東海道の電車を楽しむ-その2-

その1で小田原が東海道9番目の宿場だとの紹介を忘れていた。くわえて伊豆箱根鉄道大雄山線も起点が小田原ということでお許し頂きたい。

卒業を前にしたDRFC例会で、同期の土肥君から2枚の青焼き図面を「土産だよ」と言って頂戴した。老人は東海道筋の電鉄線めぐりの予定がなく、「有難う」と言って書類箱に入れたままとなった。1990年秋から吉川文夫さんと文通が始まっていた。ある日、整理していたら土肥君にもらった青焼き図が出て来た。そこで吉川さんに郵送したら「掲載25年後に図面が入手できるなんて・・・」、とても喜ばれた。氏はピク誌173号で伊豆箱根鉄道の執筆者、そこには青焼図になったモハ45+クハ23の写真が出ている。

1995年に駿豆線大場車庫お伺いした。「来年は大雄山に新車が配置され近代化計画達成となります」との話を聞いていた。この頃、関東の民鉄は大きく様変わりしており、それを追いかけるのが楽しみで息子や義弟宅を根城に東上するたびに巡回していた。その一端として1999年初夏にやっと大雄山線訪問が実現した。写真掲載順にコメントを振っておく。

①小田原駅新ホームに到着の車両は1996年製ステンレス車でクロスシート装備。 ②近代化第1号の5001編成は当線最初の高性能車でクーラーも設置されている。③大雄山駅の駅前広場は広く、最乗寺方面を始めとし、バスが頻発する。④駅正面にでんと構えるは金太郎君である。券売機設置で合理化が図られている。⑤2編成の右側と更に右の2線で客扱い。その東は検車線で日常検査のみである。⑥定期検査は駿豆本線大場工場送りで、小田原駅まで黄色塗色のコデが牽引する。

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大場(大場)車庫訪問は2回目で、盆休みで本社部門はシーンとしていた。守衛さんは休暇中の工場事務所に連絡してくれ入場が叶った。面会は当番の係長さんで、大雄山線共に一元管理で合理化を図っていることについてのご高説を拝聴した。久しぶりに現場の方のお話でとても参考になった。趣味者には現場は冷淡でシャットアウトが普通だと聞かされていたなか、良い方に当ったものだと今も忘れる事が出来ない。掲載写真に簡単に説明を付しておく。

⑦JR三島駅ホームから見られる光景でお馴染み。車両は3000系、3両固定編成。⑧7000系の筈が写真行方不明のため代替品。7000系中間車は2扉オールクロス車。 ⑨1100系は冷房化のため西武701系を譲り受けたもので3連化されている。 ⑩JR 車、185系5連が修善寺まで乗り入れていたが、今は?。 ⑪唯一残ったELは元西武の東芝製ED32.。保線と大雄山線車両の牽引に使用。 ⑫車両近代化を果たした1000系は大井川鐡道で余生を送った。

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文明開化で東海道は近代ルートに

箱根越えは新しいルートを開発し、小田原から駿河湾沿いに熱海へ、その先は三島に向けて隧道を掘削するものであった。小田原-箱根:21.7Km+箱根-三島:20,7Km=42.4Kmは丹那トンネル開通で一変した。距離では小田原-三島間:41.8Kmは大きな変化を見せていないが、所要時間は大きく変化した。新ルートは東海道線としてトンネル開通と共に電気機関車牽引の各種列車を走らせ輸送体系は一変した。

伊豆半島東岸の電化線も国により建設されたが、温泉所在地の伊東駅が終点であった。世界大戦終了後、下田延長が計画されたが財政難の国は東急電鉄に建設と運営をゆだねたが、熱海駅ではJR車両と伊豆急行が乗り入れており便利である。開通は1961年12月10日とピクトリアル誌は伝えている。その126号に我ら同志社大学鉄道同好会がピクトリアル誌に京阪電鉄50年史を6回連載でスタートさせている。当時大学の同好会が共同執筆した例がなく、日本で最初だと言われた。

伊東温泉に行けてもなかなか伊豆急に乗る機会はなかった。接待旅行で1回あったもののゆっくり沿線を見て回ることは不可能であった。2008年2月に義妹から電話があり、伊豆急の高原駅近くで一週間、貸しバンガローの抽選に当ったと電話してきた。「乗った!」と、即座に返事した。その機会に電車見物日を確保して全線ゆっくり眺めて来た。

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⑬熱海駅で発車前の伊豆急行7両連結の普通列車 ⑭JR関東に乗り入れ可能の特急列   車、リゾート21と名付けられた。 ⑮電車区所在の伊豆高原駅で発車待ち。展望室の傾斜シートがよくわかる。 ⑯電車区で休憩中は元JRの3連ユニット、伊豆急最初の100系、元東急。 ⑰北川駅通過の「特急踊り子」。桜満開の中をしずしずと通過する。 ⑱JRの特急(列車名?)が走りさる。左下のコンクリート擁壁から撮影。⑲目を付けていた河津(かわず)の鉄橋。午前の下流からの撮影がグッド。⑳普通列車も7連で盛況の桜列車。乗務員の制服が野暮ったい。㉑開港の歴史を探るならまだ少し先へ行かねばならない。タクシーをどうぞ。

 

1 thought on “東海道の電車を楽しむ-その2-

  1. 乙訓の老人さま
    先日は、ありがとうございました。私も細々と東海道シリーズを続けていますが、老人様のような厚みがなく、上っ面を撫でただけに過ぎません。このたび、江ノ電で撮影会を行うにあたり、近くの伊豆急や箱根登山にも寄って来ようと思っています。なんせ、この二社には、乗車経験もほとんどなく、記録も持ち合わせていません。今回の記事・写真を参考にして行って参ります。

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