撮影機材はNIKON300Sを使用しています。オプションのGPSを装着していますので、撮影場所をGoogleマップで見ることが出来ますが、今まで投稿原稿にリンクする方法が分かりませんでした。我が家のパソコン先生が帰宅しましたので頼み込んで教えてもらいました。今回よりリンクさせていただきますので、(場所地図はこちらへ)をクリックしてください。ご覧いただけます。緑の矢印が撮影場所です。
第4日目 5月21日
今日は頼りになるゲストをお迎えします。地元で働いておられる鄭州鉄道日記さんです。彼とは昨年芭石鉄道の帰りの郑州から乗車した广州行きの夜行寝台列車で、同じコンパーメントで一緒になるという中々ない出会いで知り会って以降、中国鉄路についての現地情報を教えてもらっています。前もってご連絡を入れておきましたら、土日曜日なら仕事はお休みなので行きますとのお返事をいただきました。
来られるのは昼頃なので、まず列車が今日は走るのかの確認をするため車庫に向かいました。(場所地図はこちらへ)
しかし、残念ながら車庫はシーンと静まりかえっていて、2台ともおいてありました。
仕方がないので近くの中国鉄路榮陽駅に行ってみる事にしました。車庫前の人民に聞きますと、真っ直ぐ行って線路手前を右に行くと分かるです。真っ直ぐ歩くと鉄路と立体交差していましたので、地上部分を進み撮影できる場所を捜しました。
▲ 駅に行くまで本線を走る列車を撮りたかったのですが、塀やネットに阻まれて気に入ったアングルを選べませんでした。列車は5分ヘッドで来ました。貨物を牽引するHXDIC機は1台7200KWの出力を誇り重連で運用されています。(撮影場所はこちらへ)
※ 左下だけ撮影場所が異なっています。
▲ 榮陽站 切符売場は使用されていますが、立派な駅舎は施錠されて客扱いしていなく、今は信号所として使用されていました。かつての待合室は電気自動車のディラーとなっています。駅前で待ち合わせた郑州旅日記さんが来られました。面白そうなので覗いてみました。(場所はこちらへ)
▲ バッテリーで走る電気自動車、価格は脅威の16,800元(約21万円)です。これは安~い! サンルーフと扇風機が付けられた車両は、19,800元(約25万円)です。充電時間は8時間、満充電走行可能距離は120キロ、最高速度40km/h。市内走行なら十分な性能です。これなら衝動買いできますね。買って帰りたかったです。日本に輸入できないでしょうかね? この他バッテリーを2倍装着して走行240キロ、50km/h対応車もありました。(以上は、郑州旅日記さんが通訳してくださりました。)
取りあえず食堂を探して昼食後、郑州鉄道日記さんを連れて車庫に戻りますと古株らしきおじさんがおられましたので私の語学力では聞けなかったことを質問しました。
【河南省建材廠専用線のあらまし】
① 創業;1970年にレンガ橋が完成、運行は1972年の6月か7月に始まった。
② 路線距離;約7キロ(実際歩いた感覚では約8キロ)
③ 蒸気機関車保有台数;現在C2型機関車2両、かつては3両が在籍した。207号機は1882年8月30日に新車で哈尔滨よりきた。後の2台は、同じく1882年に貴州省林通砿務局から中古を購入された。この2台は、1984年に哈尔滨林業機械厂で大修理後に運行したが、1台は既に老朽化で廃車解体された。
④ トロッコの積載量は2.5㎥(約3.5トン)、空重量は不明。26両編成で運行されている。
⑤ 雨が降ったり、雨後でもぬかるんでいる場合は運行されない。運行時間は、通常8:00~17:00。
おじさんは、ここは日本人がよく来る。写真集を出された日本人がいると、中国、台湾、韓国の蒸気機関車撮影では、先駆者として有名なお一人である「藏重信隆」氏の名詞を見せてくださりました。
▲ 机の引き出しを開けてC2型蒸気機関車の説明書も見せてくださいました。これによると、C2型はポーランド製のコピー機のようです。左下はかつて使用されていた車掌車。
▲ これこれ、これです。撮りたかった新幹線とC2型とのツーショット。 2010年12月30日の鄭州夕刊紙の一面です。
おじさんに明日は走るのかと聞きましたら、晴れればとのお返事です。明日はお昼に郑州を離れてウイグル自治区東方の蒸気撮影へと向かいます。「河南省建材廠」撮影の最終日です。午前中しか撮影機会はありません。
昨日に続いておとなしくホテルに帰り早い夕食です。今日は、鄭州鉄道日記さんのおかげでまともにおかずを注文できます。撮影はオケラでしたが、4人で鉄道談義に盛り上がりました。 Part6 へ続く
この日の日記は、鄭州鉄道日記さんのプログでもご覧いただけます。こちらへ