2023年春 桜前線追っかけ旅Part1 わたらせ渓谷鉄道Ⅰ

今年も待望の桜の咲く季節がやってきました。今年の開花は例年に比べて早く最も早かった東京では3月22日には満開となりました。今年はどこへ行こうかと候補地をあげました結果、一度は行って見たいと思っていました「わたらせ渓谷鉄道」に決めました。早速現地にあるかつての1720系電車けごん号車両を利用したレストラン清流に電話をして満開状況をお聞きしますと、「もう満開を迎えていますよ。早く来てください。」との案内を受けました。続いては天気予報です。折角行くのですから雨は嫌です。4月1日頃が良さそうです。続いてはルートですが車で行くことも可能で、自宅から始発駅の桐生までをGoogleMapで検索しますと所要走行距離は491.8㌔、所要時間は7時間7分(高速道路)と出ました。

この時期は青春18きっぷの時期です。列車なら8列車乗り継ぎで乗車時間は13時間7分と車で行くのと比べると約2倍かかりますがコスパには遥かに優れますし、運転する疲労はありません。迷いましたが撮影地は駅近くで車の利便性を必要としないので列車を選択しました。

「わたらせ渓谷鉄道」
わたらせ渓谷鉄道44.2㌔はかつて江戸時代からの足尾銅山で採石した鉱石を運搬するために建設されたJR足尾線を1989年(平成元年)3月29日に第3セクターに転換した路線です。 中間駅の神戸(ごうど)駅沿線に咲く約300本の花桃が有名でシーズンには多くの観光客が訪れます。

第1日目 3月31日

① 長岡京 5:49⇒6:00 京都 6:03⇒7:11 米原
②    米原 7:27(新快速)⇒ 9:43 豊橋 9:49 ⇒ 10:23 浜松
③ 浜松 10:25⇒ 10:37 静岡 11:53⇒ 13:07熱海
④ 熱海 13:10(JR上野東京ライン)⇒16:15 小山 16:45⇒ 17:44 桐生

この時期の京都の日の出は 5:46、少し前に長岡京駅に到着して電車を待ちます。京都行の321系普通電車に乗車して青春18きっぷの旅の始まりです。京都でホームを移動して7:27始発、3番線から発車する223系長浜行き普通に乗換です。始発から3番目で朝早い列車ですがほぼ満席で発車しました。湖東方面への通勤客が多いようです。

7:27 米原で同じホームからの豊橋行きの新快速に乗り換えです。米原からはガラガラでしたが大垣から名古屋に向かうにつれて満席になってきました。名古屋で殆どの乗客は降りて豊橋までは再びガラガラ状態で走っていきます。
10:25 浜松で静岡行きの770Mに乗り換えですが3両編成のロングシート車の211系で乗車環境はドカンと落ちます。立ち席客もでて満席以上の込み具合でしたが何とか座りました。

11:53、静岡で乗り換えた熱海行きも211系6両編成のロングシート車です。次に乗り換えて乗車するのは宇都宮行きで約3時間近くも乗りますのでこれはたまらんと静岡駅での乗継の間にグリーンシート席のきっぷを買いました。
ついでに駅弁も買い求めました。大河ドラマで改めて注目されている徳川家康。徳川家康は幼少期に今川氏の人質として駿府(いまの静岡市)、30~40歳代は浜松から駿府へ、そして65歳から亡くなるまでは、大御所として再び駿府に暮らしました。江戸幕府を開いた家康、じつは人生75年のうち、およそ40年を「静岡県」で暮らしていた人物でもあります。そんな家康公をモチーフとした新作駅弁「家康公の駿河御膳」です。

▲ 12:29 富士~吉原の車窓から見えた富士山です。まあまあの展望ですがもう少しはっきりして欲しかったところです。

▲ 13:10 熱海でのりかえた小山行きの1620E列車グリーン車の車内で駅弁を広げて昼食です。2,000円と奮発しましたが値段の割にはたいしたことはなかったですね。
今日最長乗車区間の熱海⇒小山 185.4㌔を 3時間10分で走破して小山到着ですが乗り替える両毛線ホームが分かりません。ホームで地元民らしきおばさんに聞いて辿り着きましたが、なんと直角型に交差したホームでした。こんなホームは初めての経験です。他にも同じように交差する駅はあるのでしょうか?

▲ 16:45 両毛線の211系電車に乗り換えて今日の目的地「桐生」へと向かいます。車内はっご覧のようにガラガラでした。いつものように運用表を撮りに行きましたがJR東日本とあって一部表示の味気ないタブレットでした。

今日の宿泊は予約をしておいた「東横イン 桐生駅南口」、宿泊料は5,605円です。今夜の夕食はホテルで紹介していただいた「美食居酒屋 いろは本舗」です。落ち付いた感じのいいお店で、美味しくいただきました。
▲  上信電鉄の西桐生駅も近くにありますので散歩がてらに立ち寄ってみました。 Part 2 へ続く

 

2023年春 桜前線追っかけ旅Part1 わたらせ渓谷鉄道Ⅰ」への5件のフィードバック

  1. ぶんしゅうさん、始まりましたね!
    楽しみが増えます。有り難うございます。
    ロングシートばっかりの旅は味気がないですね。グリーン車を挟むのは正解でしょうね。それにしても家康様を名乗る駅弁は有名な東海軒なのに、中身の割に値段が高いですね!
    お疲れ様です。

    • マルーン様、コメントをいただきまして、ありがとうございます。
      3時間余りのグリーン車の旅は快適でした。さすが満員のロングシート車では駅弁を食べられません。静岡県内のJRもセミクロスシートが欲しい所です。

  2. ぶんしゅう様

    シリーズものはワクワクします。3時間10分を1,000円ならば私もグリーン券を購入しますね。

    今回は211系に縁のあった往路でしたが、東海道本線(静岡区間)には313系(旧セントラルライナー)が運用に入り、トイレ問題が解消されたと聞きました。静岡区間の移動が「苦」とはよく耳にしますが、トイレの心配が無くなったことで快適な移動が可能になったのではないかと思います。

    • 奈良の駅名研究家 様、コメントをいただきまして、ありがとうございます。
      313系の運用が入っていたのは知ってはいましたがどれだか分らずでした。今後は調べてからにしますが静岡地区に3両編成のロングシート車はたまりませんよね。無理やり座りましたが立ったままでは我慢できませんよね。米原~熱海にグリーン車が運用されるのは不可能なのでしょうか。

      • ぶんしゅう様

        関西では有料車両が増えてきてますよね。

        米原~熱海間でも新快速のAシートのようなものへの需要は少なからずあるのではと思います。ただ、東海道新幹線に誘導したい思惑がありそうで、実現可能性は低いでしょう。

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