第3日目 5月7日 その2
朝の福塩線・芸備線撮影後は、混み合う三次市内を迂回して三江線の対岸を走る375号線を北上します。
▲ 9:04 撮影地 Google座標; 34.807227, 132.777060
走っていますと長谷~船佐で江津発三次行きの1番列車423Dが走ってくるのが見えました。まさか間に合うとは思っていなかったので車を停めて急な山の斜面を行くDC2連(キハ120-357・315)を撮ります。前回来た時には連日とも単車運行でしたが今日は2連です。後部は団体扱いではなく一般客扱いで運行されています。30%程度の乗車率でした。
▲ 9:11 撮影地 Google座標; 34.811375, 132.810620
車をUターンさせて追っかけ、前回気に入っていた粟屋手前の棚田をバックに撮りました。この撮影地には前回気が付きませんでしたが山の上に上る林道が分岐していて俯瞰できます。次回はこの上からも撮影したいものです。
また前回は三江線沿いの県道が工事中で通行止めでしたが今日は走れるようになっているように見えました。駅を訪問したいと西村さんと意見が一致しましたので引き返して向かうことにしました。
▲ 9:47 途中コンビニによって朝食を仕入れてから粟屋駅訪問です。対岸から見た通り集落があって棚田が広がっていました。1955年(昭和30年)3月31日、当時の三江南線が三次~式敷で開業した際に設置されています。
▲ 開業当時のダイヤです。上下各10本もの発着がありました。粟屋で折り返しの区間列車も設定されていました。それほど乗降客が多かったのでしょうね。現在は上下各5本と半減しています。
▲ 小さいながらも木造待合室が設置されています。開業は1969年(昭和44年)4月25日に付近集落の子供が通っていた学校が、過疎化によって閉鎖されたために借り乗降場として設置されたそうです。そのためか待合室は教育委員会により建設されています。
国鉄民営化からJRになった1987年(昭和62年)4月1日に正式な駅へ格上げされました。列車発着は通学に合わせた設定になっていて粟屋駅とは違って通過する列車があります。三江線で列車が通過する駅はここだけです。秘境駅の1つとして注目されるようになってきました。
▲ 10:11 撮影地 Google座標; 34.803213, 132.788093
先ほど撮ったキハ120-357・315の2連が石見川本行きの424Dとして三次折り返しで戻ってきましたが、長谷は通過していきました。
▲ 10:38 すぐに車に乗って追っかけを開始しますが、江津側と同様に線路と道が交差するところ多しで、列車が来るかなり前から警報機が鳴って遮断機が閉まります。追っかけ追い抜いても踏切で待たされてしまう繰り返しです。加えて対岸の整備拡幅された道路と違って60km/h強では走れないので30km/hで走るDCは駅停車時ぐらいしか追い抜けません。2駅先の所木でようやくキャッチできました。
▲ 10:20 撮影地 Google座標; 34.810031, 132.749437
所木を発車した424Dです。
▲ 10:24 信木~式敷の橋梁を行きます。江の川沿いを走る三江線には山を切り開くスレースのない場所は連続した橋梁が数多く設置されています。ただ山側から撮るには足場が少なく撮影ポイントは限られます。
ここでも踏切に阻まれて追い抜けず式敷手前の浄土真宗本願寺派「蓮照寺」をバックには撮れません。式敷大橋を渡り門田トンネルで香淀をショートカットして追い抜き、江の川に架かる第三可愛川橋梁で待ちました。
▲ 10:33 撮影地 Google座標; 34.828903, 132.721063
香淀~作木口に架かる第三可愛川橋梁を渡っていく424Dです。広島からの接続もよく土・日では三江線で最も利用客の多い列車ですが、今日は40%程度の乗車率でした。
▲ 10:40 撮影地 Google座標; 34.828903, 132.721063
香淀~作木口、新緑が重なる中、山肌に沿って走ります。
▲ 10:44 ;撮影地 Google座標; 34.874257, 132.703502
作木口~江平 もう少しで江平到着。棚田が広がり集落が見えだします。
▲ 11:06 宇津井~石見都賀 撮影地 Google座標; 34.944649, 132.645736
桜時期も撮った大カーブの棚田には水が入りトラクターで苗床造りの真っ最中でした。
今回の三江線撮影は次の福塩線の臨時通学列車の撮影を優先するためこれで切り上げて戻ります。 Part6へ続く