広電新車 5200型遠望

元旦の投稿のなかで、広電社長のインタビュー記事の冒頭に「3月からグリーンムーバーエイペックス」を投入するとありました。3月に営業運転に入るのであれば、もう試運転が始まっているだろうと思い、試運転線の様子を見に行ってきました。

平成31年1月7日 三菱重工和田沖工場内の試運転線で休む5201号 (400mmの望遠使用)

予想したとおり、試運転線の引込線に5201の姿を遠望することができました。残念ながら走行中の姿は見られませんでしたが、春の就役に向けて試運転に入っているらしいことはわかりました。一方、増備が続いている3連節の1000型2編成も試運転線上に停車していました。1016号ともう1両は木の陰で車番は見えませんでした。1014号までがすでに広島で活躍中ですから、木の陰にいたのは1015号かもしれません。

左は番号不明、右は1016号

さて広電の新車ではなく目立っているのが「マルーン」です。

「MIHARA Liner」「GENKI君1号、2号」

元阪急のこの2両は、ここでどのような役目を果たしているのか私は知らないのですが、雨ざらしでかわいそうだなとは思っています。ところがもっとかわいそうなのが広電555号です。

広電555号

すっかり塗装も色あせ、錆も浮いて痛々しい状態です。多分お役御免なのでしょうが、後輩の新車が走り回るのをじっと眺めている555号の気持ちやいかに。

1000型や5200型の投入で、高床の旧型車が淘汰されてゆくことでしょう。我々の年代では「明治、大正、昭和を生き抜いた〇〇」という言い方をよく聞きましたが、もうすぐ、例えば旧京都の1900型は「昭和、平成、△△3代」にわたって活躍した・・・となる日が近づいています。ことしもしっかり時の流れを記録してゆこうと思っています。

広電新車 5200型遠望」への1件のフィードバック

  1. 西村雅幸さま
    どんどん新車が導入されるようですね。ある事情通の方から「元京都市電1900型は収容力があり、使い勝手もいいので暫くは大丈夫ですよ」と聞いていますが、なんだか不安になってきました。残るには残っても、朝夕のラッシュだけの出庫てなことになると、小生のような遠出の旅人には余り意味がないように思えます。何とか広島詣でを画策しないといけませんね。
    それにしても555号は哀れですね。それも他所での雨ざらしならまだしも、車両メーカーの庭先ではねえ。西村さまの手前「三菱重工は何を考えてる」とは中々言えませんが、近畿車両に置かれているグリーン塗装の阪堺電車にはちゃんと屋根が付いた状態で飾られています。
    元阪急の2両も気になりますね。どういう理由と経緯で阪急車になったのでしょうかねえ。

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