近鉄特急を新緑のなかで撮る
“新緑めぐり”続けます。新緑の撮影は、デジカメならではと思います。フォトスタイルを「ヴィヴィッド」や「風景」にするだけで、あざやかな新緑になりますから、便利になったものです。近鉄大阪線については、WAKUHIROさんらから、季節感あふれるレポートを拝見しています。大阪線の勾配区間へは、依頼された単行本の撮影もあって、私もよく行きました。最初に行ったのも、季節も今ごろの暑いぐらいの日で、乙訓の老人さん、本を執筆中のTさん、東京から来られた準特急さん、4人で三本松駅に集合して、室生東小学校横の大築堤へ向かいました。三人とも、いずれ劣らぬ博識をお持ちの方ばかり、口角泡を飛ばしての電車談義の賑やかなこと、改めて調べるともう20年も前のことで、懐かしく思い出しました。その後も、また近鉄関係の本の編集・撮影することになり、集中的に三本松付近を訪れることになりました。“特急のイメージが大きく変わります”と会社のリリースが出て、汎用特急の新色が出始めた頃でした(以下2016年4月)。
▲当時はまだ当たり前だった、汎用特急の旧色も、新緑バックによく映えていた。
▲あざやかな新緑、深い新緑、グラデーション豊かな三本松の山々をバックに、アーバン、ISLの交換を。▲参急時代の壮図を感じさせる大規模な築堤・橋梁を行く。カラーページ用に、タイトル載せスペースの青空を大きく取り入れた撮影を続けた。▲この大築堤、午後からは“バリ順”となり、左手の丸い山もアクセント、右手は空で抜けるから、とくに前パン撮影には最適。今後、アーバンの去就にも注目だ。▲三本松駅に戻り、反対の赤目口方面に少し歩いて山手側の小道を行き、街道に沿った古い街並みと、山並みの間を抜けていく近鉄特急をとらえる。▲赤目口までひと駅乗って、三本松寄りに歩く。この付近がWAKUHIROさんが紹介されていた菜の花畑のあたりだろうか、この時は、レンゲが真っ盛りだった。▲12200×6+22000×2の旧色編成も今となっては懐かしい。▲三本松・赤目口の撮影は、明るいうちに済ませて、夕景の撮影のため、平端~ファミリー公園前の佐保川の鉄橋へ向かった。
総本家青信号特派員様
三本松ー赤目口いいですね。総本家青信号特派員様の足許には及びませんが何度か出動したことがあります。近鉄特急ネットワークの立役者であったスナックカーもまもなく見納めですが、撮影を強化しようと思っていた矢先にこのコロナ禍。痛恨の極みですが、忍の一字で待つしかありません。全然違うネタを飛ばして恐縮ですが、役員会も止まったままです。これもテレワークならぬテレ会議ででも出来るのでは、と思いました。Googleのデュオなどのソフトを使えば、それこそ手元にアルコール(不謹慎ですか)でも持ちながら、企業でやっているように会議(意見交換)が出来るのでは、と思っています。デジタル青信号を触っている方々なら易いものと踏んでいます。
ブギウギさま
貴重な提言、ありがとうございます。はい、今回の状況、外へ出られないことも去ることながら、誰とも話しが出来ないのが、いちばん辛いです(家族以外ではもう一ヵ月以上誰とも話していません)。電話、メールでは連絡できても、やはりナマの会話をしたいです。別にオンライン飲み会で無くてもいいのですが、“あんな話こんな話”が自由にできる日を待っています。無学でよく知らないのですが、お書きの“デュオ”というのはインストールさえすれば、複数で会議ができるのですか?
複数人数で話し合いや会議が出来ると思います。
事業所では「ズーム」というソフトがよく使われており使い勝手もいいのですが、これは無料版は一回40分の制約があります。まあ、40分経てば休憩すればいいのですが。私もオンライン飲み会なんてと思っていましたが、少し使ってみると、結構いけると思った次第です。
総本家青信号特派員様
青い空と深い新緑いいですね、同じ場所に出掛けながらこのような完成度の高さにはなかなか及びません。「山並みの間を抜けて行く…」は今まで知らなかった場所です、この辺りの特徴がよく表れていますね、是非トライしてみます。伊賀地方は5月の連休にはほぼ田植えが終わります、赤目口近くも水鏡の季節となり、また楽しみです。三本松でも5月初めに田植えが始まるようで、添付のような風景(2014.5.3)が今年も見られたと思います。
WAKUHIROさま
最新の写真、ありがとうございます。もう水鏡が始まっていますか。いいですね。「山並みの間を抜けて」は、以前P誌の近鉄特集で知った撮影地です。三本松から東へ歩くと、すぐ旧街道に入ります。最初の十字路を右に行き、宇陀川を渡ると徐々に道は高くなり、写真のような場所へ行き着きます。