徳島の現況

この3月12日のダイヤ改正は、全国で見るとコロナ禍の利用実態をふまえた減便或いは国鉄時代からの車両や小田急VSEのようなフラッグシップとも言える車両の引退が話題になったように思います。JR四国も鳴門線でのパターンダイヤ導入のように利便性向上の施策が打ち出される一方、利用実態に応じた見直し、すなわち減便も実行されました。JR四国のキハ47系(ここではキハ40も含めて47系としています)は、昨年末に初代伊予灘ものがたり用のキロ47の2両が現役引退しましたが、この3月改正では徳島運転所に残る20両の動静に変更はなかったようです。しかし、昨年の3月にJR四国が策定した中期経営計画2025では、「新型ローカル気動車導入による検査内容の削減、電車との部品の共通化」が明記されており、国鉄時代からのキハ47系の引退を指しているものと考えられます。前置きが長くなりましたが、さる4月2日に徳島を訪問しましたので、現況をリポートします。徳島線には朝一往復、徳島と穴吹にキハ47系の運用が設定されていましたが、この3月改正で消滅しました。 阿波山川ー川田 2021年の撮影です 

その一方で新たな運用も設定されました。鳴門ー桑野の529Dとその返しとなる桑野-徳島の534Dです。この日は、国鉄時代からの朱色5号に塗り戻されたキハ47114とキハ471086が運用に入っていました。四国車は、窓周りのHゴムも灰色、ベンチレータもそのまま、エンジンも登場時からのDMF15と原型に極めて近く貴重な存在と言えます。池谷ー勝瑞 2022年4月2日

 529Dの返しの534D 徳島 2022年4月2日

こちらは、徳島発板野行の318D 朝の板野運用は3月改正で大きな動きはなかったようです。池谷ー勝瑞 2022年4月2日

3月改正には関係ありませんが、徳島線の藍よしのがわトロッコも春休み時期の3月26日から復活しました。 穴吹 2022年4月2日ゆうゆうアンパンマンカーをつないだ剣山5号。この送り込みとなるうずしお9号(返しとなる32号もですが)は、他のうずしおが新鋭の2600系と2700系で運用されている中、二世代前となるキハ185系の運用で残っており貴重な存在です。 穴吹ー川田 2022年4月2日 うずしお9号 徳島 2021年の撮影ですキハ47系の鳴門線運用も朝夕しかありませんが、減ってもなさそうです。 973D 池谷ー勝瑞 2022年4月2日 972D 勝瑞 2022年4月2日 20時46分徳島発、23時7分高松着の4378Dはキハ47系で運用されていましたが、徳島ー引田間の運行が打ち切りになってしまいました。 徳島 2021年の撮影です

他にも徳島発21時18分、板野着21時48分の4380Dもキハ47系運用でしたがこの3月改正で消滅しています。JR四国のキハ47系は20両しかなく、その運用も徳島地区を中心に朝夕に限定されています。今回の改正では少し運用が狭まった程度ですが、製造後40年が経過し、引退の時期も近づいているものと思われます。日の長くなる初夏にでも、深い味わいのある四国のキハ47系を追ってみようと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

徳島の現況」への9件のフィードバック

  1. ブギウギ様
    会社務めで単身赴任で藍住町に住んでいた時、帰省するのに勝瑞駅を何度か利用しましたが、こんなきれいな桜があったとは、全く気がつきませんでした。
    個人的に好きではなかった朱色5号国鉄色ですが、今となってはすごく目だっており、多度津工場入場時より2両とも撮影していました。
    キハ47 114 出場回送の写真です。
    2020年7月31日 予讃線 丸亀〜多度津

    • 77-タツ様
      ピカピカの朱色5号の写真有難うございます。40年前のデビュー当時のようです。今の実車は、そこそこに退色し、ヤレた感じでそれもまたローカルムードがあってよいです。

  2. 自己レスすみません。
    JR四国2022事業計画にも新形気動車の仕様書を作るとあり、旧車両更新は着々と進んでいくようです。この事が、国鉄由来のキハ47系更新に向かうのか、1990年の製造初年の1000型気動車の代替を目論むものなのかは分かりません。新鋭と思っていた1000型も結構ベテランの域に達していました。

  3. 四国の47系もそろそろですか。今でも変速段と直結段の切替をハンドルで操作しているのなら、久々に乗りに行ってみるのもオツかな、と思ってしまいます。
    以前、四国導入当初の写真を貼付したので、逆に最新の写真を探してみました。「ウォーリーを探せ」状態の写真ですみません(2009年5月23日、高松運転所)。

    • 四方様
      コメントありがとうございます。
      高松でこのような俯瞰写真は初めて見ました。13年前ということで今、高松では見られない2000型DCや12系客車も写っているようで懐かしいです。

  4. ブギウギ様
    四国のキハ47系の情報、きれいな写真とともに楽しませてもらいました。運用も減っているようですが、まだタラコ色が走っているのですね。それに、キハ185がまだ特急の先頭についていること、感激しました。この塗装、大好きです。カーブした鉄橋、いいですね。さっそく地図で調べると、穴吹川と分かりました。来月の四国行きの楽しみがひとつ増えました。ありがとうございます。

    • 総本家青信号特派員様
      コメントありがとうございます。この場所は、穴吹から川田の方向いて線路に沿って歩いて約10分です。鉄橋の反対側や山の上から俯瞰しても撮れます。徳島線は、阿波加茂と辻の間、吉野川を入れて撮れる場所が名撮影地ですが、敢えて鉄板の撮影地を外すのもいいかなと、思っています。

  5. ブキウギさま
    ご返信、ありがとうございます。「徳島線」、「鉄橋」で思い出したのが、この写真です。2008年10月、阿波山川~川田で写した、ヒゲ付きキハ58293先頭の「よしの川」です。川の名前は不明ですが、たくさんの撮影者が集まっていました。この時は、高松のKさんのクルマに乗せてもらい、何度も追っ掛けをして、穴吹まで行きました。クルマには、先ごろお亡くなりになった、鉄道系出版社の編集長をされていたOさんと一緒だったことも思い出です。

  6. 「よしの川」、いいですね。
    私の記憶の中にあるのは、キハ58:キハ28=1:2(通気D3)の鈍足急行でしたが、高知まで足を延ばしていた時代は土讃線のスジを痛めないようキハ58:キハ28=2:1であったことに、今頃気付きました。貼付写真は1980年8月26日、山田西町~土佐長岡です。

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