【74055】行方不明のネガフィルムが見つかった。そしてフィルム保管に困ったのだ・・・

 行方不明のネガフィルムが一本あって、しかし一本と言っても6コマの一本でネガフィルムです。そのフィルムには近鉄内部線の内部で撮った写真で、その中でも気にいっているものが含まれていました。探すとべた焼きをしたものがあったので、それをスキャンして修正して画像として残すことにしていました。今回、発見出来て良かったと思っています。ただし、どのようないきさつで行方不明になったかわかりません。それはそれとして、この6コマ一本以外は例の酢酸臭がして隔離しています。使用不可になるような深刻な状態ではありませんが、ひどくならないように紙製フィルムホルダーにいれて保管しています。というのは樹脂シートでつくられたフィルムホルダーで保管していた時にフィルムが液状のようなものでべったりと樹脂製ホルダーに付着していたので取りだして以前に使用していた紙製フィルムホルダーに入れ換えました。酢酸臭がしますがそれほど悪くなっていません。今回、見つかった行方不明だったフィルムは紙製ホルダーに入っていて、酢酸臭がほとんどなく正常な状態です。そのフィルムの一コマの写真はというと

MN内部線001-N

 しかし、これ以上にネガフィルムを劣化させたくありません。昔のようなグラシン紙製ネガフォルダーは市販されていないし困っていて、フィルム保管方法について考えていました。すでにポリプロピレン製のネガアルバムを持っているので、何とかそれを利用して簡単に手に入るもので以下の条件を満足する方法を考えました。

  1. ネガの通気性を良くする。
  2. 樹脂製フィルムホルダーに接触させない。
  3. 取り出しやすくする。

そして思考錯誤の結果、このようなものを作ってみました。

ネガホルダー-1

トレーシングペーパーでネガフィルムをはさむようにしたものを作り、PP製ネガフォルダーに入れています。通気性を良くするように裏表に長穴を開けました。この穴を開けるのがめんどくさくて大変です。結局、この穴はやめることにしました。それが次の写真です。

ネガホルダー-3

ただ、トレーシングペーパーで両面をはさんだものを入れてあるだけです。トレーシングペーパーでフィルムをはさんだ状態はこのような感じです。

ネガホルダー-2

A4のトレーシングペーパー(良質の中性紙トレーシングペーパーを使用。安いものは酸性紙かもしれませんのでケチらずにいいものを買うことです。)を70mm幅に切って、半分に折ったものです。両端が長いので左側を50mmのところで、そして右側を15mmで折っています。フィルムに接触している面はトレーシングペーパーの裏側になるようにしています。裏側はザラザラなのでフィルムの面と空間ができやすいと思って、そのようにしています。多分、裏表の効果の違いはないと思いますが、気休めです。しかし、この方法でよかったのはフィルムを取り出すときに素手でも指紋が付かないことです。(当たり前や!)そして、短いフィルムでも簡単に取り出せます。ところで、最大の目的であるフィルム劣化を抑えることができるのでしょうか。それはわかりません。それはこの状態で長期間どのようになるか観察するしかないのです。古いグラシン紙のネガホルダーは次第にボロボロになっているので、今のところこの方法でネガを保存しようと思っています。まずはモノクロネガフィルムからです。

行方不明のネガフィルムが良好な状態から以前から考えていた方法を採用することに決断したのですが、これでうまくいったらいいのですが。

5 thoughts on “行方不明のネガフィルムが見つかった。そしてフィルム保管に困ったのだ・・・

  1. どですかでん様
    先日は有難うございました。おかげさまで関東からの関西あらしご一行様は大変満足して帰りました。ところで今回のネガフィルムの保存のことですが、デジ青へのこのような投稿は大変参考になります。といいながらよくわからないところがあります。私の所にも白黒のネガフィルム保存シート(初期のものはほとんどセロハン紙に入っております)が当時のDPE店での購入のまま年別にゴムバンドでまとめています。これが紙製フィルムホルダーと思いますが、半世紀も経つと紙の折れ目が裂けて外れてきましたが、酢酸臭も多少あると思いますが、特に使用不能はないようです。ただ、フィルムの傷や経年劣化により鮮明度の低下(ピントは合っているのに今焼くとピンボケのようになる)があるような気がします。トライXとブローニ-判は比較的再現状態がいいようです。グラシン製ネガホルダーが最近市販されていないとのことですが、これが従来の紙とセロハンのホルダーなのでしょうか。私の大量保存のネガフィルムの後期のもの、といっても昭和50年頃からですが、背表紙は紙ですがフィルムを包む部分はセロハン紙からビニールのようなものに変わっております。しかし、これも特に問題はありません。少し脱線しますが、私の保存上の問題点は湿気でした。特にリバーサルフィルムと当時流行った「私でも写せます」のフジカシングルエイトのフィルムが全滅したことです。この点白黒フィルムは強いと思いますが、今後はデジタル化を考えています。しかし、そのデジタル化もまだ世の中での経験が浅く、CD、DVDや外付けの保存でも安心できないとのことです。もっとも結果がわかる頃には私もこの世にはいないでしょうが。

    • 準特急様 和歌山線の117系以外にどこに行かれたのですか。風の便りに近鉄を撮りに来たとか。この時の写真を投稿されるのを楽しみにしています。さて、フィルムホルダーのことですがセロハン紙を使ったホルダーは私は知りませんでした。グラシン紙は日本製紙のHPによるとパルプ100%をすり潰してできた原紙を圧延ローラーのようなもの(スーパーキャレンダーという)を通してすりガラスのような半透明にしたものです。セロハン紙は透明なのでグラシン紙と違うものです。また、製法も異なっています。グラシン紙でもベースのグラシン紙にシリコン、パラフィン等をコーティングしいたものがあります。パラフィン紙はパラフィンで表面処理や含侵したものもグラシン紙といている場合があるようです。製菓でケーキのスポンジを焼くときに使うものもグラシン紙としてうっていますが、表面は剥離性を向上させる為シリコンでコーティングしているように思います。トレーシングペーパーも性質としてよく似ているので使うことにしました。使用しているのはコクヨの「A4薄口40g/㎡50枚」を使うことにしました。公立の図書館では資料をマイクロフィルムにしたのですが、ビネガーシンドロームで劣化しているので、その対策に苦慮しているそうです。映画フィルムなども同じような状況で貴重な映像が失われたものもあるそうです。このビネガーシンドロームについての研究が進んで、基本的には準特急さんがコメントに書かれているように通気性と湿度管理が重要だそうです。中性紙で蛇腹のようなものにフィルム保管する方法がいいようですが、今あるもので考えるとこのようなものになりました。おかげさまで、いろいろなことを知ることになったのはケガの功名でしょうか。

  2. どですかでん様
    紙のことがよくわからず不勉強で申し訳ありません。グラシン紙とパラフィン紙と混同しているというかよくわかっていないのが本音です。ただ、大学の生協でずっと現像を依頼していたネガを入れる紙は透明ではなくすりガラスを通したような半透明でネガを見るには取り出してみないとはっきりしないです。それをセロハン紙と称したのは私の間違いです。その後は透明のものあらわれましたがこれはネガがへばりつくような感じで問題があると思います。
    117系はご一行様のメインであった様で朝は逆光であったので、帰りの五條行きに再挑戦しました。1日目は関西線DD51、近鉄室生口大野-三本松、2日目は117系、105系ひまわり付き、昼間は南海高野線、3日目はJR和田岬線、阪神武庫川線、同淀川駅、近鉄京都線新大久保木津川橋梁、JR奈良線宇治橋梁、信楽高原鉄道、近江鉄道西武色狙い等強行軍でしたが、クモハ73106東ウラさんの名ドライブで無事に終了しました。初日は大和八木に泊りましたが歴史的な街で道路が狭くクモハ73106さんの大型車も苦労されていました。どですかでんさんにその時の写真を投稿せよと言われると逃げる訳に行きません。多少拙写を準備してみます。

    • 準特急様 グラシン紙とパラフィン紙はだれでも混同するようです。私も最初は混同していました。酢酸臭のするフィルムも今まではポリ袋に入れて隔離していたのですが臭いが抜けないのでちょっと考えてみてポリ袋から紙袋にかえて袋の口を開放状態にしています。酢酸臭を拡散させるようにしたのですが、これもうまくいくかしばらくこのままにしておこうと思っています。ところで関西撮影旅行はかなり盛りだくさんですね。和田岬線から信楽高原鉄道や奈良線の宇治川橋梁とそれに武庫川線に淀川駅で淀川の鉄橋ですか。超戦闘的な撮影行で車でまわったとしても、まわる順番はパズルみたいですね。そして奈良の道は狭いので車同士の離合が大変だったと思います。少し広い家の玄関先に待避することもあります。暑いので熱中症にならないように無理をせずに投稿していただければと思っています。

  3. どですかでん様
    フィルム保管の興味深い話、ありがとうございます。自作されたのこと、さすがです。
    ネガカバーには、グラシンのような紙素材と、ポリプロピレンのような化学素材があります。私が盛んにフィルム現像をしていたころは、手に入るものは紙素材のものしかなく、長らく愛用してきました。それが、ラボ関係で化学素材のネガカバーを使い始めると、紙のネガカバーは、次第に駆逐されてきました。もう無くなったのかと思いましたが、一社だけ、まだ紙のネガカバーを製造・販売している会社があるそうですね。
    両者を比べると、化学素材は、透過性がよく、検索するのは確かに便利ですが、フィルムの保管・保存性は劣るように思います。その点、紙は、フィルム保存の敵である湿気を吸収してくれますし、表面のざらつきで、空気の流通もあり、保存には軍配が上がります。事実、古いネガカバーを見ますと、湿気を吸収した跡がはっきりわかります。
    いろいろと、保存に腐心しているフィルムですが、先ごろ、エライことが起こっていることが分かりました。これについては、稿を改めて報告します。

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