かう道路はご覧の通り電車が走れば自動車が走れる車幅は確保されていません。車もゆっくりと向かいます。

▲ 17:56 東本願寺前に着きましたのでここで下車しました。繁華街での撮影です。

▲ 18:16 ようやくすすきののネオンが見えました。

▲ 20:41 すすきの電停 夕食を食べてから夜撮再開です。

▲ 20:45 かつての輝きを取り戻したような札幌市電のすすきの電停です。

▲ 20:59 環状線化されたことによって開業した狸小路電停。我が国初のサイドリザベーション方式を採用によって道路両側に軌道を敷設して歩道から乗降ができるようになったのは便利です。
狸小路には数10年ぶりの訪問でしたが、外国からの観光客が多く見違えてしまいました。明日は青春18きっぷの旅で稚内へと向かいます。ただ鈍行ですと夜着になります。車窓を見たかったので名寄で宿泊してから向かうことにしました。 Part14へ続く

凍える大地への旅 2016年 Part13 札幌市電を撮る その4 西線16条~中央図書館前」への4件のフィードバック

  1. その昔1964(昭和39)年の夏、札幌市電にディーゼルカーが居たのが珍しくて追っかけた記憶があります。
    確か、大通り公園や札幌駅前で撮った覚えがありますが、勉強不足で一体どの系統だったのかも思い出せません。
    今はどうなっているのか等知りたいところです。

  2. 河様、コメントをいただきまして、ありがとうございます。
    そうですよね、かつて札幌市電には未電化の路線があって日本最初の路面ディーゼルカーが走っていました。鉄道雑誌に未舗装の砂利道を走るその姿を見て乗って見たい、撮ってみたい衝動に駆られたのをよく覚えております。
    走行した路線は鉄北線で、1963年11月17日に北27条から北方向に麻生町まで開業した時です。実際には1958年8月12日から電化区間で運行開始しています。
    1964年12月1日には麻生町 ~新琴似駅前まで延伸開業されて走行していましたが、1965年5月1日 北33条まで電化、1967年11月1日には、残った北33条~ 新琴似も電化され全線電化となり役目を終えました。
    走行していた系統は、7系統 (新琴似駅前~北24条 ~ 札幌駅前~三越前~すすきの)だろうと思います。
    東急車両で5形式の16両が新製されて投入されましたが電化後は殆どが電車に改造されてしまいました。
    現在、D1040形のD1014号車が唯一、札幌市交通資料館で静態保存されています。
    私が初めて北海道に渡ったのは1968年夏のことでしたので残念ながら現役時代を撮る機会はありませんでした。ただ電車化した姿は撮っていますので次回投稿掲載します。

  3. ぶんしゅう様

    実は小生、札幌に親戚が有って、この年の夏休みに北海道一周旅行をしており、その際札幌滞在中に市電にDCが走って居るのに気付いて慌ててシャッターを数枚切ったものです。
    (国鉄/国電ファンの小生にとって、一部を除いて私鉄や路面電車には疎い部分が多々有って、札幌市電も例外では無かったのですが、この路面DCに一瞬釘づけになった次第です。)

    従って当時は全くの勉強不足のまま夢中で撮ったものですが、貴殿のレポートを読んで想い出を呼び起こされた次第。

    貴殿のコメントに詳細な経緯などが書かれており、大変勉強になりました。

    そこで、古い写真をひっくり返して見たところ、D1032、D1021、D1001などが見付かりました。
    行き先幕は『すすきの』や『麻生町』となっており、系統板は『7』でした。

    ところで、D1032は別として他のD1021、D1001は小生の撮影写真の内、電車の254とは生き写しですので、後に電車化された時には異和感無しだっただろう事が理解出来ます。

    • 路面ディーゼルカ0-をお撮りになっているとはすごいですね。是非とも見てみたい写真です。デジ青会員に入会していただければ可能ですのでご検討ください。よろしくお願い申し上げます。

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