▲平渓線のローカル列車 三貂嶺-大華
4月20日(日)
最終日は、初日に行った猴硐の隣の駅、三貂嶺周辺での撮影です。この一帯は、かつての福知山線道場武田尾間のような趣のある区間で一日居ても飽きることはありません。といっても夕方には台北を離れ、桃園空港に着かねばなりません。
午前中に貨物列車や各種の優等列車を撮影し、三貂嶺から分岐する平渓線に沿ってハイキングがてら沿線撮影をします。この辺りでは昼ご飯を食べる店やコンビニがないのは判っていたので、朝、基隆で買っておいた菓子パンが昼ごはんです。三貂嶺でディーゼル自強の215次を13時過ぎに撮影した後、七堵まで戻り、台北まで20分少しの短い間ですが莒光521次の名残乗車をしました。
何時まで定期運行されるか判りませんが、客車急行莒光号の乗車は、客車列車に揺られる至福の時間を過ごすことが出来ます。6月にはサロンカーなにわやカシオペアも引退と言われています。長時間客車列車に乗る機会はどんどん失われつつあります。もし客車急行に乗ることに興味がおありでしたら、ぜひ今のうちに乗車されることをお薦めいたします。
4月25日、苗栗駅の近くにあった苗栗鐡道文物展示館が、苗栗火車頭園区としてリニューアルオープンしました。以前、収蔵されていた車両にEMU1200型など新しい車両も加え、12両が建物内に収蔵されているそうです。入場料は100元(約450円)とのことで、また機会があれば行ってみたいと思います。
▲EMU3000型の新自強405次 三貂嶺
▲ディーゼル機関車牽引貨物の主役はR200型となった 三貂嶺 R200型は、老朽化した米国製のR100~190型の代替機として、スイス、シュタッドラーレール社のスペイン、バレンシア工場で製造され、最終的には34両が就役するのだそう。
▲平渓線のローカル列車 三貂嶺-大華
▲太魯閣自強217次 三貂嶺 TEMU1000型は、東部幹線の高速化を達成するため2007年に登場した振り子式電車。JR九州の885系をベースに日立笠戸で製造された。増備車は、日本車両のTEMU2000型に代わったため少数勢力に留まっているが、今でも各線で活躍中である。好みの問題であるが、デザインはベース車の885系の方が前衛的でいいのではないか、と思う。そう好みの問題。
▲JR九州かもめ885系電車 浦上 2021年6月28日
▲DR3100型の自強215次 三貂嶺 ディーゼル自強は、東部幹線の花蓮以南が非電化の時代は主役ともいえる存在感があったと思う。多客時には12連も頻発した。15連もあったというが、私は見たことない。DR3000型までは既に廃車となり、経年の新しいDR3100型が、樹林ー花蓮と台東ー花蓮間で一往復ずつ自強号運用に就いている。
▲TEMU2000型自強219次 三貂嶺
▲莒光510次 百福
▲莒光521次が、七堵で発車を待つ。また、このような列車に揺られてみたい。