デジ青読者の皆様、新年おめでとうございます。本年もどうかよろしくお願い申し上げます。
大晦日発、青信号特派員さんの『初の加太行き』を拝見しました。記事に加太始発列車の話題が出てきました。これに即座に応じるのが加太会員とばかりに早速用意しました。ただご覧の通り、雨の早朝とは言え、かなり下手くそな写真です。新年早々ご辛抱下さい。
特派員さんご想像の通り、亀山からD51のバック・プルで加太に到着。駅上りホームの西側に入線、客車を解放後、駅南のポイントから、上り本線を通り、亀山 方向に向かい、駅北のポイントでバックして、再び客車最後尾(加太に来る時)に連結すると言う段取りでした。駅員2名が信号手を努めていました。1966年7月24日でした。
▼機D51841【竜】駅南側ポイントから上り本線を順行、ホームを通過して北側のポイントに向かうところ
▼ホームはずれの北側ポイントから、再び駅西側の上り線にバックで進入するところ。ホームに客車最後尾(出発時最前部)と駅員の姿が見えます。
▼連結終了発車待ち、客車は5両。雨の朝、5時40分頃だがあたりは薄暗い。日曜日のこの日、乗客の姿はあまりなかった。
▼下り5時40分発、キハ35系323Dと交換、今日も加太の一日が始まります。
上りは発車まであと4分。
▼5時44分、上り客222レはいよいよ発車、夏だが蒸気の白さが際立つ。漸くあたりが明るくなってきた。
▼先ほど通過した駅北側のポイントから上り本線に進入、勇躍名古屋に向かう。
▼2時間と8分を要し、名古屋着7時52分、9時前後の出勤には充分間に合う。
▼交通公社の時刻表 1965年10月号
貴重な記録です。乗客もいない中、何のために加太始発があったのか、不思議です。
画像は真っ暗でしたので修整を行いました。ご了解ください。