京都から紅葉レポート ③

ライトアップされた二ノ瀬駅

八瀬比叡山口で写したあと、宝ヶ池で乗り換えて、鞍馬線に向かいます。9月4日の台風21号による強風で、京都周辺の山は、倒木で甚大な被害を受けました。叡電も、沿線の倒木や架線柱の倒壊で長期の不通を強いられ、最後の貴船口~鞍馬が10月27日に開通したばかりでした。復旧後は初めての乗車で、窓から見ると、おびただしい倒木が山の斜面に残されたままで、被害の大きさ、完全復旧の長期化が見てとれます。終点、鞍馬駅にも、「復旧までの道のり」と題した地図が掲げられていました。すぐ折り返して、二ノ瀬駅へ向かいます。
市原~二ノ瀬の紅葉のトンネルは余りにも有名だが、二ノ瀬駅にも出町柳方ホームに紅葉があって、最盛期には日没とともにライトアップされ、ムードを盛り上げる。

二ノ瀬駅に入線する「きらら」、新車とばかり思っていた「きらら」も、1997年の製造だから、もう20年以上も経過した。眺望重視の設計や外部色と言い、まさに紅葉鑑賞のために生まれたような電車で、いまも人気が高く、始発では長い列が見られる。

鞍馬線も、紅葉の時期には「秋ダイヤ」として、とくに土休日には大増発が行われ、二ノ瀬で交換が行われる。ホームからは、貴船口方(左)、出町柳方(右)から入線する電車が眺められる。日没前からライトアップが始まり、ホーム周辺はあざやかな光景が出現する。このライトアップは、25日(日)で終了予定だったが、まだ紅葉が残っているとして、紅葉のトンネルとともに、ライトアップを延長すると、叡電のホームページに案内されている。

 

 

 京都から紅葉レポート ③」への2件のフィードバック

  1. 叡電にはホームカミングデーの午前中に出掛けていました。台風の被害が生々しく残っており、途中大きく傾いた木や、伐採された木株が多く見られました。谷間に沿って強風が駆け抜けていったようですね。貴船口から鞍馬方向を眺めた写真ですが、左側斜面は切り倒された木がまだ残っていました。

    • WAKUHIROさま
      ホームカミングデーの前に行かれたとは、さすがですね。私も改めて、強風の被害を思い知りました。倒木と言っても、規則正しく倒れている訳ではなく、方向がバラバラで折り重なっています。しかも斜面ですから、重機も入りませんから、結局、人力で除去するしかないですね。あらたに植林して、完全な状態に戻るのは、何十年も掛かる、たいへんな被害でした。

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