厳寒の大地へ Part4 調兵山 3日目

北京からも、成都の宿泊するホテルに依頼しても、購入出来なかった復路、成都→北京西の特快T8夜行寝台列車の軟座寝台の切符ですが、最後の手段として、芭石鉄道を案内してくれる現地旅行社に打診しました。

すると、『後、数枚しか残っていない。しかし、手数料が、200元必要です。航空券なら充分に席はあるが、どちらにしますか。』と、返事が返ってきました。中国鉄路では、切符の約85%が旅行社を通じて購入されています。

日本と違って、上乗せで手数料が必要ですが、北京からの往路は、手数料30元でした。今までも、切符売場に並んで購入する時間がなかったりすると、旅行社に依頼していましたが、せいぜい30~60元が相場です。1枚200元とは、ぼったくり以外ありません。

多分、1本しかない列車なので、どこかの旅行社が裏から手を回して、買い占めているのは、容易に想像できます。分っていて買うのは、しゃくですが、行程が決まっている以上、仕方ありません。OKを出しました。

日本の約45年前あたりと同様に、旅客輸送力が需要に付いていっていないので、こういった事が当たり前に横行しているのが、現状です。気分はよくありませんが、取り合えず、帰路は確定しました。

12月2日 第11日目
足は、完全回復しましたが、願いは通じず、今日も白い世界です。白銀の世界だったら最高ですが、こればっかりはどうしようもありません。出発は、8時30分にずらして、その間に調兵山駅2階の旅行社に行って、今日のSL運行を問い合わせてもらいました。調兵山~大明間は、DL運行です。天候回復の願いをこめて、SL列車を追いました。

9:01 三家子~調兵山の無名駅から、出発する、大青からの308次

樹氷の木々は、綺麗ですが、青空が欲しいのです。今日の天気予報は、雪だそうです。

10:13 橋南→暁明への206次 刈り取られたトウモロコシ畑をゆっくりと行きます。

10:30 暁明は、スイッチバックの駅です。進行方向に連結を変えます。


午前中の撮影は完了です。しばし、部屋で休憩してから出かけました。

13:25 再び暁明へと戻り、大築堤での撮影ですが、折角の煙が空と一体になってしまいます。

その後も、小青周辺、また暁明周辺へと、ダイヤを見ながら、追いますが、途中トウモロコシを道路一杯に満載した馬車と遭遇したりで、またも動けず、イメージどおりの光景には、会えませんでした。 
 12月3日 第12日目
朝から、沈阳の鉄道博物館に行こうと探しました。パシナや多くの満鉄車両が展示されています。しかし、見つかりません。駅員に教えていただいた場所は、移設したあとでした。気を取り直して、電話までして、向かった場所も違っています。いったいどこにあるのか? 時間と、タクシー代の浪費で終わってしまいました。次回に、もう一度、リベンジをします。

12月4日~8日 第13~17日目

いったん、天津でゆっくりした後、天津→北京西→武漢CRH3、CRH5の昼間ルートで、武漢に入りました。そろそろ、広州~武漢の新幹線が、開通するだろう。出来れば、北京空港リニア地鉄のように、1番列車に乗ってやろうと、思って行きましたが、現地に入っても情報はありません。武昌駅漢口駅の駅員に聞いても、知らないのか、知っていても口を割ってくれません。何で、日本人がそんな事を知っているのかの質問詰めです。

長江大橋で、撮影に挑みましたが、またも天候に邪魔されました。
復路の武漢からの特快夜行寝台は、ガラガラでした。綺麗になって、充電式観光路面電車が走るようになった前門街を散策後、北京空港に向かいました。16泊17日の長い旅でしたが、残念ながら収穫が少ない旅でした。この悔しさをバネにして、次回は頑張ります。帰国後、インターネットで中国鉄路の記事を探していたら、11日になって、ようやく26日開業予定が、分りました。ここも、諦めずリベンジします。     

 

 

 

 

出来れば、CRH2-300、『はやて』の350km/h、3時間連続運転を、是非に体験してみたいと思っています。2010年の春節は、2月14日です。10日間続きます。街中、爆竹と花火の世界です。ご興味ある方は、いらっしゃいませんか?

 

 

厳寒の大地へ Part3 調兵山 2日目

年始・年末の芭石鉄道への旅ですが、北京西→成都への切符は購入できていますが、今日発売の成都→北京西の切符が売り切れと、現地から連絡がありました。やはり、出発駅でないと、買えないようです。また、困りました。でも、よくある事なので、何とかしようと、対応におおわらわです。しかし、どうなるのでしょうか。

12月1日 第10日目

昨夜、夕食を食べに街に出かけた際に、凍結した路面に滑ってしまいました。そのまま、転べばまだ良かったのですが、右足で踏ん張った拍子に、ぎくっと音がしました。ちょっと、まずいなと思いましたが、普通に歩けたので、ホテルに帰ってから、ゆったりと風呂に浸かってから、寝ました。

しかし、朝起きると、右足が曲がりません。何とか立ち上がって、歩こうとすると、痛みが出ます。特に階段は、手摺りにしがみつかないと降りられず、激痛です。かなり、マズそうです。

昔、野球をやっていた頃に、膝のじん帯を伸ばした時の症状と似ています。それでも、王千駅着7:52の列車を撮りたいと、運転手の王さんと約束していたので、患部にホカロンを何枚も貼って、出かけました。

濃霧なので、王千の山頂からの撮影は諦めました。写真は。王千行きの201次です。延着で撮影時間は8:00。木々は、樹氷状態です。

外は、昨日にも増しての白い霧の世界です。目的地付近の視界は、せいぜい100m程度で、どうにもなりません。おまけに牽引は、DLでがっかりです。

陽が昇りだすと、青空も見えて、霧が晴れてきました。期待しましたが、撮影ポイントに着くと、またも霧に包まれていきました。



8:56 大青から到着した1722牽引の308次

9:02 三家子駅を、調兵山駅に向けて出発する308次

移動をしますが、すれ違うのは、馬車や、ロバ車ばかりです。ここでの主要な交通手段です。

三井→大明間 103次 撮影時間10:36 晴れていれば、バックにボタ山があり、SLが驀進する絶好の撮影ポイントです。

場所を移動しますが、霧が晴れそうになる頃には、列車通過時刻と合わず、来る頃には、また深い霧の世界です。大明駅付近では、痛む足を引きずりながら30分も歩きましたが、またしてもDL牽引でした。

昼からは、昨日のように、少しでも晴れればと願いましたが、霧は晴れることなく、思った写真は、終日撮ることは、叶いませんでした。足の具合も、ますます悪くなり、王さんに抱えてもらわないと、静止して撮る事が、できない状態になりました。

ご覧のように、霧に阻まれて、写真にはなりません。残念な1日でした。

ホテルに帰ってから直ぐに、フロントで相談しましたら、按摩のお姉さんがやってきました。従業員の見守る中、マッサージを始めてもらいましたが、10分もすると、これはダメだと言って、男性の整体師を呼びました。

40歳ぐらいの整体師は、全身を触診した後、右足を持つや否や、エイヤーの連続技です。激痛に悲鳴を上げてもがくと、他の2人に押さえつけられました。治療は、10~15分間でしたが、私には、30分以上に思えました。

治療が終わると、整体師は、『これで、歩けますよ。歩いてみて下さい』と、言います。ベットから立ち上がり、恐る恐る歩いてみますと、あれほどきつかった痛みは、消えています。エッ、どうして治ったの。”???”の世界です。恐るべし、中国整体師です。

身体の節々に痛みをお持ちの皆様、騙されたと思って、一度訪中して、治療を受けてみませんか。一時は、緊急帰国を考えていたのですが、この治療以降は、何の痛みもなく、無事に旅を続けられました。

厳寒の大地へ Part2 調兵山 1日目

11月30日 第9日目
5:30、モーニングコール前に起床して、調兵山行きのバス停に向かいました。道路は、完全に凍っています。バス停周辺には、早朝から早飯屋が開店していますので、ここで小籠包を購入して、発車待ちのバスに乗り込みます。乗客は、私一人です。

定刻より早く、6時過ぎには、発車しました。そして、着いた所は、9月に乗車した沈阳駅前でした。運転手は、前に停車している同じ調兵山行きのバスに乗換えるように言っています。昨日は、6:30に北駅を発車すると言っていたのに、良く分りませんが、乗換えました。こういうう事があるので、中国では、時間に余裕を持って駅に行く事が必要不可欠です。

乗車席は、1番後の特等席です。なんといっても、前の席が撤去してあるので、ゆったりと座れます。定刻より遅く、6:50に沈阳駅前を発車しました。暖かい車内で、満腹感もあって、乗車後は、直ぐに熟睡してしまいました。

8:20、車内がざわつくので、起きると、乗客の皆さんは、降りる用意をしています。窓の外は、真っ白の霧の世界です。知らぬ間に調兵山バスターミナルに到着していました。

相乗りタクシーで、調兵山駅に向かいました。10元(130円)です。丁度、調兵山駅は、朝の通勤列車が到着して、1番のラッシュを迎えていました。

まず、宿と車の確保です。調兵山駅2階の旅行社に行き、9月に宿泊した駅前のホテルを申し込みました。一泊朝食付きで158元(2100円)です。SL列車の運行状況を、機関区に電話をしてもらい聞きましたが、今日は、4両中2両の運行で、9月のような頻繁に走っている状況ではありません。霧で、列車も遅れています。タクシーは、前回利用した王さんを、携帯電話で呼びました。1日貸切で300元(4000円)です。

後の問題は、霧が晴れることですが、こればかりは、どうしようもありません。まずは、三家子に向かいましたが、寸前で発車していきました。午前中に撮影できるSL列車は、もうありません。霧の中、撮影できるポイントを探しますが、霧は流れていて、これはと思っていたポイントは、無理でした。

一旦、調兵山駅に戻り、チェックイン後、昼食を済ませて、暁明駅を目指しました。


9月とは違って、お化粧直しして、綺麗になった1770号機

13:22、暁明駅を出発した206次、 猛然と築堤を駆け上がって来ました。

朝は、白かった道路も昼過ぎには、真っ黒のベタベタ道路になります。トウモロコシの枯れ木を満載した、馬車が何台も往来していました。

15:18、橋南駅を出発して、暁明駅へ向かう205次


暁明駅から王千駅に向かう205次 15:46撮影 落日の白煙は、龍のように思えました。

昼から、霧はかなり薄くなりましたが、快晴には、程遠い状態ですが、夕刻近くなると、空が紅色に染まりだして、幻想的な光景を演出してくれました。こうなれば、撮影ポイントは、たくさんあるのですが、凍結した道路走行では、スピードが出せません。追いかけが出来れば、最高なのですが、やはり安全が最優先です。一応、王運転手は、挑んでくれましたが、列車のほうが早かったです。満足できるカットが、1枚撮れましたので、明日を期待して引き上げました。