車内

先日まほろばの鉄趣味住人さんから子供の頃によく宝塚ファミリーランドに行かれた話が出ました。当時阪急電車の広告は阪急グループのみと聞いたことがあります。写真は雪の日(1969年3月4日)に夙川から次の西宮北口に向かう934号の車内を撮ったものです。いつも厳しい米手作市さんが最近は寛大で優しく、多少きずがあったりボケていても投稿することが大事だとかいわれたことにつられてほん僅かの投稿をします。多分車内でフイルムを入れ替えて1枚目がご覧のとおりとなった傷物です。宝塚ファミリーランドを始め西宮球場のオープン戦や宝塚大劇場、阪急交通社など確かに阪急グループだけです。車内ではお客さんは新聞を広げています。今ならマスクにスマホでしょう。高校生の帽子は私のもそうですが白い2本線が入っていました。私の高校は男子は全員坊主頭でした。私鉄経営の遊園地もほとんど消えていきましたが、西武の豊島園も今夏で終了です。▼

次に横浜市電の生麦車庫で撮った単車700形717号の車内です。撮影は1966年7月です。右側の車内つり広告にはビートルズの写真展開催のPRが見えます。ビートルズは6月29日羽田空港に日本航空のDC8機で到着し、その時のJALの法被を着てタラップを降りる姿が有名です。日本公演は武道館で行われ右翼などの反対もあり、時事放談の小浜利得氏は「あんなもんは夢の島(ごみ処分用の埋め立ての人口島)にでも持っていけばよい」との発言はよく覚えています。歌と言えば東海林太郎や村田英雄の時代で年配の人にはビートルズに対するカルチャーショックがあったのでしょう。その後私もYesterdayくらいは歌えるようになりました。日本でもポップスやグループサウンズは出ていました。ところで700形は戦前に200形と貨車を改造して作られたもので、さらにダブルルーフの400形や500形、600形などまだ街中に単車が走っていました。横浜市電に興味のある人は冬眠中なのでここらでやめときます。▼

 

車内」への8件のフィードバック

    • 米手作市様
      これはこれは失礼しました。あの頃の歌手や歌には思い出が多く、私などはさらに正統派の藤山一郎や「高原列車」の岡本敦郎や小畑実など今でもよく聞きます。鉄道のみならず歌もスポーツもその他いろいろな趣味も人それぞれと思いますが大雑把に申し上げますと性別、世代、居住地などによりある種の傾向もあるように思います。さてビートルズには藤島桓夫あたりが
      対抗馬としてはどうでしょうか。

      • 『高原列車は行く』の沼尻鉄道より磐越西線の『赤いランプの終列車』でしょう!

        • 米手作市様
          音楽にも造詣が深い米手様には反論ではありませんが、岡本敦郎もよろしいですよ。曲も歌詞も素晴らしいと思っています。小畑実は今の北朝鮮の出身ですが、そんなことよりもこの人の華麗な歌い方もこれまた結構です。しかし、「高原の駅よさようなら」などカラオケでバックに211系等が出てくるとがっかりです。それにしても春日八郎も「イヨマンテの夜」の伊藤久雄もあの「六甲おろし」の古関裕而も皆福島県の出身なのですね。

  1. 準特急様
     確かに今とは違い、車内広告はグループに限っての掲載、2800の特急のロマンスシートの上は広告がなかったですね。スッキリしていましたが・・
     934の車内、ラッシュも過ぎ落ち着いたゆったりした時間が伝わってきます。
    オープン戦の広告がありますから、3月の雨の日ですね。もうすぐ雨も上がるのでしょうか?

  2. マルーンさん 2800のロマンスシートの上には広告がありましたよ。証拠写真があります。

    • どですかでん様
       確かに! ありますね。
       間違いだったら、ごめんなさい!
       ただ、吊り下がっているののはグループ外ですから、これは車内吊り広告掲載の門戸を広げた後ですね。
       その昔、阪急電鉄諸事業、東宝、阪急百貨店、阪急不動産等々グループ会社のものしか吊り下げてなかった時代がありますから・・・
       正直、昔の記憶が断片的にしか思い出せなくなってきていますね。う~ん!

      • どですかでん様、マルーン様
        関東の電車の車内を始めて見た時に窓上の車額という広告スペースがあることに気付き違和感を感じました。車内の美観は別として広告が多いのも関東の鉄道の特徴と思います。しかし、満員の時などに週刊誌などの広告に目をやるのも暇つぶしにはいいなと思っております。そのうちに各社画像広告が多くなってこれはこれでいいものと思っています。しかし、ローカル鉄道には広告主が少ないのか寂しい感じがします。個人的にはやめて欲しいのは車外の広告です。ある鉄道会社のトップは車両の外側の広告などに対して「魂を売る気か」と言ったことを思い出します。それでも経営の苦しい鉄道会社には広告も貴重な収入源です。鉄道会社も路線によってその効果も異なるため値段も違うようです。東京の新型コロナ感染に困っておりますがその感染の心配のないデジ青が楽しみです。

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