越南(ベトナム)統一鉄道の旅Ⅱ Part 7 ハノイ・ザーラム到着、特別車両でハイフォンへ

第3日目 12月7日(日)

① 南宁 18:05(T8701/MR1)⇒5:30 ハノイ・ザーラム

5:30 カメラが破壊されて傷心の中、夜明け前でまだ暗いザーラムに到着しました。この駅はハノイ手前2駅目の駅です。乗車しています列車は1435㎟ゲージの車両でドンダンからザーラムまでの 3線区間は終わり、これからは1,000㎟ゲージ区間になりますので走行することは出来ず、この駅で打ち切りです。

ザーラムは小さな駅でした。駅前は街路灯もなく暗く、出ますとタクシーの客引きやSIMカード販売に囲まれました。寝台で相棒だった方がバイクTaxiを世話してくれましたが暗闇の中でバイクの後部座席に乗るのは勇気がいります。慣れてもいないので怖さが出て、丁重にお断りを入れました。
急いで購入すべきはスマホ用のSIMカードです。これは無事、購入出来て一安心です。ハノイ駅へ向うにはTaxiだけしかないようですが運賃iは100中国元(約2,000円))の要求です。ぼったくり金額ですがもうTaxiもいないので、仕方なく支払って乗車しました。しかし降りる前には割り増しの500vndを要求したのにはブチ切れました。評判のぼったくりTaxiだったようです。

▲ 6:30 古いハノイ駅駅舎に着きましたので降りました。

直ぐ横にある新しい駅舎に向かって歩いているつもりでしたが方向は逆でした。ぼったくりにあって、冷静な判断を失っていたようで,約30分をかけてロンビエン駅にたどり着きました。

▲ 7:04 ロンビエン駅の切符販売窓口は開いていましたので12GOで予約したハイフォン行きのバウチャーを提示して、この駅からの乗車でもいいかと確認しました。駅員からは「停車しますので出来ます。列車乗務員が案内します。またこの列車には特別車両が編成に組み込まれています。空席があります。
お客様の予約券は一般車両ですがアップグレード変更されませんか?」と思わぬ返答が来ました。是非お願いしますと答えて手続きをしていただきました。ぼったくりTaxiには合いましたが思わぬラッキーが待っていましてオールOKです。
予約は払い戻しを受け新たに切符発券です。運賃は100㌔を乗って、350,000VND(2,100円)でした。格安ですネ。-

中華特急さんのHPにケップから分岐するハロン線には満鉄の客車が走っていたとの記事がありました。駅員に今はどうなっているのかとお聞きしましたが旅客の運用はなくなっているとの返答でした。貨物の運行は残っているかとも聞きましたが、ここでは分からないとの事でした。

② ロンビエン 9:36(LP3)⇒12:05 ハイフォン

▲ お腹が減っていましたので駅前の店で卵焼きたっぷりのバインミーを作っていただき朝食としました。

▲ 9:33 ハイフォン行きLP3列車の到着です。列車乗務員の案内をいただき乗り込みました。車体色からして派手で他の客車とは違っています。
9:36 列車は発車して老朽化しているロンビエン橋をゆっくり、10km/h前後で渡っていきます。バイク道路との併用橋で、横を走るオートバイにどんどんと追い抜かれて行きます。

▲ 有料の車内販売で気に入ったバナナの葉で包まれたデザートです。とろんとした食感でプリンのようでもあり不思議な味です。車販の乗務員に名前を聞きましたが知らない、列車特注ですとの返答でした。日本のような気の利いたお寿司、懐石・郷土料理等のグルメを提供する列車とは比較にはなりませんが車内の装飾は立派なものでベトナムにこんな車両があったとは驚きです。下調べでは発見できませんでした。

今回の目的でもありました蒸気機関車牽引でフェ~ダナンの峠を運行される予定の列車もこんな感じなのでしょうね。列車は60~80km/hでゆっくりと快走して12:14、ハイフォンに着きました。

▲ フランス植民地時代に開業したハイフォン站です。駅前広場はそれほど広くはありませんが、フランスの雰囲気はありました。

▲ 12:40、駅から約20分ほど歩いて着いたのは今日の宿「ハイフォホアン・ハイホテル」にチェックインです。宿泊料は4,340円、駅にも近くて安いですね。
▲ 15:52 踏切の上には横断歩道橋がありましたので上がってハイフォン駅構内を見てみました。コンデジですので望遠にしてもこれが最大限界です。一眼レフが無事でしたらと嘆きました。
ここハイフォンは人口約203万人、ベトナムの第4の都市で北部最大の港湾都市です。魚料理が味会えるかと街を散策することにしました。

▲ 15:55 地球の歩き方に他店とは違って海ガニがゴロンと入ったグルメが味会えると紹介がありました。まだ夕食には早かったのですが入ってみました。レタスが細かく刻んで食べ放題で出てきます。麺は米粉に何かを練りこんで  います。AIのChatGPSに聞いてみますと、「はい、それは**ハイフォン名物「バインダー・クア(Bánh đa cua)」**の可能性が高いです。茶色(赤褐色)に見える麺の正体は、一般的な白いフォー麺とは別物です。米粉に練り込んでいるのは、**サトウキビ由来の糖分(黒糖・モラセス/カラメル状の糖)**です。具体的には米粉にサトウキビ糖(mật mía/モラセス)または軽くカラメル化した糖を加えることで、麺が赤茶色〜濃い茶色・しさとコクが出る・茹でても崩れにくく、ややコシが強くになる。」そうです。初めてのお味でしたが美味しくいただけました。癖になるような味でした。

▲ 屋台の八百屋ですドカンと置いて売られる中国とは違ってこじんまりと並べられていました。

昨夜は夜行で熟睡できませんでした。疲れていますので早めにホテルに帰ってゆっくりしたい、また今日は日曜日でジュニアーとラインを使って連絡が取れます。eSIMが全く使えなくなっているので対応策を教えておらわないといけません。食後は寄り道せずに帰りました。 Part8 へ続く

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください