埼玉新都市交通の新車

広島から埼玉の話題をお送りします。いつものように中国新聞の記事です。

平成31年2月15日 中国新聞朝刊

埼玉新都市交通は大宮・内宿間12.7Kmのゴムタイヤ式軌道です。上越新幹線の高架下を並走するため、上越新幹線に乗っていても、つい遠方の景色に目がいって、並走しているのを見落としがちな路線です。また全線新幹線高架に張り付いているため、写材になりにくく地味な新交通システムです。昭和55年に国鉄、埼玉県などが第3セクターとして会社を設立、昭和58年12月に大宮・羽貫間が開業、平成2年8月にひと駅延伸されて、現在の内宿までが開業しています。私は高崎に単身赴任していた平成14年5月25日に訪問しています。但しこの新交通目的で大宮に行ったのではなく、大宮工場の一般公開目当てに行ったのですが、大宮駅前からの長蛇の列にうんざりし、大宮工場見学はあきらめて、新交通の初乗りでウサを晴らした記憶があります。開業当時の1000系6連は川重・新潟製でしたが、開業から35年を経た現在ではすべて廃車されており、川重製の2000系と三菱製の2020系が走っています。

平成14年に訪ねた際のメモに書いてあった手書きの路線図を添付します。

手書きの路線図

車庫のある丸山までは複線、丸山・内宿間は単線で各駅交換可能でした(今も同じかどうか不明)。車庫は地上。大宮駅はループ線でした。大成・大宮間にNTTのビルが新幹線高架に接するように建っていて、新交通の軌道をふさぐ形になっていて、ここだけは、新交通が新幹線高架の中央部分ぐらいまで潜り込んで、ビルを避けているのが面白い光景でした。その手前の大成駅あたりからは、大宮工場内の解体線を見下ろすことができ、解体中の廃車たちが良く見えました。

内宿到着の1613

三菱三原製の2020系は平成27年に1編成、28年に2編成が投入されていて、今回の新聞報道にあったのは第4編成です。内宿駅の終端側の様子を添付しておきます。

内宿駅の終端側

ゴムタイヤ式でも道の仲間ですが、あまり話題にならないですね。広島のアストラムラインも西広島までの延伸計画が先般公表され、具体化に向けて動き出しました(本件 うっかり新聞を捨ててしまってご紹介できず)。以上、地味なレポートでした。

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