青い瞬間(とき) -Blue Momentを追いかけて-10-

最近、Blue Momentを求めて、足繁く(と言っても年に2、3回)通っているのが、阪堺電軌です。通い始めてからは、ずいぶんが経ちました。最初のころは、故・沖中さんに教えられて、初詣の大輸送を記録するため、正月二日目の住吉詣でが恒例になったり、典型的な大阪の下町商店街と交差する北天下茶屋へもよく通いました。最近は、上町線、阪堺線の乗客の差が大きくなり、日中20数分ヘッドの阪堺線より、6分ヘッドの上町線のほうが、明らかにBlue Momentの遭遇率が高く、夕方から出かけることが多くなりました。最近のお気に入りは「北畠」付近、両側に低い家並みが続き、道路の真ん中を電車が走る。かつての“市電”そのものの情景のなかで、夕暮れを迎えた。


 

まだ現在も、“日本一”にとどまっている、あべのハルカスに灯が入る頃、夕闇に包まれた、あべの筋から「松虫」に入って行く。

北畠~姫松~帝塚山三丁目~帝塚山四丁目の路面区間は、昔の熊野街道で、懐かしい安全地帯もあって、乗降客もそこそこあって、スナップ写真にも事欠かない。

 

 

「北畠」の近くには、当会出身者もいる、著名な高等学校があって、夕暮れ時には、思わぬ女子高生ラッシュも見られる。

この区間の道路は、ほかの地域へは通り抜けができない構造になっていて、意外にクルマの量が少なく、ヒト中心の写真が撮れるのも嬉しい。「姫松」では南港通と交差、電車はしばらく停車するから、ゆっくり狙える。中央の古風な待合所も見もの。

少し南へ行って、南海高野線と接続する「神ノ木」、夕陽から夜景まで狙っているが、なかなか青い空には恵まれない。

 

 

終点の「浜寺駅前」、折り返しは、数分間の停車があるから、ここでは三脚を据えて、長時間露光で、並行する府道204号のクルマの光跡とともに狙ってみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 青い瞬間(とき) -Blue Momentを追いかけて-10-」への4件のフィードバック

  1. 阪堺線の写真を見ていて、元気であればすぐに出かけて行ってトライするのにと残念です。大坂まで出掛ける体力はまだまだ付いていません。
    それならばと、以前のデータを捜しているととてもBlue Momentといえる代物ではありませんが天王寺駅前界隈の夜景がありました。駅前工事中で多少雑然としていますがクリスマス前の風景です(2017.12.22)。

    • wakuhiroさま
      体力がまだ回復されていないなか、たくさんのコメン、ありがとうございます。天王寺駅前界隈、私もよく行きました。二階のデッキからイルミネーションがキレイに見下ろせますね。柵が張り巡らされていて、身体を乗り出して、写しました。Blue Momentの時は、周囲の明るさに、カメラが惑わされて、なかなか青い空には写ってくれませんでした。

  2. 阪堺電車なら、「わて」もあるでえ、と思い、ブルーモーメントを探してみました。暗闇鉄は多くありますが、何枚か候補が出てきましたので、「あったどー」と載せます。これはHDD事故で破損したものを復旧したもので、写真の番号もファイル情報も紐づけできないので日時が分かりません。松虫に入る踏切(というのかな)から天王寺行を写したのかなと思いますが、違うかな。ブルーは出ていると思いますが、今一つかも。
    帰れる時があったら、Wakuhiroさん一緒に行こうぜ。

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