2日目は朝ゆっくりとして9時35分の自強で枋寮へ、駅前のコンビニで弁当とビールを買っていると日本人の同業者に会いました。やはり普快車に乗って台東へ行くらしく、駅に戻る道でももう一人日本人に会い、私入れて3人の日本人が乗車しました。
↑ 枋寮駅にて、3両編成の普快車
普快車に乗り込むとクーラーはなく、窓も締め切った状態だったので車内は完全に蒸し風呂状態、天井の扇風機も熱い空気をかき回すだけで役に立たず、窓を全部開け放ちましたが風は入ってきません。走り出してようやく人心地着きました。
↑日本製スハ44タイプのSPK32700型
↑内部は転換クロスシートで冷房なし
前回3年前の3月にもこの普快車に乗車した時は3両の客車に乗客は3人だけで3人とも日本人らしい鉄、今日は同じ車両に子供連れの夫婦と若いアベック、他の車両にも数人ずつ乗っていて唯一の普快車が注目されてきているのでしょうか。普快車が走るこの区間は車窓の景色が素晴らしく2時間余りの乗車も退屈しません。昨年から今年にかけて訪問した枋山、枋野、太麻里を車窓から楽しみました。
↑枋山の手前で太平洋を望む
↑枋野信号所今回は待避、交換なし
台東には13:27着、台東では明日のタクシーチャーターと明日からの撮影のロケハンが待っています。駅で並んでいるタクシーに直接交渉では当たり外れが多そうなので、まず、駅の案内所で聞いてみました。いろいろ相談に乗ってくれるのですが、タクシーの交渉まではやってくれず、今日台東に泊るならホテルで手配してもらった方が良いのではということで、先にホテルに行くことにしました。予約してあった娜路彎會館は台東で一番のホテル娜路彎大酒店のグループの廉価版ホテルで、フロントの女性は英語をしゃべります。タクシーをチャーターして蒸気機関車の写真を撮りたいということを説明し、我々の目的を理解してもらったうえでタクシー会社に連絡してもらいました。明日、8:30~17:30、玉里まで往復含めてのチャーターOKとなり、続いて値段交渉、過去の経験からタクシーチャーターの最安値350NT$/Hrだったので、まずは3000NT$でどうかと聞きましたが、先方は3000NT$はちょっと・・・、4000NT$なら行くという返事、これは当初予定していた予算と同じなので、これ以上無理を言わず、それでお願いすることにしました。4人乗車で1人当たり1000NT$(3000円強)安いものです。
一番懸念していたタクシーの件が片付いたのでやれやれ、台東駅に戻り、玉里までロケハンに出かけました。台東-玉里間の撮影地はどこがいいのかWebも探したのですが、玉里手前の赤い鉄橋の他はあまり情報がありませんでした。出発の当日クモハ73106東ウラさんから、お知り合いの著名な旅行写真作家Kさんがまとめられた詳細な撮影地ガイドを頂き、照らし合わせながら大体のイメージがつかめました。帰路は途中駅弁で有名な池上で下車、駅前の駅弁博物館に寄ってから台東に戻りました。
↑駅弁博物館の前には2両のDR2050が保存されている
↑車内はテーブルがあり、売店で買った駅弁をここで食べる人も
↑2階にはこの地方の歴史の紹介展示があり、ここは昔の小学校を再現
21時過ぎにはこの日の朝日本を発たれたた不銹鋼號さんも到着、いよいよ明日からは本番CT273の追っかけが始まります。