阪神電車尼崎駅 車両を使って通り抜け

去る日、阪神電車尼崎駅のホームで、車両を使ったホームとホーム間の通り抜けを眺めていました。その時の様子です。

▼尼崎駅の空撮画像です(Google Earth)。上が北、下が南。
左が三宮方向。右が梅田、難波方向。尼崎駅の壮大な線路、ポイントなど配線が判ります。
乗り換え等に伴うホーム間の移動は、②番線と⑤番線に停車中の車両を使った通り抜けで、平日・休日および時間帯の区別なく、常時行われます。
amagasaki▼これが尼崎駅上り列車が関わるホーム群です。
左から③番ホーム(難波線)、真ん中が②番ホーム(本線)、右が①ホーム(本線)。停車中はすべて阪神の車両。
610091▼ある休日の昼下がり。13:32、③番線に難波線・奈良行き準急(近鉄)が入線しました。
610092▼続いて13:33、②番線に本線・梅田行き普通(阪神)が入線。左右両側の扉を開けて、
①番線の列車到着を待ちます。
610093▼13:34、①番線に本線・梅田行き急行(阪神)が入線。乗客の難波線乗換えが始まります。
610094▼(合成画像)右側の二人、通り抜け車両一番前の扉を使って、左側に通り抜け完了。難波線奈良行きに乗車しました。梅田行き急行は13:34、奈良行き準急は13:35、梅田行き普通は13:35にそれぞれ発車して行きました。
610095▼(合成画像)それから約10分後13:44、③番線に奈良行き急行(近鉄)が到着、13:40既に到着の②番線梅田行き普通(阪神)を使い、左の傘を持ったおばあさんが元気に通り抜け、
①番線に13:44入線、13:44出発の梅田行き急行を待ちます。
610099▼(合成画像)オレンジのセーター姿の女性も同様に、左から右へ。
6100910▼(合成画像)左の茶色シャツ姿の男性、チェック柄シャツの女性、乳母車を押す水色シャツの男性、いずれも足早に車両を通り抜け、①番線に向かいました。
6100911▼(合成画像)通り抜けの様子はこんな具合でした。
610096通り抜けは、車内放送でも案内しています。
上りホームの場合は、②番線に3,4分間停車する阪神普通車を使い、(時に直通特急・急行を使う事もあるが、短時分です)本線梅田行きと難波線・難波・奈良行きの乗り換え客が利用します。一方下りホームの場合は、尼崎や西宮止めの列車から、その先三宮・姫路方面の列車や特急・急行への乗り換えに利用されています。

▼尼崎駅構内西側。
まるでジオラマを見ているよう、ホームから三宮方向を眺めています。車庫出場車、留置車、尼崎折り返し列車に、上り下りの到着出発列車群。おまけに阪神、近鉄、山陽三社の色とりどりの車両。一体、線路にポイントはいくつあるのでしょうか。これらを広い高架上で昼夜を問わずに眺めることが出来ます。
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以上、阪神電車尼崎駅から録画中継でした。

阪神電車尼崎駅 車両を使って通り抜け」への3件のフィードバック

  1. 兵庫・ふるさと通信員様
    先日この通り抜けを経験しました。階段が苦手の私の様な老人には大変便利で結構な乗り換えができました。近鉄伊勢中川駅でもこのような通り抜けができたように思いますが、阪神尼崎駅はかなりフリークエントに通り抜けの儀式が行われているようですね。京王新宿駅でも時たま通り抜けの真似事のようなことがありますが、これはたまたまの乗務員のドア操作の結果と思います。

    • 準特急さん最近の関西行脚は相当のものです。尼崎駅ホームも御利用済みですか。関東から来た筆者の知人に、通り抜けて向こうのホームから難波行きに乗るよう案内したら、最初は少し戸惑っていました。

      関西でも日常の通り抜けは稀で最初から計画していないとスムーズに行かぬかもしれませんね。平日・週末共に②番線に普通車が10分おきに入線しますのでその都度渡れます。また、急行や、平日朝のラッシュ時の区間急行でも、②番線入線の際は、短時間停車ですが急げば渡れます。

      通り抜けもそうですが、尼崎駅構内は電車の『動く博物館』みたいなもので、ひっきりなしに行き来する三社三様の車両を見ていたら飽きることがありません。その割りには子供の見学者は少ないですが。

  2. 面白いレポートをありがとうございました。尼崎は梅田・難波・三ノ宮の3方向への乗り換えや接続があり、ダイヤがうまく調整されているようですね。ホームを替わらなくてもいい、良いサービスだと感心します。
    ところで電車の通り抜けといえば、旧京阪三条駅(地上)2番線特急の通り抜けを思い出します。駅の正面・南両改札口と京津線ホームも駅本屋側にあり、1番線は疎水の上で主に4両普通用、2番線が特急用で更に鴨川側に急行用3番線があり、急行の乗降客が特急車内を通り抜けていました。当時のダイヤでは特急が着く数分前に急行が着き、降車客は一旦2番線の線路に降りてホームに上がり本屋へ向かいますが、そのうち特急接近により警報ベルが鳴って横断は阻止されます。そして特急入線後に両側の扉を開けて通り抜け可能になっていました。
    発車時は特急発車の2分前頃に3番線側の扉が閉まり、特急発車後急行利用客は再び線路を横断して2分後の発車に間に合っていました。
    旅客通路は2・3・4番線ホームの最北端にありましたから、線路横断と通り抜けで歩行距離は随分短縮されていました。しかし遮断機などは無く、係員による整理だけでしたから、今から思うとよくあんなことができていたものと思います。

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