北海道のキハ82を投稿したところ1900生さんから特急「おおとり」の上り下りの間違いを指摘された。ここは午後2時過ぎの下り3D「おおとり」から日没までいた。この年は最後の仁山のスイッチバックと狩勝峠で1日を過ごしたが今振り返ってみると室蘭本線での「おおとり」の前後は勾配こそなく平凡な路線であったが実に多くの機関車を撮ることができた。平凡な写真であるが数は稼げたので行き交う当時の列車を見ていただきたい。
最初は岩見沢発上り228列車室蘭行きC5729[室蘭]である。14時50分前の通過であるがこの大カーブで望遠レンズを使ったのは誤りで5両の客車を牽くのはC56に見えてしまうがどうだろうか。▼
次は15時過ぎにトンネルを出たC5530 [室蘭]牽引の下り229列車でこの列車普通列車でありながら函館発の札幌行きでこの辺りでは長距離昼行鈍行であった。▼
上り貨物でD51600という切りのいいナンバーで小樽築港区の所属である。当時の貨物は雑多な長編成で苦労する。▼
16時頃721列車室蘭発小樽行きはC5744[室蘭]牽引で来たが写真不出来で割愛。
上りの長い石炭列車をナメクジドームのD5197[追分]が牽いて来た。▼
上り貨物がD50の若番25[鷲別]で現れる。このカマは北見で保存されている。▼
16時50分頃上り岩見沢発長万部行きをC57168[室蘭]が8両の客車を従えて現れる。▼
17時頃上りタンク車と思われる貨物をD50294[鷲別]牽引で現れる。▼
上り貨物のD51342[岩見沢]。D50、D51共に回転式火粉止め、所謂クルクルパーが煙突についているが予備灯もなくデフレクターも細工されていないのが好ましい。▼
17時30分過ぎ下り231列車室蘭発岩見沢行きがC5532[室蘭]で通過。旅客用のC55とC57は室蘭区に配属されているが翌日室蘭本線で撮影した季節臨時列車急行「石狩」は苗穂区のC57が牽引していた。▼
17時40分頃パイプ煙突の若番D5055[鷲別]が牽引で現れる。もう日没で条件が悪いがこのような複線の真ん中での撮影は許されない。▼
最後は登別駅停車中の上り貨物のD50230で機関士、機関助士共に休憩か。不覚にも区名を確認するのを忘れる。▼
先にも述べたが室蘭本線は勾配がある訳ではなく単調な路線であるがいろいろな機関区の蒸機が次から次へと現れて退屈しない夢のような路線であった。


