情けなや三江線

この冬は全国的に例年にない厳しい寒波襲来で連日ニュースで報じられています。余命2ケ月となった三江線もすでに20日間 南半分の区間の運休が続いています。

平成30年1月31日 中国新聞朝刊

現地を見に行ったわけではないので何とも言えませんが、浜原駅構内の写真を見る限り、新潟や北海道の豪雪地帯に比べれば「口笛を吹きながら走れる」程度の積雪にしか見えません。「駅構内は良いとしても、沿線の倒木や吹き溜まりが・・・」と言う自然災害のせいのような言い訳が聞こえてきそうですが、そもそも秋の間に倒れそうな木を伐っておくなどの危険予知をしておくのがプロの保線だろうと思ってしまいます。少し遠いかもしれませんが木次や山陰沿線にはDE15のラッセルもいます。何とかして鉄路を確保しようという気があれば、できない話ではないと思います。「あと2ケ月で終わりだし、できるだけ経費は使いたくないし、数少ない通学生はなんとか家族が送り迎えしてくれているので、マアいいか・・」という陰の声が聞こえてきそうな感じです。確かに費用対効果も無視はできませんが、公共交通とは何なのか、地方に活力をと言いながら切り捨ててゆくこの国はどこへ向かおうとしているのか考えさせられます。雪が解けて列車が動き出したら、どっと人が集まるのかもしれませんが何ともすっきりしない88年間の幕引きになりそうです。

情けなや三江線」への6件のフィードバック

  1. 西村様
    三江線の最新情報、ありがどうございました。私は、三江線が雪で不通になっているとは、全然知りませんでしたので、20日間も不通とは驚きでした。JR西日本のホームページを見ますと、明日2日から石見川本~浜原で運転再開と書かれていましたが、三次~浜原は、依然不通のようです。雪崩ならまだしも、倒木が原因というのは、どんな状態なのでしょうか。長期間不通というのは、どうも合点がいきません。早く復旧して、有終の美を飾ってほしいですね。
    私も、どのような形で三江線と別れようかと考えているところです。できれば18きっぷシーズンまでの閑散期に行きたいのですが、これも無理かもしれませんね。

    • 総本家特派員様
      18きっぷシーズン前となれば2月中ということになりますね。木次線とは違い、三江線が2月中不通のままとは思えませんが、いつから全通しそうか予測が難しいですね。どうせ日帰りは無理でしょうから、三江線にひっかけて芸備線や福塩北線など絶滅危惧線区も巡り、悔いの残らないプランを考えて下さい。我が家のディーゼルカーは冬用タイヤの装備がなく、お供できそうにありませんが。

      • 三江線で使いたい切符は、「おとなびパス」です。これは、以前に、どですかでんさんから教えてもらったのですが、一番の山陽新幹線を新山口で乗り換えて「おき」に乗れば、効率よく江津にたどり着けます。「おとなびパス」は3日間有効ですから、究極の3日連続、日帰り三江線訪問を考えているところです。

        • 総本家青信号特派員さま
          3日連続日帰り三江線行きとは凄いですね。エールを送りたいと思います。運転が再開されて計画が実現することをご一緒に祈りたいですね。
          その昔小生も三江線のC56撮りたさに、仕事を終えてから山陽新幹線と夜行急行しまねを乗り継いで江津午前4時過ぎ着を計画したことがありました。他にも色々無茶に近いこともやりましたが、気力はともかくもう体力がついて来ませんね。実現の暁には是非ともレポートをお願いします。

          • 総本家青信号特派員様
            私は遠方の同じ地域へ2日連続日帰りは3回したことがありますが、3日連続日帰りは大記録になるのではないでしょうか。
            どうかご無事で帰ってきてください。
            応援しております。

        • 3日連続日帰り三江線の旅にいかれるそうですね。天候が心配ですが気をつけて行って来てください。おとなびパスは座席指定が6回使えるので有効に使うことをおすすめします。特に特急おきは私が乗った時は自由席1両、指定席1両でした。どちらも満員の状態でした。指定券を購入するのをおすすめします。2016年の5月21日でしたので観光客が多かったのかもしれません。

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