青い瞬間(とき) -Blue Momentを追いかけて -8-

近郊私鉄のBlue Moment、つぎは京阪。狙い目は、天満橋の東、大川(旧淀川)と寝屋川の合流地点で、土佐堀通を越える人道橋「大坂橋」からの光景です。この場所も、明るいうちから何度も行ったところです。中之島線の開業後、眼の前に見える、乗越橋を行く電車が飛躍的に増えて、以前より、写しやすくなりました。大坂橋から見ると、川の向こうが、梅田方面になり、夕方ともなると、ビルの照明、天満橋もライトアップされて、美しい都市景観となる。手前に大柄な架線柱があるから、ビル影のなかに取り込んで、空に突き出ないような工夫が必要。電車を大きく見せるなら、淀屋橋行き限定になる。

土佐堀通に下りてみると、眼前に複々線の4本の橋梁が見える。とくに京橋方面に向かう電車が乗り越し橋を行くところを、仰角気味に、空で抜いてシルエットで撮れる。上下の電車の顔合わせを狙って見る。天満橋駅の時刻表で見ると、そのチャンスは多そうだが、顔が揃うのは、なかなか難しい。結局、この場所、Blue Momentになってしまうと、電車は背後の川に溶け込んでしまって、ほかの鉄橋のようにシルエットで抜けないのが、苦しいところだ。むしろ、このように、もう少し早い、夕景の時間帯のほうが、有効な気がする。

 

“非鉄”テーマになってしまうが、大坂橋から見るBlue Momentなら、断然、OBPの光景だ。なかでも、ハーフミラーを使ったクリスタルタワーには、まだ残照が当たって、ビル全体が輝く。20年ぐらい前、大阪市の夜景写真コンテストに応募して入賞したこともある。月夜の大阪城天守閣も美しい。

 

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