静岡で撮る小田急ロマンスカー

こんばんは。

本日、小田急の新型ロマンスカー「70000形」と、30000形のEXEのリニューアル車「EXEα」の導入が発表されました。複々線化の完成と共に、特急列車にも大幅にテコ入れが行われることになりました。朝のロマンスカーの増発、新宿―箱根湯本の所要時間短縮といったダイヤ面での改良にも期待が高まります。

 

題名には「静岡で撮る」と書いてますが、今回は御殿場線の「あさぎり」ではありません。主に甲種輸送のお話です。

新宿と小田原、片瀬江ノ島、唐木田を結ぶ小田急線ですが、車両の多くを豊川の日本車輛で製造していることもあり、新車出場や改造入出場のために静岡でもその姿を比較的頻繁に見ることができます。特に、2005年頃から2012年頃まで行われていた新型保安装置、D-ATS-Pの改造では月に一回のペースで通勤車、ロマンスカーを問わず通過していました。また、ロマンスカーは他社への譲渡の際にも通過をしていました。

私自身が機関車好きなため、ロマンスカーと言うよりは機関車がメインになりますが、LSE以降の小田急ロマンスカーを全て地元の静岡で撮影しました。

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珍しく昼間の静岡駅を通過する7000形LSE(2012年2月 東海道本線静岡駅)

・7000形「LSE」

LSEは、1980年登場ということで、ATSの改造の対象外で2010年頃には廃車となるのではないかと言われていましたが、4編成中2編成が豊川まで甲種輸送されました。90年代にリニューアルはされたものの、車内外ともに80年代のデザインをそのまま残しています。小田急でも、「古き良き時代のロマンスカー」「シンプルながらクラシカル」と、その古さ(失礼?)を売りにしています。新型展望特急の導入により、2018年春に引退が決定しました。dsc_2743

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(2011年11月 東海道本線 東静岡―静岡)

・10000形「HiSE」→長野電鉄1000系

(2006年4月 東海道本線 静岡駅)

(2006年4月 東海道本線 草薙駅)

HiSEは、1987年登場の展望車つきロマンスカーです。全座席をハイデッカーにし、展望車以外の眺めの良さが売りでしたが、バリアフリー化対応ができないことを理由に4編成のうち2編成は2005年に運用離脱し、長野電鉄へ短縮のうえ譲渡されました。撮影時の地点では既に小田急の車両ではないですが、見た目はロマンスカーそのままです。

 

・20000形「RSE」→富士急行8000系

(2013年11月 東海道本線 用宗駅)

(2013年11月 東海道本線 用宗駅)

(2013年11月 東海道本線 舞阪―弁天島)

(2013年11月 東海道本線 舞阪―弁天島)

JR東海御殿場線との直通用に製造されたRSE。HiSEと同様のハイデッカー構造に加えて、ロマンスカー初のボギー車の採用、ダブルデッカー車の連結、展望車の導入見送りと異色づくしの車両でした。ロマンスカーと呼ぶには少々抵抗がある意見もあった一方で、静岡県の沼津駅まで乗り入れてくる姿は印象的でした。2012年の引退後、2編成のうち1編成が富士急行に譲渡され、短縮改造の上8000系となって活躍しています。

・30000形「EXE」

(2007年9月 東海道本線 東静岡―静岡)

(2007年9月 東海道本線 東静岡―静岡)

 

ロマンスカーのなかで特に異彩を放つEXEも、静岡県を通過していきました。写真ではEXEよりも牽引機のEF65に目がいってしまいますが…。

評価は芳しくないのは、唯一ブルーリボン賞を逃している点からも事実かと思いますが、特急車としてのクオリティは非常に高いです。もう少し人気があっても良いのでは、と常々思っています。

来年春にはEXEαとしてリニューアルします。デザイン図を拝見しましたが、オレンジバーミリオンのラインを配したデザインで、ロマンスカーらしさが出ていて好印象です。この改造も日本車輛で行われるため、再び静岡県内を通過します。

 

・50000形「VSE」

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10年が経った今でも絶大な人気を誇るVSE。洗練されたデザインは駅で見る度にわくわくします。この撮影の際も、通過に見とれて後追いを忘れてしまったことを覚えています。

今年の3月に「走る喫茶店」のサービスが終了してしまいましたが、展望車にコンパートメント、サロンカーと充実した設備は健在です。新型車両登場後もフラッグシップとして活躍するそうです。

・60000形「MSE」

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(2012年1月 東海道本線 静岡駅)

(2012年 東海道本線 草薙―清水)

(2012年 東海道本線 草薙―清水)

2008年に運用開始したMSE。Multiという名前に恥じず、小田急線内をはみ出して地下鉄からJR御殿場線まで幅広く走っています。昼間でも、写真のように夜間でも映える車体色が印象的です。頻繁に増備が行われており、EXEの70両に続く、42両が在籍しています。2018年改正での地下鉄直通の拡大に向けて更に増備が行われるかもしれません。

 

自社線を離れる特別な状態ではありましたが、比較的よく通過する小田急の車両に親近感が湧き楽しかったです。今後もこのような形で小田急の車両やロマンスカーが静岡を通過していくことでしょう。

2 thoughts on “静岡で撮る小田急ロマンスカー

  1. 寺田咲築様
    情報を敢えてとろうとしないので甲種輸送は撮影の合間に偶然撮れることはありますが、元来ぐうたらマニアなので今後もその手の記録はできないでしょう。それにしても静岡県内で小田急の車両がよく見られるのですね。そうそう先日初めて東武に配送される客車を秩父鉄道に撮りに行きましたが、来ませんでした。15人くらいいましたが結果的にガセネタでした。ところで小田急の新車の情報は始めて知りました。小田急線は準地元ですが、7000系と乗り入れのメトロ6000系が狙い目です。あとは西村さんが山陽本線で撮られたメトロ16024を撮ろうと思っています。

  2. 寺田さま
    初めて寺田さまにコメント入れます。寺田さんと会ったのは、たしか入学時のホームカミングデーの宴会の席で隣になり、静岡出身と聞き、静岡の思い出で話が弾んだこと覚えています。以来、写真展など、活動の様子を拝見していましたが、大学入学以前から、こんなに地元できっちり記録されているとは知りませんでした。
    先月、吉野へ行った際にも、卒業後の活動も聞かせてもらいました。環境が変わって大変だと思いますが、細く長く鉄道趣味を続けて行ってください。

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