夏休み日本縦断の旅 2日目① “山線”の旅

8月22日(木)

札幌 9:33 ― 快速<エアポート>31号 小樽行き → 小樽 10:07

小樽 10:57 ― 1938D 倶知安行き → 倶知安 12:16

倶知安 12:35 ― 2940D 長万部行き → 長万部 14:11

長万部 16:20 ― 2844D 函館行き → 函館 19:26

2日目は札幌からスタートです。ホテルで朝食を摂った後、時間があったので北海道大学のキャンパス内を少し散策しました。緑豊かなキャンパスで、趣のある建物も多く残っています。街中ですがキャンパスは広く、目の前を野生のリスが横切ることもありました。

札幌駅から徒歩5分の立地にあるが、緑も豊かで落ち着いた雰囲気の北大札幌キャンパス

札幌市中心部は道路が碁盤の目に区画され、区画が交差点標識に示されている。
(東西南北+数字の表記が市バスの系統番号に見えてしまった、、、)

駅へ向かい、ホームで少し列車を眺めた後、快速<エアポート>に乗って小樽へ移動します。車内は観光客で混み合っており、ほとんどが小樽までの乗車でした。車窓は都市部の景色から住宅街へと変わり、やがて石狩湾と崖に挟まれた絶景区間を走ります。通勤路線でここまでの絶景が堪能できるのもなかなか珍しいのではないでしょうか。駅舎の窓に飾られたランプが美しい終着の小樽駅。4番ホームは、石原裕次郎の等身大パネルも置かれていました(乗客の大半が外国人観光客だったため、あまり注目されていなかったのですが、、、)。小樽では、乗り換え時間を使って手宮線跡と小樽運河を少し散策しました。

721系電車。快速<エアポート>の主力として活躍していたが、現在では普通列車に充当されることが多い。廃車も進んでいる。

札沼線(学園都市線)の普通列車。車両は735系。

快速<エアポート>31号で小樽へ。

銭函~朝里間。都市圏にもかかわらず、海の真横を走る絶景区間。

小樽駅の「石原裕次郎ホーム」。

ランプが美しい小樽駅の駅舎内。ランプは北一硝子からの寄贈。

スピード観光を終え、“山線”と呼ばれる区間へと進みます。2両編成の車内は観光客と18きっぷの旅行者で混雑していましたが、観光客の大半が余市で下車したため、そこから先は空いていました。函館本線の小樽~長万部間は、北海道新幹線が札幌まで延伸開業した際にはバスに転換されることが決まっており、今のうちに乗車しておきたい区間です。

小樽から乗車した普通列車倶知安行き。

余市を過ぎると山深くなる。

倶知安からの列車は1両編成で、先ほどよりも混雑していました。旅行者や外国人の登山客グループに加えて、通院と思しき地元の方 (途中の蘭越まで乗車)の姿もありました。“山線”と呼ばれるように、周囲は次第に山深くなっていきます。面白い駅名として有名な昆布駅を過ぎたあたりから雨が降り出し、列車は雨に洗われた森の中を進んでいきます。やがて周囲が開け、“海線”こと室蘭本線と合流し、14時11分に長万部に到着しました。(続く)

倶知安駅ホームのむかい鐘。後ろでは、北海道新幹線の工事が進められている。

面白い駅名も北海道の鉄道旅の魅力の一つ。

夏休み日本縦断の旅 2日目① “山線”の旅」への2件のフィードバック

  1. 岡山好きの元京都人様

    確かに山線も今のうちですね。北海道新幹線の開業は大変嬉しいですが、一方で犠牲となる路線もあり、複雑な思いです。

    最近は、「今のうち」がとても多いです。やはり普段からできるだけいろいろな路線に乗車しておくのがよいのだと思いますね。まあ、それができていたら、廃止なんてならないのでしょうが。

    • 奈良の駅名研究家様
      本当にそうですね。普段は乗らないけど、無くなったら困るという方が多い気はします。一方で、通学や通院の方のように一定の需要もあるので、難しいものです。
      北海道新幹線は倶知安のように思っていた以上に工事が進んでいる箇所もあり、驚きました。

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