アストラムラインと呼ばれている広島高速交通を広島市が延伸する方針を固めたそうです。アストラムラインはゴムタイヤ式の新交通システムで、広島市の中心地(本通、紙屋町)の地下からJR山陽本線を横切る白島(最近JRに新白島駅が開業し、乗換できるようになった)で地上に出て終点広域公園まで高架で走ります。途中大町で可部線とも乗換えることができます。1994年に広島アジア大会のメイン会場へのアクセス手段として開通し、すでに20年余りが経っています。現在18.4Kmですが これをJR西広島駅まで7.1Kmを延伸する計画です。現在 開通時に用意された6両編成の6000系が23編成と平成10年に増備された1000系1編成の計24編成で運用されています。運賃は初乗りが190円、全線乗ると480円ですが JRが初乗り140円、18.4Km相当が320円ですから かなり割高感は否めません。
以前は西広島から更に始点の本通りまで延伸してループにする案も浮上しましたが、広電と競合するためこの案は沙汰やみになりました。さて今回の計画ではまず平成30年代後半に約半分を延伸し、平成40年代初頭に西広島まで開業ということで、これから約10年から15年後のことになります。広域公園にある陸上競技場がサンフレッチェ広島のホームグランドですが、都心から遠いとか設備の老朽化などで移転も取り沙汰されています。さて10年後、15年後は世の中がどのように変わっているのか 予想がつきませんね。