第2日目 5月17日
最近の旅での2日目は寝過ごすことが続いています。今回は列車本数が少ない路線に乗車するので失敗は許されないと昨夜は20時過ぎにはホテルに戻って入浴後直ぐに就寝しました。そのおかげもあって4時前には起床、部屋から見る北の町は既に明るくなっていました。
ホテルの朝食は6時半からです。時間がありますので朝の散歩に出かけて部屋に戻ってTVで今日の天気のチェックです。今日も好天気が続きそうです。 ▲ 7:44 ホテルを出て徒歩10分で釧路駅に到着、列車で根室へと向かいます。
▲ 左側1番線に入線してきたのは 8:19発の札幌行き「おおぞら4号」、右側2番線で発射待ちは7:56発の大楽毛行きのH100形(愛称は「DECMO(デクモ)」)2582Dです。こちらは土休日運休となっていますので高校生通学列車のようです。石勝線新得~釧路の全普通列車54本は2020年に投入されたH100形24両に置き換えられて運用されています。 ▲ 釧路発の時刻表です。帯広方面へは特急6本、普通11本、根室方面へは8本、網走方面へは7本の合計32本が発車しています。私が学生時代に毎年のように訪問した1968年(昭和43年)は、帯広方面へは特急3本、急行3本、普通10本に繁忙期の夏場は特急1本、急行4本が増発されていました。根室方面へ急行3本、普通は7本、網走方面へは急行3本、普通5本に夏季繁忙期には急行1本が増発されていました。 合計34本が発車していますが夏季繁忙期は増発6本を入れて40本が発車していました。
列車本数にそれほどの差はないようですが車両編成は昔の方が断然多かったので乗客数が違っています。
▲ 根室行きはキハ54-514の単行運行です。根室までの根室本線(愛称;花咲線 135.4㌔を2時間31分15秒で結んでいます。交換等での運転停車時間は合計で12分30秒ありますので平均速度は58.8km/hです。ローカル線の普通列車としては早いほうの運行です。平均駅間距離が約8キロありますので平均速度は高くになります。
太平洋に面して走りますが海が見えるのは厚岸前後と落石の手前付近だけで殆どは勾配カーブも多い原生林の中を走行しています。
▲ 9:12 花咲線では唯一の有人駅(昼間のみ)厚岸に到着、ホームにはピンク色のチシマサクラが満開で迎えてくれました。この桜は日本統治下時代に名前のとおり千島列島から移植されて来ました。日本で一番の遅くに咲く桜です。
▲ 9:19 厚岸を出発すると海岸沿いを走ります。花咲線らしくなってきました。
▲ 9:36 反対列車と交換する茶内に先着、1分30秒の停車時間です。2人の乗車がありました。
▲ 10:29 花咲線の好撮影地として有名な別当賀~落石を走り落石に到着。
◀ 10:46 鉄道駅では最東端にある東根室に到着、ここにも1本のチシマサクラが咲いていました。
▲ 10:49 定刻に根室到着。降りたのは10人足らずでした。▲ 根室に来た目的は駅そば『北然仁(ぼくねんじん)』で幻の摩周そばを食することでした。早速行ってみましたが開店していません。もう閉店したのかとかと駅員にお聞きしますと火曜日は定休日になっているとのこと、定休日についてはHPに記載がありませんでしたので唖然としました。不定休なのだそうです。またリベンジしなければなりませんね。 Part 4 へ続く