1月4日からは東京方面へ向かった。掲示板【6132】に記載された関東支部の新年会と、出版社での打合せが主目的だったが、もちろん撮影計画も織り込み済みだった。
最初に向かったのは千葉方面。まず総武線で「成田エクスプレス」を撮る。昨年10月から新車両のE259系が投入され、現行の253系はN’EXの26往復中16往復にまでに減ってしまった。しょっちゅう見る電車ほど、意外とキッチリした記録が出来ていない。駅撮りながらも、いい光線状態で記録しておきたい。
そして、いちばん気掛かりなのは、209系2000番代車と置き換えが始まった房総地区の113系の行方である。スカ色に塗られた113系は、近郊形電車のなかではいちばん好きな塗色だ。
以前は、文字通り横須賀線でしか見られないカラーで、この色を見ると、東京へ来たという実感が沸いた。昭和45年の万博のとき、大船電車区から113系が応援に来て、臨時「万博号」として活躍したときは、関西でもスカ色が見られて嬉しかったなぁ。
E233系の投入で京浜東北線から捻出された209系を大規模改造して生まれた209系2000番代車は、昨年10月より幕張車両センターに配属されて、113系を置き換え始めた。クハの車内はクロスシートに改造されている。
現在では分割併合を伴わない8両または10両固定の運用に限定使用されており、4両、6両編成の場合は、まだ113系。西千葉駅で2時間ばかり観察していると、約2/3が113系、残り1/3程度が209系といったところ。しかし、JR東のすべての総合車両センターで改造工事が進行中で、房総地区の113系、211系を置き換えるのも時間の問題であろう。
この本千葉駅、やや逆光気味ではあるが島式ホームから編成全体がうまく纏められる。内房線、外房線とも撮れるので本数も稼げる。駅の時刻表には編成両数も記載されており、113系を特定することもできるので便利だ。