桜三分咲き、大井川鉄道

何年ぶりかの連休が取れたので大井川鉄道を訪れました。DRFCの犬山行きの時は、生憎行事が重なり行けず、皆様には失礼しました。
春休みのお花見シーズンの書入時、大井川鉄道ではSL列車を一日三往復運転する日があります。3月28、29、30の三日間、笹間渡温泉を根城にして撮影して来ました。桜を蒸機のバックにと意気込んだのですが、最後の寒波襲来で三分咲き、わずかにピンク色を帯びた程度、一週間後に満開でした。その代りに桃の花や、早咲きの枝垂れ桜などが代役を務めてくれました。

鉄ちゃんは相変わらず沢山いました。例によってあまり行儀が良くなく、立ち入り禁止のロープなどは越えて当たり前。蒸機には再三にわたり警笛を鳴らさせていました。彼等の移動はみんな車、そのくせ写真はほとんどが線路際で望遠レンズ使用。車どころか自転車もない私は、電車利用と徒歩。山にも丘にもリュックを担いで、楽ではありませんが登れば、そこは人影を見ない絶好の場所。空気もおいしく命の洗濯をしてきました。

先ずは、第一日目28日(土)。9レ旧近鉄車両で笹間渡着、大井川第一橋梁へ。橋梁のイン側は既に一杯、立ち入る余地なし。アウト側は無人。一人で1001レ、ヘッドマーク『さくら』のC108号。5両の客車に電機を従え勢いよく登場です。
この後、河原に降りて1003レとイン側特等席で101レを撮影。

01レ通過後、上りが返ってくるまでに2時間30分あり、なるべく橋梁全体が見渡せる小高いところに登ることにした。
川 の水量は少な目、向こうの山は緑に混じりところどころに桜らしき色も見える。1002レと1004レを撮影。

1004レC11275は電機の後押しもなく、全車両が橋梁上で上手く収まった。私は、全車両を画面に収めるのが好きで、大したカメラでもないのに遠景写真が多い。そして伸ばしてはピントが悪いと残念がっていることが多い。昔、英国の鉄道写真の撮り方なるものを聞いたことがある。車両は最後尾まで入れるべし、カーブでの撮影はイン側で撮るべし、アウト側からの場合は高所から撮るべしなどなど。今時こんな話は通用しないが、できるだけ全車両を入れて撮りたいと思う。

この場所から更に上に昇った場所からは、抜里駅や抜里トンネルまでが一望できる。次回は下り列車をここから撮影しよう。この日最後の撮影は、下に降りて、やはり橋梁を下流側から眺めた。桜は二、三分咲きで今一つ色が足りない。この間からの寒波で開花がすっかり遅れてしまった。その分、蒸気の白さははっきりしてよかったが。この夜は笹間渡温泉(入湯料500円)に浸かり、東屋旅館泊。

翌日は、東屋旅館裏の線路で少し撮った後、家山に向かった。桜の開き方にすごく差がある。ある木は花で白っぽく、ある木はまだ淡いピンクだ。駅を出て左手に進み、以前予約して結局行けずにキャンセルした森屋旅館を過ぎ、駿遠橋を渡り対岸についた。そこから河原を進み、ちょうど家山駅の対岸の河原に陣取った。かなり遠いが、家山川付近にかかるこいのぼりが元気に泳いでいる。これをバックにしようとするのである。昨年真岡鉄道でも試みたが、この時は先着組に占領されうまく行かなかった。今年5月にも真岡に出かけよう。

残念ながら蒸機は絶気。こいのぼりだけの姿だ。この後も川原で1003レを。引き戻って駿遠橋の斜め上から101レを。橋の上を大型観光バスが通過するとかなり揺れる。撮影時と重なると、三脚も無用となる。時差があるようにと祈る。幸い上手くいった

家山駅から少し離れたところで昼食。よい天気なのでビールを注文したら大瓶しかない。半分残せばよいものを丸1本、意地汚く飲み干した。そしてリュックと共に峠を徒歩で登る。まだ元気だ。車など要らない。20分ほど歩いて抜里の茶畑を眼下に一望できる所に着いた。昨日同様午後は高所から見下ろしだ。一時間近く待ち、1002レ登場。

大井川近くの公園風の桜が二、三分咲き、わずかにピンク色。惜しいなあ、あれが満開なら最良だのに。蒸機はトンネルに向いやや上り勾配ながら絶気状態。今一つ面白くない。茶畑には大型扇風機が無数に見える。地元の人の話では、霜除けの扇風機が回転するとかなりの騒音だそう、維持費も結構高いとのこと。
この後、山から急坂を下り、抜里の平坦な茶畑に向かった。昨日に比べ天気は絶好、茶畑中央に八重の桜がある。八重の方が先に咲くのか少し不思議。15レと合わせる。

あと1004レと102レを茶畑で撮り、早々に笹間渡に戻り、まだ日の高いうちから温泉へ。室内の風呂は良いが、露天風呂は湯から出ると寒い、垣根から首を出すと、第一橋梁が近くに丸見え。そうだ、同志社ゼミの次回の酒盛りはここでやろう。関西・関東両方からの丁度中間地点だ。山の空気は良いし、温泉もあり、何よりも蒸機が走っている。2010年春にしようなどと温泉で一人決議。

いよいよ3日目。笹間度近くで2、3撮影。先ずは桃と12レ。

もっと奥地に出かけるのは止して、笹間川橋梁に行く。吊橋を渡ってと考えたが、鉄チャンの車が多い、月曜日だというのに。で渡らずに手前から待つこと40分。幸い風が弱く、川面は水鏡状態。1001レを撮る。山の桜は相変わらず少しだけ。手前の柳や竹の青さもまずまず。

再び笹間渡駅に折り返して旅館裏で1003レを待つ。ところがやってきた団体の貸し切り列車のヘッドマークは興ざめ。なんともセンスのないのには呆れた。喩え貸し切りと云えども、公共に供する物故、もっと上品なものにして貰いたい。いや、公共物を害するようにも見えた。で撮影はヤメ。
すぐさま、18レで抜里へ向かうべく笹間渡駅へ。快晴のこの日、駅前やホームから見える桃の花がひときわ美しかった。

抜里駅近くで101レを撮影。やや逆光だ。

再び家山に戻り、昼食。この日もビールの中瓶なし。
家山駅東側桜並木の土手、家山川の河原、月曜日にも関わらず桜の見物人で満員。大型観光バスでの見物人も。一方鉄っちゃんも多数。その間で上り蒸機牽引列車を3本。初めに1002レを。

最後は101レのタイ塗装C56。さすがに17本も撮ると、最後は少し惰性気味に撮り贅沢な仕草となった。

好天続きでご機嫌な撮影行であった。次は5月の連休、また真岡鉄道か、鹿島臨港鉄道に出かけます。

7 thoughts on “桜三分咲き、大井川鉄道

  1. 久しぶりに大井川鐡道を堪能させていただいた。京阪特急が貰われて行ってから暫く、年一度は通った。SLを意識したことはない、と言ったら老人らしいといわれるであろう。4月3日、東上にあたり新幹線「ひかり」の特急券は「掛川」にしておいたが一昨年秋、乗り継いで金谷についたら目の前を千頭行きが出て行った。やむなくタクシーで大代川鉄橋へ、折り返し入庫列車を撮り新金谷へ向かった。タイから帰国したC56が整備された姿で留置されていた。「3000形は?」とのの問いに、「家山に留置されている」との返事。いってみると側線に白墨であれこれ記入した姿であった。駅員に聞くと「C56整備に手間がかかりすぎ、入場まち」との返事。検査入場の結果が気になったが今回はパスとし、浜松で下車、
    遠州鉄道を覘いてきた。その時の一景が初めて掲示板の表紙となった。
    tsurukameさん、京阪特急は元気で、走っていましたか。撮っていたら見せて下さい。

  2. 乙訓の老人様へ
    コメントをありがとうございます。
    そうなのです、京阪特急をこの3日間一度も見なかったのです。家山にはいませんでした。走っていればもちろん一番に撮るのですが。そういえば昨年の9月の時にも出会わなかったですね。どうしたのでしょう。元近鉄車両はともかく、地味な色で周りの風景にあまり溶け込めず、しかも汚れが目立つ元南海にとって代わって欲しかったものです。
    という訳で、京阪の写真を撮れませんでした。寂しい事でした。

  3. Tsurukame様準特急です。大井川鉄道は乙訓の老人様、総本家特派員さん、逗子の元BKマンの方々と行ったことを思い出します。確かに老人の目は京阪3000や近鉄6421、16000、南海ズームカー等を見るときは目がギラギラしていました。ところで、C11の5~6両編成は福知山線大阪~篠山口間の区間列車のそれを彷彿させるものがありますね。さて、桜の時期は撮り鉄にとって開花時期の早いところから寒くて開花の遅い所まで順にあれこれ計画を立てます。最近は地球温暖化で入学式の頃には落下盛んとか葉桜になる傾向があるようですが、今年はTsurukame様言われるとおり、開花後の寒波襲来で花が咲いている時期が長かったようです。小生、やはり、3月末に、西武の武蔵関とか、相模線の相武台下とか行きましたが蕾が膨らんだ状態で、1週間後にリターンマッチをしました。どちらかと言うと1~2部咲きより散り始めの方が写真に撮るとごまかしがきくようです。それと開花の実際の情報が必要ですね。総本家さんは予定した小湊が蕾状態で今年は仕事の都合上諦めたそうです。それと高低差もありすね。4月7日渋川で満開でしたが、直ぐ先の祖母島は蕾膨らむ程度の状態でした。同じ日に足利はやはり満開でした。先輩にはいろいろとご計画がおありのようですが、東京をかすめる時は是非ご連絡下さい。飲めないビールですがお付き合いさせていただきます。

  4. 準特急様へ
    この前も、わざわざメールをありがとうございました。準特急様とお名前が一致しました。
    40数年前一度、加太の村田屋で泊まりましたか。違っていましたか?最近のことはともかく、昔のことはよく覚えている年代も、おぼろげな事も多いようです。
    ゴールデンウィークと運動会の季節、年2回東京をかすめ、柏市と笠間市に行くのですが、孫3人の相手で精一杯、お寄りできそうもなくて申し訳ありません。
    真岡鉄道、鹿島臨海鉄道、ひたちなか海浜鉄道港線訪問が孫の希望か、おじいさんの欲望かいまのところ明らかではありませんが、今年の計画です。

  5. 準特急さん
    写真/コメント楽しく拝読させて頂きました。
    愚生、ドライブ/写真を趣味にあちこち出掛けている後期高齢者です。「富士山ほか」
    4月2日初めて、大井川鉄道SL/桜を撮りに車で行こうと計画してます。
    教えて頂きたいのですが~~~
     ※新金谷発 3本のSL 10.00  11.52  12.54  《家山・千頭・家山》

     1 より多く撮るのには、どういう順序でスポットを走ればよいのか?「欲張り?」

     2 ベストアングルの場所を推薦してください 「駅名」

     3 新金谷⇒千頭 車で”追っかけ” 何か所撮れるか? 

     4 鉄道写真を撮る”コツ”

    恐れ入りますがよろしくお願い致します      おかだとくじ

  6. 岡田徳治様
    大井川鉄道は過去2回ほどしか行ったことがなく、沿線の地形もよく頭に入っておらず、ましてや桜がどこにあるのかよく知りません。申し訳ございませんが、ご質問の1~3については私よりももっと詳しい方に回答していただきたいと思います。
    鉄道写真を撮るコツなどもよくわかりませんが、私は、自然の残る風景をバックに、できれば順光・俯瞰で列車の走行の姿をとらえることが好きです。要するにオーソドックスな写真を好み、最近増えてきたカメラ雑誌に出てくるような難しい鉄道写真は苦手です。雨や曇天の日、逆光状態等条件の悪い時でもいろいろ工夫し、失敗を経験するとたまには自分なりに納得する写真が得られます。それが次回以降も応用できることがあります。桜ですが花の命は短くてあっと言う間に終わってしまいます。このため、桜の時期はどこでどういう車両を撮るか、予め準備はしています。開花時期予想、天気予報は重要です。もう一つ、桜もそうですが、雪景色、夕焼けシルエット等は天気の移り変わりが早いので地元で予め場所を決めておくと対応しやすいと思います。私も高齢者ですので、あまり重装備せず、コンビニで弁当やお茶を買って、ハイキング気分で有名でない場所で自分なりのアングルを見つけて撮影しています。気の合った仲間と車での撮影旅行もそれなりに楽しいものであり、いろいろと情報を得たり、知識に向上に役立ち、刺激を受けることがあります。回答になっておらず脱線してしまい失礼しました。

  7. 岡田徳治様
    先週大井川鉄道の撮影に行って来ましたので、少しコメントさせて頂きます。
    大井川鉄道沿線は桜の咲いているところがいくつかあり、有名なのは家山駅付近でしょうか、私が行った25日はまだちらほらといったところでしたが、もう満開近くなっていることと思います。撮影地についてはどんな風景を好まれるかによりますので、ベストアングルのお勧めは出来ませんが、家山付近は駅から歩いていける範囲でいくつかのスポットがあります。私は車を使わずに行きましたので、SLの乗車と撮影の両方を楽しむことが出来ました。暖かい日で、弁当を買ってビールを飲みながら家山川の川原でのんびりとSLを待ちました。
    車での追っかけを計画されているようですが、SLと言えども表定速度30km程度で走るため、撮影後の撤収、移動後のの準備考えるとかなり忙しいものとなります。ましてこの時期花見客も多く、通行量の多いことが予想され、駐車の場所にも苦労されることと思います。充分御注意ください。大井川鉄道の撮影ポイントはいろんなHPで紹介されており、私は下記のHPを参考に、車窓からのロケハンで撮影地を決めました。御参考まで。
    http://www7b.biglobe.ne.jp/~kemunyan/guide00top.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください