三江線の資産処分

来春廃止される三江線の駅やトンネル、橋梁、路盤などの資産をどのように処分するのかについての記事がありました。元気な鉄道に乗ったり撮影したりすることに興味は尽きませんが、息絶えた鉄道の後始末について考えたこともなかったので 多くの課題があることがわかりました。

平成29年4月26日 中国新聞朝刊

「処分するのに費用がかかるものなら タダであげる」「つまみ食いは有料」というのはムシが良すぎる気がします。せめて「代替バス関連施設については無償で差し上げます」というのがスジだと思うのですが。

三江線の資産処分」への2件のフィードバック

  1. 仰る通りだと思います。これらの問題もそもそもJR民営化に伴う課題積み残しの一部だと思います。
    ただこの資産処分については微妙な問題もあるように思います。それはJR化に際しても殆ど議論されなかった点ですが、かつて国民の税金で整備された施設を、JRが勝手に処分していいのか、出来るのかという点です。幸か不幸か廃止になる路線は過疎地が多いため、資産処分しても多くは換金的価値はありません。むしろ「廃止を認めてくれたら差し上げますよ」という交換条件に使われることが多いようですが、もし万一換金価値の高い資産を処分して利益を得た場合はどう解釈すればいいのしょうか。
    これについては恐らく「問題なし」という考えが示されるでしょう。現に新幹線との並行在来線では必ずしも全てが3セク化されたわけではなく、つまるところ「儲かるところは手放さないが、儲からないところは3セク化」することで「利益は懐へ、リスクはカット」が標準的な処理方法になっているからです。やはり25年も経てば北海道会社の新たな問題もあり、枠組みの見直しをすべき時期に来ていると思えてなりません。
    それにしても資産譲渡を望まない自治体があるとはある種驚きです。そこまで体力が落ちてきているということでしょうか。

    • 1900生様
      コメントありがとうございます。新聞記事だけの情報で判断するのは難しいのですが、人口減少や税収減に悩む地方の小さな自治体は将来像が描けず 無償譲渡というような目先の餌には喰いつかない慎重姿勢であろうと思います。さて まだ具体的な案は公表段階ではありませんが、三江線の代替バス路線案の協議がすすんでいるようですから、進展があればまたご紹介したいと思います。

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