ほくほく線列車を撮る
八木原から上越線の普通列車で北上する。明るいうちの乗車は初めてなので、窓外の景色に興味津々で、鉄道誌でよく見かける鉄橋を通るたびに、一人で歓声を上げる。新清水トンネルの中の湯檜曽・土合の地下駅の様子もよく理解できた。水上で乗り換えて下車したのが大沢、対向ホームだけの静かな小駅で、眼前には谷川岳など上越の峰々が連なっている。
越後湯沢で新幹線に接続し、ほくほく線経由で北陸本線方面へ向かう特急「はくたか」は、来年3月の北陸新幹線の開業で全廃がアナウンスされている。北陸・信越本線では、「はくたか」など485系狙いもあって賑わっているようだが、私はまず上越線からの始動となった。
▲大沢に着いてダイヤを確認する間もなく、やって来たのが北越急行683系、一瞬、「はくたか」と思ったが、ダイヤを調べてみると快速の831Mだった。「はくたか」の間合い利用で、こんな豪華で長編成の快速列車が走っているのだった。