写真展の裏話

 

写真展

お久しぶりです。1988年度生の子パンダの保護者・山本 晃司です。
8月22日に写真展におじゃましました。
貴重な写真の数々を拝見し、日頃の写真を撮ることの重要性を感じました。
何でもない京都市電の写真でもまさか廃止になるとはその当時は思っていらっしゃらなかったのでしょう。
三線軌条(六線共用)で両線の車両を入れたもの、センターポールをちゃんと画面に入れているものなど、1枚にうまく情報を入れ込むのは絶妙だと感じました。

コロナ禍で小学校が休校になったときに地元のTV局が授業代わりにと番組を制作していました。地元の小学校から休校中に「見るように」というお手紙が来ました。
恐らく急ごしらえであろう中、「国語」から「体育」まで豊富な内容でした。

というわけで、うちの娘と一緒にTVを見ていました。
「社会」の時間に「日本国憲法」という回がありました。
休校は2月から年度をまたいで5月まででした。放送は5月でしたので、恐らく、高学年向けで「日本国憲法の仕組み」を解説している(つまり、歴史の時間ではない)ものではないかと思います。

番組の冒頭に施行記念に運転された花電車の写真が出てきました。花電車を「トラックのようなものが走っていますねー」と司会者(現役の小学校の先生)が解説していました。見た目30代の先生なら市電を知らないのは仕方がないところでしょうか。というか、「授業の代わりの」番組なので、京都市か府の教育委員会が事前に台本を作るか監修しているはずなので、だれか突っ込んでくれよと思いましたが。

さて。日曜日のギャラリートークに参加したかったのですが、あいにく、東京でJAM(国際鉄道模型コンベション)に出店していましたので、無理でした。
私1人で番をするのは防犯上の問題もあり、娘を連れて行きました。
というわけで、ギャラリートークの代わりにこちらでちょっとした撮影裏話を。

2022年のゴールデンウィーク。3年ぶりに外出制限もなく、新規感染者も減っていたので安心して外出ができるようになりました。
というわけで、地元の近鉄の果てといえる伊勢まで出かけてきました。
行きは「伊勢志摩ライナー」、帰りはそのときの流れで…というつもりでした。
前日でも「伊勢志摩ライナー」のツインシート(セミコンパートメント)は取れました。
このあたりは、まだ乗客が100%には戻っていないのではないかと感じました。

伊勢神宮の前は大賑わいでバスもどんどん走っています。恐らく、臨時便を多数運転していたしょう。連節バスから高速用のバスの姿も見えました。赤福のお店も大賑わい。できたてを食べるために並んで食べたのは言うまでもありません。

さて。何に乗って帰ろうかと思案しました。「しまかぜ」はお約束かと思いましたが、残念ながら満席。6両編成とはいえ、定員は180名程度と汎用車3両相当なので仕方がないところでしょうか。
駅には「ミジュマルトレイン」(ポケモンのラッピング)を運転するという掲示がありましたのでどこかで撮ろうかという話になりました。運転区間は鳥羽-賢島間。志摩線なので、海というイメージが思い浮かびます。しかし、よく考えれば志摩線で海バックというのは賢島の手前か鳥羽のあたりでしょう。
というわけで、鳥羽駅から少し歩いて鳥羽城跡へ。
海バックの定番の撮影地ですが、誰もいません。

カメラを構えていると次々に特急が通過していきます。

伊勢志摩ライナー

伊勢志摩ライナーはもちろん、ビスタカー、ACE、サニーカーなど汎用特急車も。ゴールデンウィークなので、4+2の増結体制を多く見かけました。

で…。しばらく待っていると「しまかぜ」のお出まし。
鳥羽で昼寝していた編成を賢島まで回送するようです。

本人曰く、海と青空も入れたかったのですが、画面の左側に閉店したお土産屋さんの廃墟が写るのは避けたかったとのこと。ズームレンズの望遠側いっぱいで1枚。
後ろに遊覧船がたまたま入ってなんとなく伊勢らしい写真が撮れたとのことでした。

余談ながら…。本命の「ミジュマル」。2両編成であり、海バックにすると車両が小さすぎて失敗でした…。ここは6両がちょうどよい撮影地のようです。
編成の写真ならば、加茂の手前のインカーブなり、海にこだわらない方がよいようです。

というわけで、何で帰ろうかと思いましたが、「楽」の臨時があるので、それにしようかと思いました。空席があるというので駅で整理券を購入して乗り込みました。
整理券は400円。停車駅は乙特急並み。

以前、現役+OB会で「楽」に乗ったことはありますが、リニューアル後は初めて。
先頭車が指定されましたが、2両目以降はガラガラ。
どうやら、先頭車から座席を埋めていっているようです。
前面展望も売りなので、そういうプログラムにしてあるのでしょう。

東青山で「アーバンライナー」に抜かれたのは臨時列車故に仕方がないところでしょうが、あとは、順調に走りました。

また、新型コロナウイルスの流行がぶり返していますので、このときの記録ということで…。
何やらうちの娘は一度写真コンクールに出したいと言っておりますがさてさて。

写真展の裏話」への8件のフィードバック

  1. こぱんだの保護者様
    こぱんだ さんをお見受けすると、ついついコメントしたい気持ちになります。
    と言うのは、我が孫を連想するからで~す。(笑)
    イイですネ。お子さんが、それもお嬢さんが「鉄ちゃん趣味」に理解(いや、興味)があって。
    カメラの構え方にも感心しております。

    ところで、肝心の貴殿の記事については「国電偏重の変わり者」の小生に取っては「未踏の地」である上に「私鉄は阪急京都線しか知らない」ヤツなので、チンプンカンプン的で可哀そうな私で~す。これからでも大近鉄の事も勉強しようとは思っていますが。

    貴殿の記事の中では「北野線」の話題があり、約60年昔を思い起こさせて頂き感謝です。(実は小生80才の老いぼれです。)
    暑い中をカメラ片手にルート上をウロウロ、ウロウロ。
    否、アングルを求めて汗だくでN電を追っかけ回した記憶が鮮明に脳裏に蘇ります。
    あとで、写真をひっくり返して懐かしむ事とします。

    • 河様
      うちの場合は、共働きで私が娘に関わる時間が多いからかもしれません。娘が1歳の時に妻が入院し、その間に気晴らしに弁天町の交通科学博物館、名古屋のリニア鉄道館などに連れて行ったこともあります。初めて娘を名古屋までベビーカーを押して連れて行った時に思ったよりも問題がなかったことも理由かもしれません。

      阪急は、神戸、宝塚、京都で全く沿線から車両の雰囲気が違うのが興味深いと思います。3線の中では京都線がいちばん身近です。京阪やJRとは違う、統一美を感じています。
      娘が小学生の頃は、「リラックマ」「すみっコぐらし」などのスタンプラリーをしていました。こども向けのキャラクターなので、女の子がスタンプを押していることもよく見かけました。
      今は「ミッフィー」が開催中ですが、ただいま宿題の追い込み中のため無理なようです。

    • 河さま
      割り込みコメント、失礼します。本展示では、「私のお宝写真」コーナーがあり、私は、いちばん最初の鉄道写真として、京都市電北野線の写真を出展しました。同じ趣味を続けてきたからこそ、60年後の写真展に大きな顔をして?展示ができるものと思いました。

  2. 昨日はご来場いただきありがとうございました。娘さんが撮られた写真、下の城山公園からでは手前の駐車場が入るし、上がると木が茂って邪魔になりそうで、どこから撮られたのかと話していました。お土産屋さんの廃墟を入れたくないとか、遊覧船を入れるとか、しっかり考えて撮られていますね。前回写真展につづいての出品、これからも楽しみにしております。

    • 大津の86様
      こちらこそありがとうございました。
      写真は、城跡の中腹に「TOBA」というカンバンがあるところです。
      「ミジュマル」のほかにも「楽」が走ってきたりしましたが、誰もいませんでした。ただ、この地点も木が成長して数年後には線路が隠れてしまうかもしれません。
      こちらも楽しめる撮影地でした。

    • 私も5年ほど前に同じ場所で撮っていました。駐車場の車が入ってしまっています。もう少し右の方から撮って、木々で車を隠せばよかったんですね。また今度再トライしてみます。

  3. こぱんだり保護者さま
    連載100回、おめでとうございます。本屋で立ち読みで失礼ですが、拝見しました。「伝言板」にも触れましたが、よくぞ連続100回続けられました。続けるだけの体力・気力はもちろんですが、不断のネタ集め、執筆と、よく続けられましたね。
    ちょうど写真展には、雑誌「国鉄時代」(タテ組の時代)に、唯一人、1回も休むことなく連載を続けられたベテランファンも来られてました。「ほんま途中でイヤになったけど、意地でも続けたんや」と言っておられました。

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