青い瞬間(とき) -Blue Momentを追いかけて -2-

夏の終わりから一転して、冬の北海道へ飛びます。Blue Momentのもとで列車を撮る場合は、当然のことながら、限られた時間帯に列車が来ることが絶対条件で、事前の調査が不可欠です。この年の北海道行きは、Blue Momentの面白さに目覚めた時でした。昼間の撮影は適当にして、この時間帯に集中することにしました。第一日目、昼に千歳に着いて、足が向いたのは宗谷本線でした。旭川発名寄行き329Dが、その時間帯を走り抜くことが時刻表から読み取れ、日没時刻から計算して、最適の駅を塩狩としました。15時前の列車で塩狩に到着、実に50年ぶりの塩狩下車だ。名物のラッセルが停車していて、待ち時間を有効に使うことができた。次第に周囲が暗くなって、雪のなかのBlue Momentを迎えた(以下、2018年1月)。

われわれの時代、何かと話題の多かった塩狩ユースは無くなったものの、代替わりして、新しいユースが営業していて、これが駅前の唯一の有人施設だった。それ以外に、人影は全くなく、構内は森閑としている。雪の相乗効果か、青の色合いが違うように見える。

 

17:28、ターゲットの329Dが到着、「単行が駅舎の前に停車して、駅舎の照明も入れて‥」と目論んでいたのに、意外にもキハ40の2連で到着、後部から写すと、駅舎の灯が雪で隠れてしまい、すっかりアテが外れてしまったが、青一色のなかで、その一瞬をとらえた。

(デジカメ記録の撮影時刻17:30、当該地同日の日没時刻17:13)

その翌日も、稚内から各停に乗って、宗谷本線を南下し、Blue Momentの対象となる名寄発旭川行き326Dの撮影可能な駅を車内から当たる。時間帯から風連か、和寒しかないと判断したが、風連はパス、和寒で下車することにした。ここは初めて下車したが、交換可能駅で、乗降もそこそこあって、駅前にクルマも停車、駅前にも、人家が続いていた。

 

 

 

 

跨線橋で待っていると、キハ40単行の326Dが近づいて来た。

 

 

 

 

ホームに326Dが到着した。所定時刻だと、日没前の到着で、Blue Momenぱ苦しいかと思っていたら、この日、列車は13分遅れで到着、ちょうど適切な雰囲気になった。背後のスキー場の灯もアクセントになった。

(デジカメ記録の撮影時刻17:11、当該地同日の日没時刻17:13)、

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