第3日目 5月7日 その1
今日は朝に福塩線・福塩線を撮ります。時刻表をご覧のとおり、昼間は運行が少ない両線ですが、5:00~8:30には上下計7本が撮れますので頑張って4時半起きです。
▲ 上は西村さん作成の福塩線ダイヤグラムです。西村さんは、初めての撮影地に赴く時にはダイヤグラムを作成した後、地図やGoogleの航空写真とストリートビュを見ながら仮想撮影ポイントを見つけていかれるそうです。私も初めての地で撮影する際は、列車乗車でロケハンとダイヤグラムを作成する事を常としていますがダイヤグラム作成だけでも1日はたっぷりと必要です。今回は西村さんにお任せして、事前に撮影候補地をリストアップしていただけました。ご面倒をおかけしていますが助かります。ありがとうございます。
今日の最初の撮影地は、三良坂~吉舎です。朝食はホテルで食べられる時間ではありませんので途中のコンビニで買うことにして出発しました。
▲ 山に滑昇霧が立つ三良坂~吉舎で三次発府中行きの1番列車1720Dを待ち受けます。5:40 キハ120-21の単行が左手から大カーブを描いてやってきました。水張りの終わった田には既に稲が植えられていました。まだの田もありましたので、数日前の田植えだったようです。
撮影地① Google座標; 34.744276, 132.982362
▲ 6:38 撮影地② Google座標; 34.746642, 132.983896
次の1722Dは前方の山のすそ野に近い場所に移動して田植え前の田で待ちます。同じキハ120-6の単行でやってきました。
朝日がステンレス車体に当たって輝く、また水面にも映し出される光景が撮りたかったのですが今日は昨日からの雨が止んだとはいえ曇天空でこれは望めません。
▲ 6:49 撮影地④ Google座標; 34.737198, 132.984956
続いては府中からの1番列車を吉舎方向の明玄寺まで移動して狙います。浄土真宗本願寺派の寺院だそうで、門構えがしっかりとしています。やってきた1721Dも、キハ120-322の単行でした。
次の撮影地は、時間の関係で一旦芸備線に向かいます。三次発備後落合行きの1番列車を撮ります。三次方向へ戻り塩町~下和知で広域農道とオーバークロスする道路橋から狙います。
▲ 7:12 撮影地④ Google座標; 34.781006, 132.922063
のどかな光景が広がる中、塩町からの350D,キハ120単行がやってきました。この道路を境にして三次側の田は田おこしが済んだ状態、反対側はまだ水張り状態です。バックの高速道路は陰陽連絡自動車道 として計画・建設された尾道・松江自動車道(無料)です。昨年、2015年(平成27年)3月22日に全通したこの高速道路は山陰自動車道、中国自動車道、山陽自動車道ともつながり、陰陽連絡を鉄路から奪い取りました。尾道駅~松江駅を乗換案内で最短シュミレーションしてみますと、鉄路なら3時間33分、6,160円(運賃・特急料金込み)かかりますが、マイカーだと約2時間17分(約2,000円(ガソリン代・高速代込)と所要時間も交通費も道路に軍配が上がります。
また鉄路で鈍行なら約6時間余りかかり運賃も4,000円と、全く勝負にはなりません。
▲ 7:47 塩町~下和知 撮影地④ 同じ撮影位置ですが水鏡が撮りたくて道路橋下からの撮影です。備後落合発三次行きの1番列車、351Dはキハ120-332の運行です。
撮影後は再び福塩線の三良坂~吉舎へと戻りました。
▲ 8:05 撮影地⑤ Google座標; 34.741363, 132.980316
朝1番よりは吉舎側に撮影場所を替えて撮ります。築堤と水田とは離れていますので水鏡はバッチリとは参りませんでした。走るは1724D、キハ120-324です。
▲ 8:15 撮影地①に戻り府中からの来る1723Dを撮ります。キハ120-333です。
これで朝走る福塩線と芸備線の全列車の効率的な撮影が出来ました。次はこの時期に運行される臨時通学列車まで時間がありますので三江線を目指すことにしました。混雑する三次市内を迂回して三江線が走る対岸の375号線を北上します。もうどこでどんな写真が撮れるか熟知しています道です。
Part 5へ続く