徐々に復旧が進む中国路の鉄路

あれから1ケ月が経とうとしています。被災したエリアとそうでないエリアの日常生活に大きな落差を感じる今日この頃です。大きな被害を受けた鉄道網も徐々に復旧してきています。

平成30年8月2日 中国新聞朝刊

当初予想より早く開通予定の区間もあります。

平成30年8月1日 中国新聞朝刊

殆どが高架の井原鉄道は比較的被害が少なかったものの、総社寄りの数駅間が不通となっています。床上浸水した民家で、軒下に置いてあったエアコンの室外機が浸水でやられてしまって、電気は来てもエアコンが使えず猛暑にうだっているケースと同様で、全線高架でも安心はできません。

平成30年8月1日 中国新聞朝刊

当地では普段見かけない名前のバスをよく見かけます。重機が不足しているのと同様に、企業の通勤代行バスやボランティア送迎バスなど特に中小型のバスも不足していて、中小の観光バス会社の車両も随分駆り出されているように感じます。

平成30年8月2日 中国新聞朝刊

 

同紙

許せないのは「火事場泥棒」の出没です。

同紙

現代の「横サボ」である方向幕を留置中の車内に潜り込んで盗むという不届き千万の輩がいるとは信じられません。被災後すぐに「オレンジ色の作業服を着てヘルメット姿の数人の窃盗グループが出没している」という噂が流れました。真偽のほどはわかりませんが、注意喚起となったのは確かです。

あとは山間部の過疎地域を走る線区の動向で、今後も注目してゆくことにします。

 

徐々に復旧が進む中国路の鉄路」への3件のフィードバック

  1. 西村様 復旧見込みの情報ありがとうございます。塩町食堂と上下の洋酒ケーキは来年何とかなりそうですね。こちらでは山陽本線の復旧が早くなるということと、伯備線が全線運転再開したというニュースだけでその他のことはわかりません。福塩線も思ったより早く運転再開されそうでなりよりです。やはり利用客が少なくても生活に影響のある路線が優先しての復旧のように思いました。問題は木次線の出雲横田と備後落合の区間ですが、改めて被害状況がどうかとネット検索しているとNHK NEWS WEBの広島NEWS WEBにたどり着き8月上旬にも全線で運転再開できる見込みと報じていました。おろち号も含めて再開できるようです。夏の観光シーズンですので、これはうれしいことです。このNEWSによると備後落合駅のポイントや信号設備が豪雨で水没したそうです。これで一安心です。あとは芸備線の鉄橋ですね。これはちょっと時間がかかりそうです。

    • どですかでん様
      コメントありがとうございます。昨日(8月1日)他用があってマイカーで木次を通過した際に駅をのぞきましたら、トロッコ用のスハフ13801(窓開放)にはブルーシートがかけられてほとんど庫外で、窓のあるスハフ12801が庫内で昼寝していました。駅員に聞くと、備後落合を含め不通区間で取り残されているキハ120はなく、全車が運用についているということでした。

  2. どですかでんさん、西村さん、
    一番心配していた(あきらめかけていた)木次線が再開、それも8月上旬にとは嬉しいことです。いい話を書いてくださってありがとうございます。

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