2018年夏、酷暑の旅 Part3 長崎市電を撮る その1

安倍総理から関空の第2ターミナルからの国内線再開が6日中に確定されると発表なりましたが7日朝ではまだ1部のフライトだけです。石垣島から帰るジュニア夫婦もピーチのフライトが休止のためにJTA(日本トランスオーシャン航空)の那覇経由名古屋便に変更したそうです。
私の次回の旅の台湾行きのフライトも再開されるのかどうかまだピーチからの
発表がありません。ぬか喜びだったのかと不安がつのります。

と、投稿原稿を書いていましたら8日夕刻ピーチのHPが更新されて9日から関空~高雄フライトが確定されました。本当に飛ぶのか疑心暗鬼でしたが今日9日確かに発着が行われました。これで安心と思っていますが明日の関空へのルートはJR関空快速でりんくうタウンまで行ってリムジンバスで第2ターミナルへ向かいます。十分に余裕を持って出た方が良いよと、石垣島からの帰途途中で飛行機が遅れ名古屋泊まりを余儀なくされたジュニアーからの忠告が入りました。
【長崎市電】
1915年(大正4年)11月16日、病院下(現;大学病院前)~ 築町(現;新地中華街)
3.667㎞が開業、以降第2期、第3期と延伸されて1921年大正10年4月30日までに主要路線が出来上がっています。
1933年(昭和8年)大橋まで延伸、1934年(昭和9年)蛍茶屋まで延伸、1950年(昭和25年)大橋~住吉まで延伸、1960年(昭和35年)住吉~赤迫、1968年(昭和43年)には思案橋~正覚寺(現;崇福寺)で延伸が完成して現在の路線網11.5㎞となっています。
1984年(昭和59年)6月1日から続いた
均一運賃100円は日本一安い路面電車と話題になり賞賛されていましたが相次ぐ消費税アップ、またバリアフリー化等の利用者へのサービス向上のために2009年(平成21年)10月1日より120円に改定されました。

第2日目 8月28日(火) その1

今日は終日長崎市電の撮影です。朝6時には起きてすぐに長崎駅前の電停に向かいました。
朝食前の朝の散歩です、コンデジ1台を持って出かけました。昨夜は「蛍茶屋」まで往復しましたので今日は「崇福寺」へと向かいました。

◀ 昨夜購入した「電車一日乗車券」です。
A4版を3つ折りにした乗車券でちょっと大きいのが不満です。
日付はハンコでついています。電車車内では購入できず市電の営業所か、市内のホテル、JR九州のみどりの窓口、観光案内所でも売っているそうです。
6:55 2番電車866号で「崇福寺」到着。珍しく川の上に設置された停留所です。

▲ 7:00 続行してきた水戸岡鋭治氏デザイン の310号366号の前に入線しました。「みなと」号に早速乗って見る事にしました。

▲ 内装には、フローリングの床やつり革の輪、すだれや組子細工などふんだんに木材が使用され木目調にデザインされています。夜は白熱灯の明りでノスタルジックになるでしょうね。

正面には長崎名物の「尾曲がり猫」がデザインされています。
1954年1月、日立で製造されています。

朝の散歩でしたので駅前まで乗ってホテルに戻りました。朝シャンをしてコンビニで買ったサンドイッチとコーヒーで朝食、再度撮影開始です。

▲ 9:17 「崇福寺」に再度戻りました。手前は371号、向こうは超低床車は5002号です。


▲ 撮影していた思案橋~崇福寺の歩道に設置されていた27基のガス灯。金色の龍が絡みついて神々しい異国情緒を感じさせてくれます。ガス灯下の歩道に敷石にはガス灯の歴史等の説明書きが彫り込まれています。

▲ 9:21 思案橋からの急坂を駆け上がってきた1993年(平成5年)にアルナ車両製1500形1501号です。7両が在籍しています。

▲ 9:24 続行してきた1951年(昭和26年)日立製の211形211号、6両が在籍しています。

▲ 崇福寺の発車時刻表、1系統赤迫行きと4系統蛍茶屋行きがありますが圧倒的に本数が多いのは1系統で長崎市電メインの路線です。朝の7時台には合わせて20本が出ますので大都市のターミナル駅と変らぬ3分間隔で、待たずに乗れる路面電車です。

▲ 9:33 5系統に乗車しながら撮影です。新地中華街から発車するのは1500A形1507号、続行するのは長崎市電初の「二軸」ボギー車、1950年(昭和25年)日本車両製の202形210号です。1969年(昭和44年)初のワンマンカーとして改造されました。3両が在籍しています。

▲ 9:41 長崎駅前に戻ってきました。頻繁に発着する市電のために長いホームになっています。当時残存していた木造者の置き換えのために1966年(昭和41年)にアルナ車両で製造された500形の506号です。当初よりワンマン対応で中扉(乗車扉)は自社発注車としては初めて引き戸が採用され、6両が在籍しています。
▲ 平成26年2月、長崎市発表の「長崎市バリアフリー基本構想」からの電停の利用者数の表です。長崎駅前電停の乗降客数はやはり1番多く大都市園の近郊駅並みです。

▲ 市電全体の利用者数ですが残念ながら若干右肩下がりです。それでも一日平均46,487人の利用者数を誇ります。人口423,152人(平成30年8月現在)の地方都市としては誇れる利用客です。参考までに人口417,738 人(平成30年8月現)と同じ規模の富山市では富山地鉄市内線で13,889人(平成25年)、富山ライトレール5,236人と合わせて19,125人と比べても2倍以上の利用客です。長崎になくてはならない公共交通機関です。

▲ 9:42 赤迫からやってきた市電はS字カーブを曲がって長崎駅前に入線します。
信号待ちをしているのはこれも木造車置き換えのため1962(昭和37年)日本車両で製造された370形373号です。7両が在籍します。

▲ 超低床車3002号に乗ってロケハンしながら赤迫を目指します。 Part4へ続く

2018年夏、酷暑の旅 Part3 長崎市電を撮る その1」への4件のフィードバック

  1. ぶんしゅう旅日記先輩様

    78年度生のおとりんと申します。いつも楽しく拝見しています。
    実は9月9日、前日がゼミの同窓会で京都泊、翌日PEACHの便を予約していました。NEWSでフライトはOKとのことでしたので安心して京阪四条⇒北浜⇒天下茶屋⇒りんくうタウン、バスで空港 と思っていましたら、南海さんが泉佐野でstop,JRで代替輸送と言われたのでバスで日根野へ、そこからJR,リムジンバスを乗り継いでようやく空港にたどり着きました。振り替え輸送なので何か費用負担はあるのか、と思いましたが特に案内もなし という一日でした・・・
    長崎の路面電車の記事、たのしく読ましていただきました。駅前から諏訪神社への路線では時々電車が転んで大変、というのは市民の間でもまたか・・・という話になっているようです。
    宗像市に在住で鉄分不足が続いていますが時々は遠征して補給して行きたいと思います。余計な話で失礼しました。今後ともよろしくお願いします。

    • おとりん様、コメントをいただきまして、ありがとうございます。
      同じように関空行きには苦労された方がおられたのですね。9日の南海はりんくうタウンまで開通していなかったのですか。私の方は翌10日にJR快速でりんくうタウンまで行き第2ターミナる行きのバスに乗り継が出来ててスムーズにたどり着くことが出来ました。
      長崎市電の紀行記がストップしていますが帰国後の疲れも撮れましたのでそろそろ再開させていただきます。よろしくお願い申し上げます。

      • 先輩 南海電車は他の要因でたまたま私の乗った時間帯、一時STOPしていたようです・・・最近はたまに乗り鉄をやってます。
         直近は埼玉新交通線、関東鉄道常総線です。
        九州・沖縄では別府のラクテンチケーブルカー、そして沖縄ゆいレールの延伸区間のみが未乗です。100%を目指しましたがお金のかかるところばかりが残り(例、札幌市電延伸区間、北海道新幹線)あきらめ気味です!!失礼しました!

        • 南海はたまたま止まっていたのでしたか、アンラッキーだったのですね。
          懲りずにまた旅を楽しんでください。
          若いうちならどこへでも行けますが、私のように老いてきますと冒険のような一人旅は他人に迷惑をかけますので自重するようになってきました。
          おとりんさんの旅日記もご投稿ください。一人一人の旅の楽しみ方をお聞きしてみたいと思っております。

ぶんしゅう へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください