7月25日
グマスから首都クアラルンプールまでは電車です。グマス8時12分発クアラルンプール10時45分着のEG9420列車です。今日はクアラルンプールで降りますが、この列車はタイ国境の町パダンブサール16時33分終着となり、長駆8時間半をかけて走破します。
▲EG9420列車、特急用のクラス93の車内。車幅は少しタイトか。
今日の乗車距離は175キロで約2時間30分ほどの乗車で、35MYR(約1230円)です。電車列車のせいか昨日と流れる景色の速さが違います。停車時間も短くなりました。奇異に感じたのは、首都へ向かう線ですが、上り下りの本数がそれぞれ2本しかありません。モーターリゼーションの波が押し寄せているのか、時刻表に記載のないローカルトレインが他にあるのかは判りませんでした。
▲特急用のクラス93 クアラルンプール駅にて
▲貨物列車も通過 ドイツ製のクラス26型ディーゼル機関車はなかなか重厚では。
▲クアラルンプール駅の向かいのマレーシア鉄道公社ビル。1917年に建てられた。
クアラルンプールはさすがに首都というだけあって、これまで見かけなかった通勤タイプロングシートも備えた3ドアの電車も行き交います。それでも5~10分ヘッドとかではなく20~30分いやタイミングによってはもっと電車を待たねばなりません。マレーシアの鉄道は、マレーシア鉄道公社が運行しており、軌間はタイと同じく1000ミリのメーターゲージで、電化区間は交流25000ボルト。車両は、いちばんよく見かけたのは特急型はクラス93、コミュータートレイン(通勤タイプ)はクラス92でいずれも6両編成、中国の株洲電力機車製とのことで、2010年代以降の新しい車両です。
▲コミュータートレイン用のクラス92
▲特急用のクラス92
▲クラス29機関車は中国製
コミュータートレインには、それ以前の韓国製の車両もあるそうですが見かけませんでした。貨物列車もたまに走っており、こちらの方が面白いかな、と思いました。しばらく駅撮影していましたが、車両もほぼ単調で知識もないので飽きてきました。午後遅くには撮影は切り上げ、少し観光をすることにしました。
以前のデジタル青信号でも、マレーシアの鉄道についての投稿があります。かつては、クアラルンプール以北の西海岸線でも客車列車が運行されいたことや、クアラルンプール付近も非電化の時代には、個性的なディーゼルカーや客車列車が活躍していたことが判ります。それに比べると現在は、マレーシアも日本のように速達性と利便性に勝る電車列車による普通と特急に特化していることが見て取れます。
▲ホテルの窓からモノレールが見えた。
▲KLセントラル駅 日本語の表記も見える。

▲キャッシュレスの券売機
▲街なかをモノレールが走る。

▲ヤシの実の汁は多すぎた。


