第2日目 5月17日 その2
帰りの列車は昼食をとってからの11:34を予定していますので約2時間はあります。駅前には他に食堂はなく、小さくもない終着起点駅なのにどうしてかなと昔の時刻表の駅弁情報を見ましたが、ありません。
▲ 時刻表に掲載されています駅弁は上記で根室駅には販売はなく、国最東端の駅弁として戦後長らく親しまれていたのは厚岸駅の『ほたて弁当』だったそうです。1990年代には駅売りがなくなり、2006年頃には駅近くの商店での販売も終わり、幻の駅弁となったようです。
今年2022年度の花咲線パンフを見ますと、復活駅弁が載っていました。
▲ 今日直ぐの購入は無理ですが前もってからだと予約できます。次回に訪問時には確保したいと思っております。しかし現地に来なければ分からなかったですね。
駅前にコンビニもありませんので食堂を探しながら根室の街を散策するかと港に向かって歩き始めました。
駅から港方向は神戸のように下りの坂道になっています。重いリックサックを背負っての帰路は辛いものがありますので遠くまでは行けません。
近くにあったのは海鮮市場です。昨日は釧路の海鮮観光市場に立ち寄りましたので違った海産物はあるのか値段は違っているのか見てみることにしました。
▲ 左上から「いなだ」1,397円、「にしん」2匹で138円、「こまい」2匹196円、「真さば」197円、「川がれい」66円、「あぶらこ(あぶらめ)」64円、「時鮭」4,077円、「時鮭切り身」2切れ 690円、「ほたて稚貝」10数個入 157円。すべて根室産です。
釧路の大商市場と比べると店員のお兄さん、積極的な売り込みはされませんがとっても安い値段設定です。釧路よりは安い!、自宅近くのスーパーならこの2倍以上の値段がついています。今日帰路でしたら買って帰りたいと思いました。
地図を見ていると根室にもイオンがありますので坂道をおりて向かいましたが、海産物の品揃えは専門問屋の比ではありません。魚を買うなら専門店と勉強しました。
11:30 お腹も減ってきましたのでイオンに併設されています回転寿司「祭囃子」へ入ってみました。
▲ 朝食は十分食べていましたので少し食べれば十分です。あと「ほたて」を頼んで合計5皿、1,842円でした。魚は安いが回転寿司はちょっと高めです。
12:05 近くにもう一軒「魚の専門店 魚信」がありますので除いてみました。
▲ こちらのお店は圧倒的な品数です。根室名産の「花咲蟹」も浜茹でしたものが一杯 1,380円から売っています。昔、釧路からの夜行列車待ちで駅前にいた時に沢山の花咲蟹を乗せてリヤカーをひいたおばさんが売りに回っているのも見かけました。当時の値段は一杯250円で買い求めたことがありました。街路灯の下で座って食しましたが甲羅の色が紫色に見えたのをよく覚えています。
しじみやあさりも特産品の一つで京都で買える宍道湖産や三重産の倍以上する大きさです。
次回来た時には最後の日に立ち寄って買って帰ろうと思いました。
▲ 13:25 再び根室駅に戻りました。着いたときには分かりませんでしたが、『HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス』の大きなポスターが掲出されていました。
三田会の蜂谷さんがユーチューブでも紹介されています。
https://www.youtube.com/watch?v=SvYcT330d64
② 根室 13:34⇒ 15:53 釧路16:32⇒18:15 川湯温泉
③ 川湯温泉駅 18:20(阿寒バス)⇒18:32 川湯温泉街
▲ 釧路行きのキハ54-507の車内、根室を出る時は9名の乗車でしたが釧路に着く頃には乗客がかなりふえていました。
▲ 14:20 かつて根室標津までの標津線が分岐していた厚岸に到着。尾岱沼に観光した時に乗車した路線です。SLが牽引する客車列車、石炭を積載した長編成も牽引していたあの頃が北海道の鉄路の最盛期でしたね。
▲ 14:44 往路にも交換した茶内に到着、釧路行きは短い45秒の停車です。
▲ 15:52 SL撮影地で有名な釧路川鉄橋を渡ると釧路駅はすぐです。
▲ 15:54 ほぼ定刻に釧路到着です。網走行き乗り換えには39分もあります。大商市場にも行けますが買うなら安い根室と知りましたのでもういいかなと駅内にとどまることにしました。
▲ 1番線から札幌行き、4番線から根室行き、3番線から大楽毛行きが発車したあと2番線から乗車する網走行きの発車です。
▲ 今日の目的地の川湯温泉へは根室から224.7㌔、釧路からは89.3㌔のの乗車です。
北海道に来ていますのでサッポロビールのCLASICを買っての飲み鉄旅です。
▲ 18:00 山に隠れる夕日を摩周駅で見ました。北へ向かっているはずですが西方向へと進んでいました。この先右へと回って北上していきます。
▲ 18:15 川湯温泉に到着です。釧路では高校生が沢山乗車しておられましたが途中駅で下車されてここでは乗客は6人に減っていました。
1960年代の流行語で巨人・大鵬・卵焼きと言われて有名だった川湯温泉街にある大鵬相撲記念館前へ向かう阿寒バスが列車接続で待っていました。今日宿泊します国家公務員の宿泊所の『KKRかわゆ』の支配人からは予約時に「午後6時を過ぎたらバスはない、Taxiを手配しておくように」と言われましたが真っ赤なウソでした。出発直前でのネット検索でバス便を調べると阿寒バスが18:20に発車していることが分かりましたのでTaxi手配は止めました。チェックインでその事を言いましたが謝ることはなくバス会社から連絡が来なかったと無責任で極めていい加減な対応でした。
この宿では部屋で夕食を食べられるかなと思って予約したのですが、火曜日はコックが休みで夕食を提供できないと言われがっかりしました。
チェックイン時に美味しい食堂・居酒屋を聞きましたら2軒を紹介いただき向かいましたが両方とも定休日です。ホテルマンとして客に提供しなければならない情報の確認を全く勉強していません。呆れました。
▲ バスの乗車時間は12分間、バスに乗れなかった時を考えてGoogleMapで道を見ておきましたが駅を出ますと温泉までは原生林の中の1本路でした。約4㌔近くはありましたので歩けば50分はかかったでしょうね。
バスの乗客は私一人でした。運転者は気さくな方で話をしていますとホテル近くのバス停まで送ってくださりました。
▲ 部屋は8畳の和室、お風呂は源泉かけ流しの湯、船室はpH1.8を誇る日本有数の強酸性泉です。
この温泉は初めて北海道に行きました時に日ごろはステホか車中泊のところを奮発して旅館に泊まりました。記念の温泉なのです。
夕食では迷った末に入ったのは「居酒屋祭蔵」、愛想の良い店主と奥さんのおもてなしは対応良く、久しぶりに心地よく飲めました。今日はトラブルを受けた日でしたのでストレスが溜まっていましたが吹っ飛ばせました。あすは稚内へと向かいます。
Part 4 へ続く
キハ54の旅はよろしそうですね!
車内で窓の外を見ながらのサッポロクラシック、格別だったでしょうね!
それにしても釧路と根室の魚の値段比較を含め面白かった!
三田会の蜂谷さんの切符に関する説明、分かり易かった!
次の稚内行きを楽しみにします!!
(ところでほたて弁当や尾岱沼へ分岐する駅は厚岸じゃなくて厚床じゃありませんか?)