桜・新緑を軽く撮る   〈2〉

新緑の嵐電

京都を走る、もういっぽうの嵐電も、軽く撮りに行っています。

定番は、嵐電天神川を下車、徒歩5分の天神川橋梁。猿田彦神社の樹齢700年のクスノキが背景に入り、午後から順光で撮れる。青空バックの新緑だけ切り取れば、周囲の雑踏は気にならない。敬老パスを使い地下鉄東西線でも行け、最寄りには蔵書の多い右京区中央図書館もあって、立ち寄りついでに行ける。清く貧しい老人にとっては恰好の撮影地、ここでは、江ノ電カラーがよく似合う。

外人観光客で大賑わいの嵐電本線は、平日でも2連運転、しかし、唯一の旧型車スタイルのモボ301だけは、単行で運転中。新型車両の増備で、将来が危ぶまれているが、元気に頑張ってほしい。

 

嵐電の新車、KYOTRAMことモボ1形はデビュー時ずいぶん話題になった。京紫色一色だけは何とかならないかと思ったが、愛嬌のある顔付きは、なかなか良い。ある筋からの依頼で、高所から撮影する機会があった。屋根に巻かれた白帯が、顔を引き締めて、格好のアクセントになっていることがよく分かった。

 

 桜・新緑を軽く撮る   〈2〉」への2件のフィードバック

  1. なるほど、地下鉄東西線を利用する手がありましたね!うかつにも気づきませんでした。
    嵐電はアノ車体色が好きになれず、わざわざ撮りに行く気が起こりません。しかしKYOTRAMの増備が進むと、真っ先に見られなくかもしれません。撮るのは今のうちです。
    5月8日に嵐電沿線をうろうろしてますと、モボ301がやってきました。621とペアを組み、四条大宮寄りにつながれてましたので正面を撮るには逆光になるのが残念でした。初めて見た半世紀前には「間抜けな顔やなあ」と毒づいておりました。それでも長年見ていると愛着がわいてきたのか、かわいく思えてきます。なんといっても伝統の車体色が似合っていて、京紫は何とかならないものかと考えてしまいます。
    添付の画像は5月8日に四条大宮の西にある踏切から撮ったモボ301です。逆光で見にくいのは悪しからず、お許しください。

    • 紫の1863さま
      はい、敬老乗車証を使って写しに行きました。小市民でしょ。嵐電への考察、私も同感です、“京紫”だけは何とかならないかと思います。モボ301も、当初は幕板の広い、ブサイク顔やなと思いましたが、今となっては、それが“愛嬌”に変わって来ました。“京紫”もいつかは愛着に変わって来るのではと思いますが‥、やっぱり無理でしょうね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.