2011年 春から夏への中国鉄路の旅 Part1 旅立ち

【旅立ちはいつも直前決定】
ご老公様との四国路の旅を終えて帰宅しますと、3月に芭石鉄道でお会いした早稲田大学鉄道研究会OBのO氏からお誘いメールが届いていました。以前から行って見たいと思っていたC2号機が走る樺南と榮陽市の河南省建材廠、そして上遊型が走る炭鉱専用鉄道の平庄と阜新へのSL撮影旅行でした。しかも写真家F先生との同行と聞いては・・・、絶好の写真上達のチャンスです。

O氏一行は既に新潟~哈尔滨の航空券を 購入済みで、出発も5月18日と確定しておられます。しかし、クローバー会の郵送物作成と郵送を完了しないと出発は許されません。どうしたらいいのかと迷っている内に時間が過ぎていきます。14日にOさんから樺南は運行に支障があって走行確認が取れないので諦め他の路線を回ろうと日程表が送られてきました。
取りあえず航空券確保が必要ですが、搭乗日や航路変更が出来ないガチガチ格安航空券は買えません。JALのマイレージの特典航空券を用意しようとしましたが、予約を入れられるのは搭乗の7日前です。15日に22日発の伊丹から成田圣由の北京行きを予約しました。後は作業完了出来次第にどこかで合流できればと全力投入です。最後は事務局のF君を自宅に招いて共同作業で16日に作業を終えました。

作業完了の目処が出来た時点で、搭乗予約済みの22日から18日への変更をJALに申し出ますが、あいにく18日は満席で予約待ちです。こんな時にグローバル会員の特権が生かせます。他の予約待ち客をゴボー抜きして予約1番に立ち、郵便局に出しに行く夕刻には「お席が用意できました。」との連絡を受けました。
すぐにO氏に連絡して参加を伝え、合流場所は18日榮陽市の河南省建材廠で宿泊予定の伊鴻賓館としました。田舎の民宿に毛の生えたようなホテルですので、勿論予約なしでの飛込みです。

翌日は、いつにも増しての旅準備です。前回は荷物が20㎏と重すぎて準特急先輩に多大なご迷惑をおかけしました。今回はビデオカメラ、三脚等の重量物は入れず、衣類も最小対応としました。結果、10㎏と軽量化に成功しました。


第1日目 5月18日

① 長岡天神5:34→南茨木→6:22大阪空港
② 伊丹7:20(JL102)→8:30羽田9:35(JL023)→12:20北京
③ 北京空港13:20(空港快速)→東直門(地铁)→14:20北京駅
④ 北京駅(地铁)14:40→長椿街(Taxi)→15:15北京西駅
④ 北京西駅15:20(Bus)→前門(Bus)→王府井
⑤ 王府井(地铁)→軍事博物館(Taxi)→21:25北京西駅

早朝起床で無事に北京に到着しました。今日の課題は北京から鄭州へと向かうK179次の切符を確保することです。この時期は比較的に買いやすい列車で、昨夜見たインターネット残席情報ではまだ席は残ってはいますが、夜行列車切符を当日に買うのは初めてで心配です。北京到着後、北京駅に行き北京西駅発専用売場で買おうとしましたが、「没有、2階の切符売場へ行け」と言われ、ここでは無理と諦めて西駅に向かいました。

⑥ 北京西22:38(K179次) →7:06鄭州

15:20、西駅で数枚残っていた高級軟座寝台をゲット、これで明日の鄭州入りは確定し、安心できました。22:48発車までには十分な時間があります。まず前門に行き前回休館中だった鉄道博物館の様子を見ると、何と開館しています。見たかったのですが、既に最終入場時間です。ゆっくりと見たいので復路に時間をとることにしました。続いて北京の繁華街王府井を散歩して栄養補給です。余裕で北京西駅に戻りました。
今日は、朝から12回もの乗り換えをしています。毎度の事ですがこれだけでも疲れました。

▲ 2人用コンパーメント車内、洗面所・トイレも付いています。走行中の車内は、走っていないのかと思うほど揺れもなく静かでした。こんなに快適なら癖になりそうです。参考までに運賃は、硬座94元、硬臥下鋪175元、軟臥下鋪264元、高級軟臥下鋪479元で、硬座(2等車)と比べると約5倍になります。やはり人民にとっては高いですが、日本のJRと比べると4分の1以下です。

本日のK179次の編成は、SS8-0095号機の牽引で先頭車から
硬座車4両YZ25G(①353286+②353297+③353295+④353301)
+硬座寝台車3両
YW25G(⑤679219+⑥679218+⑦679221)
+軟座寝台車2両RW25G(⑧553901+⑨554952)
+軟座高級寝台車⑩RW19K553901
+軟座寝台車1両⑪YW25G554952
+硬座寝台車7両YW25G(⑫679191+⑬679220+⑭679222+⑮679216+⑯679217+加1_679223+⑰679196)+⑱行李車1両XL25G206807
以上のとおり食堂車はなく硬座4両、硬臥10両、軟臥4両、行李1両の19両編成でした。

 Part2  へ続く

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